Smash / スマッシュ
Smash シーズン2

Creator: Theresa Rebeck

http://www.nbc.com/smash/





19 Jan. 2014
第13話 別れの決断 The Producers

脚本/Becky Mode 監督/Tricia Brock
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テレビ番組のホストをしているキャシーはこの日、年に一度の
ブロードウェイで行われている活動をテレビカメラの前で体験
レポートする。ブロードウェイではミュージカルを学ぶ子ども
たちをアメリカ中から招待し、ミュージカルを鑑賞させ、そし
てプロのダンサーからレッスン指導を受けられるのだという。
その役目を今回アイビーが指導係として行う事になっていた。
その為キャシーは自らもマリリンのコスプレ姿でやってくる。
「20世紀フォックスマンボー」の下りを練習することになって
いた。
キャシーはアイビーにインタビューする。
週末には4公演行い、ロスに行ってレノ番組「トゥナイトショ
ー」に出演し、今朝は私たちの相手をしているなんて疲れて
いるのではないかとするが、アイビーは充実しているので大丈夫
だと語る。
早速アイビーは子どもたちの前で、「ボムシェル」のナンバー
の一つ「20世紀フォックスマンボー」をみんなの前で披露する。

全ては「ボムシェル」の宣伝の為にアイリーンとアグネス
なるべく多くマスコミの前で顔を出させる為の作戦だった。
アイリーンはトムに対してジュリアが来ていない事を指摘し、
こういうイベントをジュリアが逃すはずはないのではないかと
するが、トムは携帯にメッセージを吹き込んで置いたのだという。
二人は共同生活していたのではないかという問いかけに、
部屋が見つかったのでジュリアが出て行った事を語る。
あなたたちは次の企画である「ギャッツビー」の相談をしている
のでしょと問い、スコットが今週役員会で発表していたことを
聞かされるトム。

一方「ヒットリスト」ではニューヨークマガジン誌の表紙として
取り上げられることになり、主演者たちの撮影会が行われていた。
カメラマンのパトリックは主役のジミーが来ていない事を指摘。
マリッサとカイルは夕べは衣装を着たまま帰ってこなかった
事を告げ、ルディンが朝から二度も連絡したが通じないのだという。

デレクとスコットは、「ヒットリスト」をブロードウェイで
なんとしてでも上演させようとして、今夜の公開には各プロデュ
ーサー陣も招待した事を告げる。ダリル、デビッド、ケビン
など・・今夜のお披露目会で成功すればブロードウェイ界に
風穴が開けられると語る。
しかし依然としてジミーが来ない事を知ったデレクは、
また「理由無き反抗」なのかと皮肉る。態度を改めないと彼は
役を降ろすと告げると、カイルはなんとしてでも連れてくる事
を語る。しかしカイル自身も夕べからジミーが帰宅していない
事を語る。

アグネスとアイリーンはアイビーに対して、メイシーズのバーゲン
会場でアイビーのサイン会を行う事を告げる。アイビーは
帰って「ガールズ」をみたいとするが、トークイベントもある事
を告げる。
アイリーンはアグネスに対して、マリサ・トメイが舞台練習中
に足を折った事を告げ、これで「月の輝く夜」の今シーズンの
ブロードウェイ化はないだろうという。「模倣の人生」は論外
だし、「ザ・ロイド=ウェバー」は閉幕することを告げ、
「ボムシェル」が6月まで公演が続けばトニー賞も夢じゃない
語る。しかしアグネスはそうでもない事を告げ、初日以降、
チケットの販売率が落ちており、当日券も完売した日がない
事を語る。

ジュリアの元にトムがやってくると、「ギャッツビー」の件で
話をする。手直しせずストレートプレイで行う事を告げるジュリア。
10年暖めてきた企画だから楽しみだというトムだが、ジュリア
は私はその企画を貴方に渡したけど貴方が拒絶した事を告げ、
この企画はスコットたちと動いている事を語る。しかしトムは
権利の半分は自分にあると語る。

ジミーは3時間遅れて稽古場に到着。女性を多数引き連れそして
酔っぱらっていた。

ジュリアはスコットの元にいく。
スコットは「華麗なるギャッツビー」に於けるジュリアのアレンジ
したシナリオは独自の世界館であり、君の本で暫くギャッツビー
をみんなが公開することになるだろうと語る。しかしジュリアは
この企画を断りに来た事を告げ、トムはこの脚本の権利を放棄する
気が無いのだと語る。二度と約束を破らないと言ったのに
本当に申し訳ないと謝罪する。しかしスコットはトムが約束を
断ったのだとし、演出の仕事がポシャッて焦っているだけだろう
と語る。スコットはジュリアに俺とやると約束しただろうと
告げ、「ヒットリスト」も来期の予算から予備費を回している為
にブロードウェイ行きが決まらねば、「ギャッツビー」を当てる
以外に方法はないのだと語る。この演劇が命綱であると・・・
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    ■「ボムシェル」の流れ

初日公演では大成功を収めて順風満帆に見えた。
冒頭からアイビーが色んなマスコミに顔を出してボムシェル
の事を宣伝・取り上げられていたので、完全に時の人になった
のかとさえ思う程だった。しかしアグネスによると、チケット
の販売は初日以外は低迷していて、なんとかアイビーをマスコミ
の前に露出させて、ボムシェルの興行に結びつけ、そして
最終的にはトニー賞を受賞させようとするところが有る
様子。ただ今からこんな調子だと正直、どんな手を使っても
ロングランヒットは望めない気がするね。

しかしアイリーンは「ボムシェル」の為に「ヒット・リスト」
つぶしにかかっている様で新たな戦いの火ぶたとなってしまう
のだろうか?

