スイッチ〜運命のいたずら〜
Switched at Birth

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第3話 パパの面影 Portrait of My Father

脚本/Becky Hartman Edwards 監督/Michael Schultz
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朝からトビーとダフネは中庭のバスケコートで対決。その様子
を父親のジョンは見ていて楽しく応援する。ベイは絵を描いて
いるのだからアトリエの壁にボールを当てるのは辞めてくれと
文句を言う。

キャスリンの元にジリアンがやってくる。彼女が
チャリティ
イベント
を企画していることを知って、ジリアンは寄付するモノ
を持って来ていた。デニースもイベントには乗り気で、期待
しているという。ジリアンは窓から女性が居るのを見て、
新しいメイドを雇ったのか?と問うが、キャスリンはそれを否定
する。

キャスリンは家族全員を集める。
今の状況を人にどう説明するのか決めておこうというキャスリ
ン。レジーナは彼女の事が理解出来ず、
病院で子供を取り違え
られたので、お互いを知る為に引っ越してきたと言えばいいの
ではないか?
とするが、落ち着くまではその事は伏せようという。
子供達は、パパは一夫多妻制に合意したと言えばどうか?とか
事件の目撃者を匿っていると言えば?とか、腎臓を提供してもら
う相手だと行ったらどうか?と告げる。キャスリンはとりあえず
ダフネとレジーナは昔からの友達という事にして、行き先が
決まるまで家に泊めていると話そうと告げる。
真実と向き合う
のが嫌なんて変
だという。

一方ベイはレジーナに対して、
私の父親は誰なのか?と問う。
小さい時に出て行ったきり連絡がないというレジーナ。
彼が消えてくれて感謝すべきなんだというレジーナだが、名前
を教えてくれなかった。

ダフネはエメットと逢うと、今朝起きた事を話す。
ケニッシュ家では私たちと同居している理由が話せないのだと
いう。エメットは君のことを恥じているので言えないのか?
と問うが、ダフネは自分たちの事を恥じているのだろうとし、
人とは違うという事が嫌みたいだという。
そんな中、ダフネの元にリアムがやってくると、自分の店の
ズッキーニフライを持ってくる。金曜日には自分がアルバイト
をしているので是非食べに来て欲しいと誘う。しかしダフネは
先日私がからかわれている際に庇ってもくれない人を好きには
なれないと告げる。リアムは怒っているとは思わなかったと
するが、どうしていいのか分からなかっただけだという。

レジーナはキャスリンに対して、ゲストハウス内で自分の仕事
でも有る
美容師の仕事をすると告げる。昔馴染みの客はみんな
ここに来る事を告げると、キャスリンはご近所の手前、なんと
かそれを回避したかった。

ベイはタイと一緒に彼の地元である
イーストリバーサイド
ファストフードの店で食事する。ベイは店の事を誉めるが、
タイは金持ちには物足りないだろうと告げる。しかしベイは
人間らしさを感じてホントに雰囲気が好きだと告げ、店には
ご近所たちの写真が貼られていた。ベイはタイにダフネの父親
には逢ったことがあるかと尋ねると、逢ったことはないと告げ
ダフネもその話題には触れられたくはなさそうだったと告げる。
ベイは本来ならば自分はこの街で過ごしていたかも知れない事
を告げ、別の人生だったらどうだったのかを最近よく考える
という。厄介なヤツであった事は確かだろうと笑う。

ダフネは学校のクラブ活動でバスケットボールをしていた。
父親のジョンが送り迎えの為にダフネのクラブ活動を見学。
メロディーがコーチで、ジョンはコーチにバスケットボールの
うんちくを語る。コーチはジョンに対してダフネとはどういう
関係なのか?と問うが、レジーナたちとは友達だと告げる。
しかしメロディは全ての事情をレジーナから聞いており、貴方
はダフネの父親なのでしょ?と告げ、MLBの選手であることも
熟知していた。事情を知って尋ねるなんて意地が悪いと笑う。

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■人には言えない事情がある

人の目を気にする余り、キャスリンはレジーナたちの存在を
正直に話せずにいた。本当の事を知られたらベイはどう思わ
れてしまうのか、そして何よりも取り違えられた子供を育てて
いたとする事実は、良いママだと自認していた自分自身の事を
否定する事にも繋がる。
仕事も趣味もないというキャスリンにとって、良いママである
事は心の主柱にもなっている事。

