SUITS/スーツ
SUITS

主題歌: Ima RobotのGreenback Boogie





Jul. 28, 2011
第7話 インサイダー取引の謎 Tricks of the Trade

監督/Terry McDonough 脚本/Rick Muirragui
--------------------------------------------------------
司法省ベッキーは、証券会社モレロアセットマネジメント
の弁護士を務めているハービーを呼び出す。彼女との元検察
時代からの知り合い。ベッキーはハービーに対して、今回の
ハービーのクライアント企業の社員が起こしたインサイダー取引
に関して責任をキッチリ取らせるのだとして、ギャビン・スト
ーンに取引書類にサインさせるよう要求する。サイン出来なけ
ればこの取引はおしまいだと言われる。

マイクとハービーはオフィスへとやってくる。
するとマイクが目の前にレイチェルと一緒にいた女性を見て
思わず隠れる。ハービーはどうかしたのかと問うと、ロースク
ール統一テスト(LSAT)の替え玉受験をしてあげた女性だという。
ハービーは例え彼女が目の前に現れてもそんなことを言うはず
はないという。

ハービーたちはギャビンの弁護士であるニック、そしてハービー
が担当するクライアントのモレロアセットマネジメントの
CEOのモレロ社長と共にギャビンと取引の話をする。
彼女が買い付けたルナーディ製薬の1千万ドルの株は、翌日に
認可の情報が出て3千万ドルに跳ね上がったというものだった。
ギャビンは支給された予想表に基づいて株を購入しただけ
とするが、その証拠はなく会社としては信用第一ということも
有ってギャビンを司法省に差し出すことになったのである。
ハービーは手錠無しの好待遇の刑務所に7年だった刑期を11ヶ月
にしたことを告げ、その取引には一人でやったということを
認めるサインをしなければならないのだという。サインをして
服役すべきだとすると、ニックもそれを勧める。ギャビンは
私を信じてくれる人は誰もいないし、一生戦うことの出来る
力もないのでサインはするが、絶対にあなたたちに感謝する
ことなどないと語る。
モレロと会社のNO.2のキンブルはハービーの働きに感謝を示す。
ニックは少し動揺しているのでサインさせるのは少し待って
挙げて欲しいと語りみんなオフィスを出ていく。ハービーは
マイクに彼女の様子を見ておくよう告げると、部屋から出て行く。

マイクはギャビンと話しかけると彼女は酷く落ち込んでいた。
ギャビンの父は教師でとても真面目な人だと告げ、現在退職金を
もらって年金で過ごしているが、不況によって退職金も縮小
されている状態なのだという。ギャビンも教師になるのが夢で
ウォール街で少し稼いだら教師になろうとしていたのだという。
しかし重罪の犯歴の教師など雇うところはないとして、一生が
台無しになった事を語り涙する。マイクは少し落ち着いた方が
良いとして水を持ってくるとして一端部屋を出る。
するとレイチェルが居たので先ほど一緒にいた女性のことを尋ねる。
すると彼女はテレサという女性で、夏のインータン採用に
応募に来たハーバードロースクールの2年生だと語る。
今日はその面接だったようだとし、レイチェルは彼女とは同じ
様な立場だったのに、彼女はLSATに合格した為にもしも採用
されれば私の上司になるのだと語る。

そんな中マイクはオフィスに目を向けるとギャビンが居なくなって
いる事に気が付く。すぐにハービーに知らせる。
マイクはギャビンは無実の人のリアクションそのものだったこと
を告げると、ハービーは美人だからと言って判断を誤るなと
語る。彼女の弁護士だって取引を命じたのだという。それに無実
ならば逃げることもないだろうと告げる。マイクはこの部屋に
彼女のものだと思われる携帯電話が落ちていた事を語る。
するとその携帯にバスケットコートにいるというブラッドリー
からメールが入る。

ハービーはベッキーに電話してギャビンが居なくなった事を告げる
と、ベッキーは私の顔を潰すようなことをしたらただでは済まさな
いとしてハービーに忠告する。

マイクは一人バスケットコートにいく。
するとブラッドリー・ミーガーというバスケ下手な男が仲間
たちとバスケをしていた。マイクは場内に鳴り響くことでブラッド
リーの名を呼ぶと、彼はマイクに対して司法省の人なのかと
問う。マイクは返答を有耶無耶にしながら、ギャビーの件で
インサイダー取引後に相談したのかと問い、彼女と最後に逢った
のは何時なのかと問い詰める。すると会社のカードキーを
貸して欲しいと20分前に連絡が有って逢ったのが最後だと語るる
マイクはハービーに電話し、ギャビーは現在オフィスにいる
様だと語る。犯行現場にやましい人ならば戻るはずはないと
語る。
ハービーたちがオフィスにいくとギャビーは当時支給された
という予想表を探していた。あれさえ見つかれば無実が証明出来る
のだと語る。
--------------------------------------------------------

■ インサイダー取引の司法取引

担当:ハービー
対立する弁護士:司法省ベッキー、ニック弁護士

金融関係の気むずかしい事件になるのかなと思っていたけど
思った以上にあっさりとしていた。スーツっていうくらい
だけからこういう事件を扱うのが上手いのだろうけどね。