■「ヒット・リスト」の流れ

カレンがジミーの態度にしびれを来して結局別れを告げた
ことで、ジミーとしては全てをさらけ出した途端に別れた
ことを非難していた。その後のジミーの態度は幼稚そのもの。
また元のジミーに戻っていくとばかりに、仕事でもボロが
出始め、今まで支えてくれたカイルとの関係も相当煮詰まって
しまった感じだ。
ヒットリストの公演に於いてブロードミュージカル界の関係
者を招待して何とかプロデューサーの興味を引きつけ、
一気にブロードウェイに期待したけど、残念ながら不発に
終わる。この流れはジミーが舞台上で冒したミスなのか、
それともアグネスがプロデューサたちの前で、色々と吹聴
して回ったことが問題なのか、その辺がイマイチよく分から
ないところだけど、残念ながら現状維持なのかな。

公演中の歌はまさに今のジミーとカレンの事を指していて
色々と示唆するところが大きかったな。


●問題点

ジュリアとトムは決別するのか

確かにこれまでジュリアの事をトムが支えてバランサー的
役割を果たしてきたけど、トムが演出家としての活動を
始めて以降二人の歯車は変わってしまった感じだね。
トークショーの場で、互いの不協和音をぶつけ合う辺りの流れ
がとても笑えるものが有ったかも。
どっちの主張が正しいのかは分からないけど、意外と仲の
良い間からでもこういう所から決別してしまうという辺りは
リアルなすれ違いの構図だったように思う。

ジミーとカイルは決別するのか

ジミーが本番前にかかわらずカレンと別れたことでまた自分
勝手な行動を取り始める。仕事には平気で遅刻。
チケットが完売したのでもう関係無いとでも思ってるのだろ
うか?
サムが代役としてジミーが演じるジェシー役の代役のオーディ
ションを行っていた。
ジミーが首だと分かると、降られた腹いせとばかりに、
打ち上げのパーティーで信頼してくれたものたちを傷つける
発言をして、実質的に別れを告げた。
カレンは色仕掛けで演出家から仕事をとっただの、カイルは
トムと寝たとして付き合っているブレイクの前で暴露して
いくところなど凄い醜い状況になってしまったね。

デレクの浮気

アイビーはデレクがカレンに降られたからすり寄ってきたの
だとして、彼からの連絡には殆ど忙しさを理由に電話にも
出ない状況。しかしそんなデレクに対してカレンがまた
寂しさを埋めるためなのかすり寄る姿が有った。
デレクってなんでこんなにモテるんだろうね。


■その他


■使用された曲

・Megan HiltyのThe 20th Century Fox Mambo
・Katharine McPhee and Jeremy JordanのDon't Let Me Know
・Jeremy Jordan, Katharine McPhee and Krysta RodriguezのThe Goodbye
Song
・Katharine McPheeのBroadway, Here I Come!
・Andy MientusのThe Last Goodbye
・Jeremy JordanのRewrite This Story



ジュリア・ヒューストン (Debra Messing) 作詞家
デレク・ウィリス (Jack Davenport) 女たらしで有名な演出家
カレン・カートライト (Katharine McPhee) ウェイトレス、女優
トム・レヴィット (Christian Borle) 作曲家、ゲイ、デレク嫌い
アイヴィー・リン (Megan Hilty) 女優を目指す
アイリーン・ランド (Anjelica Huston) プロデューサー
レオ・ヒューストン (Emory Cohen) 息子

リンダ (Ann Harada) スタッフの一人
ボビー (Wesley Taylor) ダンサー、アイビーの友達
ジェシカ (Savannah Wise) ダンサー、アイビーの友達

ジミー・コリンズ (Jeremy Jordan) バーの店員、歌、ピアノ、生意気
アナ・バーガス (Krysta Rodriguez) カレンのルームメイト
カイル・ビショップ (Andy Mientus) バーの店員、ジミーと歌う
リズ (Ching Valdes-Aran) アイリーンの秘書

スコット・ニコルズ (Jesse L. Martin) マンハッタンシアターワークショ
ップ芸術監督
リチャード・フランシス (Jamey Sheridan) タイムズ誌ライター
ブレイク (Daniel Abeles) 照明・カイルの彼氏
リー・コンロイ (Bernadette Peters) アイビーの母、女優

本人出演 (Kathie Lee Gifford) テレビレポーター
アダム (David Call) 麻薬の売人、ジミーの旧友
アグネス (Daphne Rubin-Vega) ボムシェルの広報員
Mr.ビショップ (Anthony Arkin) カイルの父
マリー・ビショップ (Carolee Carmello) カイルの母
マリッサ (Montego Glover) ヒットリストのスタッフ
レクシー (Phillipa Soo)
--- (Tim Wright) Today Show AD
パトリック (Frank De Julio) ニューヨークマガジンのカメラマン
ゲイブ (Mo Brady)
--- (Scarlett Benchley) Hot Girl
--- (Hot Girl) Cute Guy
--- (Jason Ralph) Fan
本人出演 (Kevin McCollum) プロデューサー
本人出演 (Daryl Roth) プロデューサー
エド (Manuel Herrera)
--- (Charlie Moss) Gentleman
--- (Stefano Villabona) Young Hip Drinker
--- (Anna Sunnergren) Bombshell Fan

ダンサー
(Tracy Ann Lundman)(Karla Garcia)(Jessica Walker)(Skye Mattox)
(Craig Henningsen)(Derek Ferguson)
(Marcus Bellamy)(Maxwell Cabral)(Skylla Diaz)
(Dollar Tan)(Joe Aaron Reid)
(Christopher Vo)(Samantha Zack)(Alexandra Hulme)
(Reed Kelly)(Jenny Laroche)(Brianna McLenan)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)


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