■レジーナにも言えない事

ベイは自分の父親のことを知りたがる。
しかしレジーナは本当の事が言えずにいる。
ベイは父親の事を知っていそうな、タイ、ダフネ、レジーナ
そしてアドリアナに父親の事を聞くが、誰も話そうしないか
元々知らないという。

レジーナはアルコール中毒患者だったという事からも、その時代
で出会っている可能性が高く、もしかするとレジーナがアル中
になる原因を作った人物なのかも知れない。まぁ前回の展開で
レジーナは家系的に酒を飲むと話しては居たけどね。

■ダフネが正直である事の裏返し

ダフネは正直に自分に障害がある事を隠そうともしない。
当然それに対して恥じる姿も無い訳だが、実際には健常者との間
に壁が有るし、色々と人生に於いても諦めている事も有りそうだ。


■ジョンは娘の可能性を伸ばしたい

ダフネと関わりを多く持ち始めたジョン。
本当の親子なので、関わりたい気持ちも分かるけど、あまり
ダフネばかりを見ていると、正直ベイが卑屈にならないか
凄く心配なものがある。

ダフネはあまりに過剰にジョンが指導してくるので、徐々に
煩わしく感じてくるが、実際には可能性の事を指摘される際に、
ダフネ自身が怖がって新しいことに挑戦しようとしてい
ない事を見抜かれてしまう。

しかしジョンのテンションは確かにウザいかも。
スポーツ会系の人物で、しかも自分はプロを体験した人物なだけに
そのテンションをダフネにも求めている感じ。

■ダフネはリアムと付き合ってみようと考える

一度はリアムの失態によって健常者とは付き合わないと誓う
も、ジョンから言われた言葉が引き金と成って結局新しい
自分を探求するためにもリアムとの付き合いをするみたい。
ただリアムも何故ダフネにそこまで拘るのか。

ダフネの家に電話する際、手話の通訳のテレビ電話に繋がる
所が凄かったね。思わずリアムは通訳と悩み相談になって
しまうところなど笑える。

■ダフネはジョンの過剰な期待をはね除ける

バスケをしているとジョンがやたらと口を出すシーンが有っ
た。ただダフネって言葉が聞こえないハズなので、ジョンが
色々と指示した所で聞こえているのか?っていう疑問も有った。

■ベイはタイを傷つける

ベイは金持ちとして育ったために、イーストリバーサイドで
育ったタイとは少し感覚が違う。良かれと思ってトラックの
修理代を出してあげようとするも、タイはその金を受け取らな
い。ベイとしては何故なのかと思っている様だけど、流石に
プライドを考えればちょっと安易な考えだったのかな。

■正直に告白する

デニースに結局最後は真実を告白した。
レジーナが告白したことで差別するような相手ならば縁を
切ればいいとの強気の発言をしていたけど、その辺はなかなか
難しいモノが有るね。

エメット (Sean Berdy) ろう者、ダフネの友人
トビー・ケニッシュ (Lucas Grabeel) 長男
ダフネ・バスケス (Katie Leclerc) 娘、ろう者
ベイ・ケニッシュ (Vanessa Marano) 娘
レジーナ・バスケス (Constance Marie) 母、プエルトリコ系
ジョン・ケニッシュ (D.W. Moffett) キャスリンの夫
キャスリン・ケニッシュ (Lea Thompson) ジョンの妻
アドリアナ (Ivonne Coll) レジーナの母
リアム (Charles Michael Davis) ベイのボーイフレンド
タイ (Blair Redford) ダフネの兄貴分

アマンダ・バーク (Meeghan Holaway) 弁護士
バーフ (Aaron Jaeger) リアムの友人
チーブス (Aaron Todd Kessee) リアムの友人

ヘラルド (Oliver Muirhead) 美容院
デニース (Tammy Townsend) キャスリンの友人
メロディ (Marlee Matlin) バスケのコーチ
--- (Mark Loyd) 通訳者
--- (Kay Oldfather-Daigle) Parent
ジリアン (Kimberly Wallis) キャスリンの友人

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