SUITS/スーツ
SUITS

2主題歌: Ima RobotのGreenback Boogie





Jun. 30, 2011
第2話 プロボノ Pilot

監督/John Scott 脚本/Sean Jablonski
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弁護士事務所の経営者のジェシカはハービーはニューヨーク1
のクローザー(弁護士・トラブル解決人)だとするが、ハービー
がふざけた態度ばかりを取っていることを気にして、プロボノ
案件を担当させる。
一方マイクはシュレーダー医師から祖母を施設に入れる為には
2万5千ドルが必要だと言われ、親友のトレバーがしているマリ
ファナの運び役をして危うくFBI捜査官に逮捕されそうになる。
たまたま逃げ込んだところは、ハービーがアソシエイトの弁護士
を面接していた会場で、マイクには記憶力が優れているという
ことから面白い人材だと感じてとりあえず仮採用することになる

マイクは初仕事を行う事になる。
元々はジェシカがハービーに対して行うよう命令したプロボノ
の仕事だったが完全にマイクに丸投げした格好だった。
ナンシーという女性がデブリン・マクレガー社の社長・ハント
から2年前に愛人になれば悪い様にしないと言われ、それを断り
人事部に知らせた所、2ヶ月後に首になったというものだった。

マイクはナンシーから話を聞いてきたことをハービーに報告する。
ハービーはクライアントに感情移入は必要ないとしてマイクに
弁護で一番大切なことは勝つことだと告げる。相手方に資料の
提出を求めた事を告げるが、ハービーはそんな資料は相手に
とって都合の良い資料しか送らないに決まっているだろう
と告げる。弁護士は医者と同じで痛いという所まで押して始めて
患部が分かるものだと語る。そもそも社内の調査資料など無駄
であり、社長を悪く言う証言をする筈がないのだと語る。
マイクはどうしたら良いのかと問うと、ハービーはよく考えて
行動するよう告げ、セクハラの被害者と言えば一人ではない
はずだろう事を告げる。現役の社員が証言しないのであれば
退職した女性全員の記録を提出させるのだと語る。ハービーは
まずは原告人から委任契約書にサインさせるよう告げる。

マイクはどう進めて良いのか分からず、ドナに開示請求の書き方
から学ぶ。マイクに対してハービーはとりあえずスーツを買って
くるよう告げ、ルネのところで俺の名前を出せば仕立ててくれる
のだという。法律の世界では着ているもので値踏みされるのだと
いう。マイクは必要ないとするが、俺が恥じをかくことになるの
だという。

マイクは6時半になり帰宅しようとするが、ドナからは新米の
アソシエイトが9時前に帰れば一ヶ月もせずに首にされるのが
オチだと言われる。

そんな中ルイス・リッドが呼んでいるとしてレイチェルはマイク
に知らせに来る。
ルイスのオフィスを尋ねるマイク。
するとそこにマイク以外にもゲイリー・リプスキーがやって
くる。ルイスはマイクにゲイリーは昨年入社した期待の星で
ある事を告げると、書類の作成は終わったのかとゲイリーに
尋ねる。しかしまだ終わっていない事を告げると、ルイスは
あっさりとゲイリーを解雇してしまう。ルイスはマイクにこの
事務所は新人にも高給を払い能力次第でチャンスも与えられる
が、変わりに必ず結果を求められるのだとして、そのことは
決して忘れるなと語る。

ハービーを見たジェシカは小言を言おうとするが、ハービーは
ジェシカをベタ褒めして言葉をつぐませる。

マイクは帰宅するとトレバーが部屋で寛いで居るのを見る。
マイクは彼に対して俺のことをハメただろうと告げると、
トレバーは元々危険な仕事である事をお前も理解していた
筈だと語る。俺自身も銃を突きつけられてヤバイ状況だったのだ
と語ると、俺が知った時には既に遅かったのだという。
借りは必ず返すというが、お前との関係はこれまでだとして、
鍵を返して部屋を出て行けと追い出す。お前無しでは退屈で
死にそうだというトレバーに対して、それならば死ねば良いと
突き放し絶交宣言をする。

翌朝、ハービーは出社。ドナはハービーが要求するもの全てを
用意しているのを知って結婚したいことを語ると、貴方は既に
7年も結婚しているのでしょと語る。
マイクはハービーの元にいくと、相手の会社側が退社した社員
のリストの提出を拒んでいる事を語る。ハービーは拒んでいる
という事は隠したいことの現れだとして、弁護とはチェスの
ように相手との駆け引きを楽しむ物だという。

マイクはレイチェルに対して開示請求の件で手伝って欲しいと
頼みにいく。明日が審問だという。何故私に頼むのかと問われる
とマイクは嘘をついて君が一番優秀だと聞いたのだと語る。
レイチェルは良い気分になり自分はリサーチでは一番優秀だと
すると、マイクは口から出任せで言ったと思わず本当の事を
話してしまう。しかし依頼人はとても気の毒な人なのだと語る。
レイチェルは問題はプライバシーとハラスメントの問題で、
使えそうな過去の案件を探そうと告げる。

ハービーはバネッサと逢う。ハービーは彼女のことをキレイだ
と褒めるが、私が貴方と会うのは金の為だとして、貴方とは
決して寝ない事を語る。自分の事しか考えない男はゴメンだと
語る。バネッサからドッカリー浮気調査に関する資料を金と
引き替えに受け取る

マイクはレイチェルと仕事をする中雑談をする。
レイチェルはどうしても司法試験に受からない事を告げ、彼に
悩みを吐露する。そんな中ハービーがやってくると、ちゃんと
仕事をしろと言われる。会社側の調査に問題点はないとレイチ
ェルは告げる中、寧ろこっちが強要しているように見えるという。
問題点のない相手に強要しているという事を聞くと何かに
糸口に気が付く。

