Smash / スマッシュ
Smash

Creator: Theresa Rebeck

http://www.nbc.com/smash/





Feb. 5, 2013
第1話 ブロードウェイへ On Broadway

脚本/Joshua Safran 監督/Michael Morris
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演出はデレク、作詞はジュリア、作曲はトム、そしてプロデ
ュースはアイリーンの元で、「ボムシェル」は一応の形が出来
て、ボストンでのプレビュー公演を行う。素人だけで行うと
していたが、やはりマスコミや観客受けするネームバリュー
の有る映画俳優のレベッカ・デュバルなどを起用するも、
降板し、主役の交代劇など様々なことが起こるが、マリリン
役にはデレクの一声でカレンにやってもらうという。カレン
は恋人をアイビーに寝取られた事を知って傷心の中舞台には
立てないとするが、寧ろ私生活での痛みを知るほどに表現力は磨か
れるのだとして、自分を信じるよう説得され、大盛況の中、ボストン

の最終日を終え、それぞれの家に戻る。

カレンは新居を探して友人のアナの家に泊めてもらうことに。
デーヴからは逢いたいとするメッセージが送られてくるも、
カレンは手紙を読まずして捨ててしまう。アイビーもまたドラッ
グでバカをしたと後悔してクスリを捨てる。

一度家に帰り再び、練習場に集まる面々。
カレンとアイビーは同じエレーベーターで顔を合わせるが、
カレンはアイビーに対して次のエレベーターに乗ってと告げ
彼女に遠慮願う。
デレクから最後の締めの言葉がかけられる。
公演は大成功だったこと。アイリーンは既にこのプロジェクトは
次に向かって進んでいる事を告げ、ブロードウェイでの本格的
な公演・上演を取り付けるつもりだという。次の経験をどう
活かすのかが問題だという。個人的にはこのカンパニー全員で
ブロードウェイでもやりたい事を告げるが、内容に変更によって
はやむを得ず加われないこともある事を語る。ジュリアはあくまで
もしもの話だと語る。

カレンはアイリーンたちと会話しているのを見て、ボビーや
アイビーたちは、既にカレンは重要なスタッフの側に立っている
事を告げる。アイリーンはカレンに対して週末のパーティー
で、マスコミを招待して「ボムシェル」をPRしたいのでその場
で一曲歌って欲しいと頼む。誰か三人コーラスを決めて欲しい
と言われるとアイリーンはジェシカベス、そしてジョイを選ぶ。

アイリーン、ジェシカ、トム、デレクなど重役スタッフたちは
今回の件で報告会をする。マイケルは次の公演の契約はしない
と言ってきていること。新しい役者を探す時間は十分にあるので
問題は無いだろうとのこと。レビュー誌の論評を見よう
というが、ジュリアは猛反対する。一人批判なんて気にする事
はないとし、客席の反応を見れば何処を修正すべきかは一目瞭然
だったと語る。アイーンは今夜、ジョーダン・ロスに逢うので
プロードウェイで最高の劇場を確保するという。セント・ジェー
ムズでの公演だとすると、「オクラホマ!」の初公演、
「王様と私」「プロデューサーズ」など、あの劇場での公演は
みんな大ヒットに繋がっているとして興奮するデレクとジュリア。
しかしデレクはもしも劇場が決まらなかったらどうするのか?
と問い、オレは別の演出でも誘われている事を告げる。しかし
アイリーンはそんな心配よりも主役のことを心配してと言われる。
デレクはカレンは素晴らしい素質が有る事を告げ、レビューでも
ハマリ役だと絶賛されたと語る。

アナの部屋でルームシェアさせてもらえることになったカレン。
今夜デレクにヴェロニカ・ムーア(通称"ロニー")のミュージカル
「ビューティフル」に連れて行ってもらうことをアナに語る。
トニー賞に二度も授賞しているロニーの公演にカレンも期待
していた。「ビューティフル」の舞台は50年代が背景で母親が
支配的な内容だという。

サムとアイビーは「ボムシェル」のブロードウェイ公演に
関して、早くも他の子たちには契約の話が付いているのに
自分たちにはまだ来ていない事を語る。サムは頑張った上で
下ろされない方法を見つけるしかないとし、それは君の魅力
を再認識させることだとアドバイスされる。
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「ボムシェル」のボストン公演は見事成功。マスコミもその
成功を賞賛することで、いよいよ本格的にブロードウェイで
の上演に向けたプロジェクトを進めていく。しかし順調かに
思われた流れも、権力者によって妨害され、更にはスタッフ
たちの私生活に於いても懸念していた問題が少しずつ露わに
なっていく。

カレンはこれだけスポットが当たったので、例え「ボムシェ
ル」の企画がポシャッても上手くいきそうな感じはするんだ
けどね。特に今回トニー賞を二度も受賞しているロニーと
マスコミの前でコラボしたことで、相当アピールも出来た
ハズ。

逆に失速しているのは役者よりも制作陣か。
ジュリアは関係修復が上手く行きかけたかと思ったけど、
フランクとの溝はやはり埋まることが無く、何かをきっかけ
としてこうなる事は明らかだった。ジュリアの努力を考える
とフランクもちょっとしつこい印象も有るけど、ジュリアが
家族以上にスタッフたちと関係を蜜にしていて、家族だと発言
したり、浮気していた事実をみんなに話していたとなると
フランクとしても心中穏やかではないというところだろうね。