マイクのドジっぷりは相変わらず。ギャビンが居るのに、
レイチェルと話し込んでいた際には絶対に逃げられたと
思った。天才なのに何処か抜けているマイク。またしても
うっかり八衛兵。そしてお約束の如く、他人のミスは仲間
のアソシエイトにとっては蜜の味。そのタイミングでルイス
が出て来てどう処理するのかが一つの定番となっている。

失敗を取り戻すべくして、マイクはギャビーを追いかける。
彼女のことを聞く内に少しずつマイクも感情移入し、悪い
人では無いと考える。
ハービーは元は関係無いとの姿勢を見せていたけど、
少しずつマイクの訴えに耳を傾けるようになっていくが
あくまでハービーとしてはマイクを認めたがらないのも
また彼らしいところ。

証券トレーダーがどの程度頭が切れるのか分からないけど、
法曹界に対する劣等感はあるようだ。
学力だけだと思うなよとばかりにケンカ越しのサミュエル
にあっさり言葉の駆け引きでもノットアウト。挑発に乗って
手を出せば相手は弁護士であり、CEOの顧問弁護士だから
もはや打つ手無し。

なんとか証拠を探り出そうとして見つけ出すのは社員からの
証言に基づく会社の実態だ。
マイクはバーでくつろいでいるモレロアセットマネジメント
にあっさりと取り入っていた。この辺の駆け引きは新米っぽい
マイクの方が小回りが利いて上手い。記憶力も抜群だし、
そのスキルを使って信頼感を経て、アルコールで口の軽く
なった社員からあっさりと株式の利益に対する実態を掴む。

最終的には弁護士とNO.2の男性が情報を元にインサイダー
取引するような予測表を社員に持たせていたけど、これって
ライダムに配られているものなのか?

CEOは実態を知らなかったけど、ハービーは過去、弟が殴られた
際に殴った相手の父親の元に抗議しにいった時のエピソード
を引用して、経営者として知らなかった事では済まされない
こともあると語る。

■その他

レイチェルとマイク

マイクが不正に替え玉受験をしてきた過去がここに来て
再び彼の未来を暗澹たる思いにさせる。麻薬の過去とか、
悪友との繋がりなど、若い頃の事とはいえ、ちょっと
マイクには黒い影がつきまとっている。
今回はレイチェルの友達の替え玉をしてしまったことで、
かなりビクビクしていた様だが、レイチェルには間違った
ことをしてもらいたくなくて声を掛けていたことが、
残念ながらその真意は伝わらなかった様だ。
信頼を取り戻せる時は来るのか?

ジェシカとルイスとハービー

ルイスとハービーがライバル関係に有るのは周知の事実。
ジェシカとしてはそんな二人のライバル争いに変に利用
されてしまってい感じ。リア王の演劇が好きなルイスという
のは意外だけど、ヤンキース好きのハービーというのは何となく
想像に難くない。
ハービーとマイクの間で「ロッキー」の事が引き合いに
出されたけど、ハービーとジェシカの間ではトップガン
の台詞が数多く引用された。

「ウィングマンを見捨てたりしない。」
「彼は未知数、勘で飛ぶパイロット」
「お前は立場もわきまえずに勝手なことばかり」

昔書いた映画「トップガン」の感想がHDD内に残っていたので
アップして起きました。


・Ima RobotのGreenback Boogie
・Christopher TyngのEnd Credits Theme

・My Morning JacketのHoldin On to Black Metal
・SplitterのI Don't Rate Your Man
・The StereotypesのPerfect Girl

マイク・ロス (Patrick J. Adams) 記憶力が天才的
ハーヴィー・スペクター (Gabriel Macht) 弁護士、シニアパートナー
ジェシカ・ピアソン (Gina Torres) 弁護士事務所"ピアソンハードマン"経営
ルイス・リット (Rick Hoffman) 弁護士、ハーヴィーのライバル
レイチェル・ゼイン (Meghan Markle) パラリーガル
ドナ・ポールセン (Sarah Rafferty) 弁護士

トレバー (Tom Lipinski) マイクの親友
ジェニー・グリフィス (Vanessa Ray) マイクの親友
エディス・ロス (Rebecca Schull) マイクの祖母
デボン (Julian DeZotti) 弁護士、マイクにライバル意識

ベッキー (Tracie Thoms) 司法省
ギャビー・ストーン (Jenny Mollen) モレロアセットマネジメント
サミュエル (JR Bourne) ギャビーの上司
ブラッドリー・ミーガー (Avery Pearson) ギャビーの同僚
ディーン・モレロ (Peter MacNeill) モレロアセットマネジメント・社長
バート・キンブル (Doug Murray) モレロのNO.2
テレサ (Jeananne Goossen) レイチェルの知人、元マイクが替え玉
ニック・ゼガン (Paul Essiembre) ブラッドリー御用達の弁護士
ハロルド・ジャコウスキー (Max Topplin) アソシエイト、ルイスからお叱
--- (Paul Kingston) Sweaty Guy
ビンス・ランディス (Dan Warry-Smith) モレロ社・トレーダー
セス・ケラー (Ben Lewis) アソシエイト
--- (Craig Cyr) Boxing Trainer
レニー・オウブチョン (Donald Burda) 判事

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system