ハービーにマイクは資料を手渡すと、ハービーは法廷の審問に
マイクを連れて行くと語る。
法廷ではデヴリンマクレガー社の社長・ハントと代理人のデニス
とハービーの間でやりとりが行われる。
原告の訴えに対してデニスは原告の言葉以外に、セクハラをした
とする証拠は何もないとして訴えを退ける。ハービーは寧ろ被告が
証拠を隠しているからだと告げ、人事記録の中にその証拠が
入っている事を語る。デニスはプライバシーの観点から人事
記録は開示出来ないとするが、ハービーはハラスメントの調査は
調査をした人も事情を聞かれた社員も全て社長に雇われた人物
たちである事を告げ、中立公平な調査ではない事を訴える。
すると判事も納得して、被告に人事記録の提出を求める。
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いよいよハービーのアシスタントとして始動し始めたマイク。
今までの詐欺のような人生から何とか転身して得意の能力を
使った記憶力で弁護士としての道を歩んでいこうとする。
果たしてマイクは初めて担当する案件に上手く対峙していく
事が出来るのか。

ドラマを見ると思ったよりもマイクの能力による爽快感という
のが削げてしまった感じもするけど、右も左も分からない
弁護士の仕事に関して、いきなり活躍されても困るので
これくらいのことがちょうど良いのかな。

マイクの立場がよく分からないけど、彼は一応弁護士・司法
試験で合格している立場の人間であること。弁護士事務所の
方針としてはハーバード大学以外の司法生を雇う気がない
ことという事が背景にあるので常にごまかしていかねばならない
とする縛りがあるのかな。

ハービー自身も今回ジェシカから大学から始まって
法曹界への道筋を立ててもらった様だけど、ハービーとマイク
は両親がおらず不遇な人生を送ってきたということなのか。

初回にしては一番軽い感じの案件であるセクハラ訴訟を
担当した。上述したけど、まだまだマイクは記憶力こそ優れて
いるけど、それを利用する手立てを理解していない。
この辺はハービーが操縦していくことで上手い事マイクの
能力を法律に活かして行けそうなので数をこなしていくという
ことが大切なのかも知れない。

ハービーと対立するルイスは常に足を引っ張ろうとしている
感じだし、それを交わしつつ如何にマイクを成長させるのか
に繋がっているのだろう。

ドラマとしてはクライアントに感情移入することの是非が
問われた。マイクとしてはまだまだ弁護士としての気むずかしい
一面に直面しておらず純粋そのものという感じなのだろう
けど、今後不正を知りつつもクライアントの為には勝たねば
ならないとする案件も担当していくのかな。

戦術的には二度見せ場があった。
最初にバービーが退社した社員のリストを掴んでいく流れと、
過去にセクハラを受けたとする女性が前科持ちで証言を
拒むことに繋がった際にそのトリックを見破る流れだった
こと。ドラマとしては面白い流れだったけど、こんな事をし
たら弁護士資格剥奪にならないのかなと思わせるところが
有った。

まだまだ人間関係にしては分からないところも多いのでこれから
って感じ。特にマイクの過去からの友人なり同級生の関係
はどうなってしまうのか。

マイク・ロス (Patrick J. Adams) 記憶力が天才的
ハーヴィー・スペクター (Gabriel Macht) 弁護士、シニアパートナー
ジェシカ・ピアソン (Gina Torres) 弁護士事務所"ピアソンハードマン"経営
ルイス・リット (Rick Hoffman) 弁護士、ハーヴィーのライバル
レイチェル・ゼイン (Meghan Markle) パラリーガル
ドナ・ポールセン (Sarah Rafferty) 弁護士

ナンシー (Dagmara Dominczyk) デヴリンマクレガーの社長にセクハラ被害
トレヴァー (Tom Lipinski) 麻薬の売人、マイクの悪友
ジェニー・グリフィス (Vanessa Ray) マイクの友人
エディス・ロス (Rebecca Schull) マイクの祖母
ジョアンナ・ウェブスター (Kristen Bush) 過去にデヴリンマクレガー社
を退社。しかしウソ
ジョン・ドッカリー (John Dossett) "スカデン"社のクライアント
バネッサ (Julie Ann Emery) 調査員
ジェラルド・テイト (John Bedford Lloyd) クライアント
--- (Matt Servitto) Mr. Hunt's Lawyer
--- (David Wohl) Judge
--- (Herman Chavez) Bellman
--- (Tyrone Mitchell Henderson) Procter
リサ (Chloe Cmarada) ウェイトレス、ハーヴィーとH
ルネ (Mark H. Dold) スーツ店
Mr.ハント (Christopher Durham) デヴリンマクレガー社・社長
クリフォード・ワトキンス (Andrew Pastides) ハーバード大見学
Dr.シャレーガー (Marcella Lowery) マイクの祖母の医者
ハーマン (Anthony Giaimo) 廷吏
クリスティーナ (Laine Rettmer) スーツ店
--- (Suzan Perry) Administrator
ゲイリー (Jurgen Hooper) 面接に・・。実は清掃員
--- (Rob Yang) Technician
--- (Richard Hughes) Grey Hair
--- (Jennifer Ikeda) Young Woman
--- (Sean Meehan) Suit
--- (Teddy Coluca) Worker
ビクター (Ivan Martin) 麻薬の売人
--- (Jeremy Dash) Dealer
--- (Aaron Schwartz) Interviewee
--- (Pressly Coker) Interviewee
--- (William Goulet Kean) Interviewee
--- (Patrick Murney) Young Man
--- (Hunt Block) Rival Attorney
--- (Elizabeth Wood) Front Desk Receptionist
--- (Natalie Gal) Young Girl
--- (Dan Marshall) Associate / Lawyer

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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