デレクに関しても、フランクが語っている様に、マリリンの
コスプレをした人とは誰とでも寝ると語っているように、
下半身が緩すぎる。男女の事なので、本人同士合意している
りであれば・・って事ではあるけど、見ていてあんまり良い
気分はしない。特にアイビーの前でカレンに熱をあげている
姿を見せると、幾ら悪者アイビーでもちょっと可愛そうな
感じがした。
カレンとアイビーはもう修復は無理かなと思ったけど、
アイビーの主張はカレンに届いたようで、それもカレンが
成功を収めつつある存在であるという一面が何よりも
許せるだけ余裕があるのだろうね。
デレクも一度、落ちるところまで落ちれば良いと思うが
結局彼って裏方だからね。

トムとサムは、サムが別の公演に出演していきそう。
トムもまた最後になってスティーブン・シュワルツから
仕事に誘われていた。ジュリアが批評家からも滅多打ち
にされている間に、トムは仕事に於いては少なくとも
順調になりそう。

そして何よりも外せないのはアイリーンを妨害するジェリー
のことか。残念ながらアイリーンを出資していたニック
には調査が入ってしまうようだし、劇場に関しても
ジェリーの息のかかった街では、とてもやっていられない
と言うことで、「ボムシェル」自体は余程良いスポンサーが
現れない限り上演は難しそう。ただこれだけマスコミに
取り上げられたら出資者が名乗り出て燃やさそうだね。

取りあえず憎たらしいアシスタントのエリスが居ないだけでも
良かった。

シーズン2を率いていくのか、アナ、ジミー、カイルになりそう
だ。ロニー演じたJennifer Hudsonが出演するのは
今回を除いて、以下の2話だけのようだ。
Season 2, Episode 3
Season 2, Episode 4


■使用された曲

・Broadway Here I Come! (featuring Jeremy Jordan)
・Cut, Print... Moving On (featuring Katherine McPhee)
・On Broadway (featuring Katherine McPhee and Jennifer Hudson)
・Let Me Be Your Star (featuring Kathering McPhee & Megan Hilty)
・Mama Makes Three (featuring Jennifer Hudson)
・Don't Dream It's Over

ジュリア・ヒューストン (Debra Messing) 作詞家
デレク・ウィリス (Jack Davenport) 女たらしで有名な演出家
カレン・カートライト (Katharine McPhee) ウェイトレス、女優
トム・レヴィット (Christian Borle) 作曲家、ゲイ、デレク嫌い
アイヴィー・リン (Megan Hilty) 女優を目指す
アイリーン・ランド (Anjelica Huston) プロデューサー
サム・スティックランド (Leslie Odom Jr.)
フランク・ヒューストン (Brian d'Arcy James) ジュリアの夫
エリス・ボイド (Jaime Cepero) トムのアシスタント
レオ・ヒューストン (Emory Cohen) 息子

ジェリー・ランド (Michael Cristofer) アイリーンの夫
ジョシュ (Joshua Bergasse) デレクのスタッフ
デーブ (Tim Wright) ダンサーの振り付け師
サム・ストリックランド (Leslie Odom Jr.) アイビーの旧友
ジョシュ (Joshua Bergasse) スタッフの一人
リンダ (Ann Harada) スタッフの一人
スー (Jenny Laroche) ダンサー、アイビーの友達
デニス (Phillip Spaeth) ダンサー、アイビーの友達
ボビー (Wesley Taylor) ダンサー、アイビーの友達
ジェシカ (Savannah Wise) ダンサー、アイビーの友達
スコット (Scott Burkhardt) メガネのスタッフ、アイリーン秘書
シンシア (Condola Rashad) "シン"、エリスの彼女
ニック・フェルダー (Thorsten Kaye) バーテンダー、7ドルでマティーニ

ジミー・コリンズ (Jeremy Jordan) バーの店員、歌、ピアノ、生意気
アナ・バーガス (Krysta Rodriguez) カレンのルームメイト
カイル・ビショップ (Andy Mientus) バーの店員、ジミーと歌う
ヴェロニカ・ムーア (Jennifer Hudson) "ロニー"、ミュージカル主役
本人出演 (Michael Riedel) マスコミ、デレクをこき下ろす
本人出演 (Jordan Roth) 劇場の支配人
リズ (Ching Valdes-Aran)
--- (Michelle Peters) School Superintendent
--- (Jolly Abraham) Casting Director
--- (Brenda Braxton) Beautiful Mother
--- (Patrick Daniel Smith) Bartender
--- (Emily Bradshaw) Theatergoer
--- (Lalaine Fabi) Hipster
--- (Lisa Toth) Glamorous Gala Benefit Guest

ダンサー
(Alexandra Hulme)(Tiffany Howard)(Daniel Watts)
(Daniel Curry)(Grasan Kingsberry)(Leroy Church)
(Jay Staten)(James A. Pierce III)(Voltaire Wade-Green)
(Amaker Smith)(Rickey Tripp)(Adechike Torbert)
(Darius Barnes)(C.J. Tyson)(Jamal Story)
(Preston Dugger)(Ioana Alfonso)(Lauren Lim Jackson)
(J. Manuel Santos)(Samantha Zack)(Reed Kelly)
(Ephraim Sykes)(Jenny Laroche)(Tanairi Vasquez)
(Angelina Mullins)(Keith Kuhl)(Sasha Hutchings)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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