スイッチ〜運命のいたずら〜
Switched at Birth (シーズン2)

http://abcfamily.go.com/shows/switched-at-birth





Feb. 7, 2012
第6話 母と娘 Las Dos Fridas

脚本/Henry Robles
監督/Chris Grismer
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アンジェロイタリアで暴行罪によって逮捕状が出ていること
を知る。ベイはアンジェロの事を移民局に通報すれば許さない
として、両親に訴えかける中、レジーナの母・アドリアナ
通報した事を告げる。

キャスリンは移民局などに電話して、アンジェロ・ソレントの
行方を捜すが、移民局にも記録が無く、強制送還されたのか
さえよく分からなかった。アドリアナは移民局に通報した事を
アンジェロ本人にも話したので逃げ出したのではないかという。
レジーナは何故そんな勝手なことをするのかと激怒するが、
アドリアナは
娘があの男とヨリを戻して寝ている現実を指摘し、
酒に手を出してケンカになりモノを投げ合うのは目に見えている
からしたのだ
とし、悲しむのは娘たちなのだという。レジーナ
は娘を口実にして引き離そうとしている事に激怒する。
もしも移民局に捕まっていたら助けようがないとするが、ベイ
はなんとかして助けてとキャスリンとジョンに訴える。二人に
対してそんなに嬉しそうな顔をしないでと告げる。

そんな中、キャスリンの母・ボニー
スコッツデールから数日間
出てくることになる。ジョンに対して少しの間だから我慢するよ
う告げる。ボニーは家事についてとても厳しい人であり、夫婦
間の問題にもすぐにクビを突っ込んでくる人物だった。
ジョンは洗車場についてもボニーが多額の出資をしてくれた事
は嬉しいが、現在はもう出資してくれる必要はないと告げる。

ダフネとベイは朝顔を合わす。ベイはダフネにアンジェロから
何か連絡は有ったか?と尋ねるが、連絡はない事を告げ、あまり
期待しない方が良いと語る。ベイは他人事だとしてダフネが
投げやりに言っていると感じるが、それを見越してダフネは
私もアンジェロが居なくなって残念に思っているのだと語る。

トビーはダフネに会うと、これから祖母のボニーが来る事を告げ、
祖母についての警告は受けたか?と尋ねる。
ボニーは言っては
いけない事をハッキリという人なので、失礼なことを言って
くるかもしれない
事を告げる。しかしその反面、お土産をくれる
人だという。

ベイの元にキャスリンがやってくる。
エレーンから聞いた話として、
バックナーホールの栄誉の壁
ベイが絵を描く事に決まったのか?と尋ねる。ベイは食事会の
時に話そうとしていた事だとするが、キャスリンは大喜びする。

トビーが空港までボニーを迎えにいくと、いよいよボニーが
家にやってくる。ベイを見ると
”クッキー”と呼んで親しみを
投げかける。ダフネの姿を見たボニーは高校の頃のキャスリン
とソックリだとして喜ぶ。特にそばかすまで似ているとして
じっくりと話をしようという。
ボニーはみんなが集まったところで子供達にお土産を一人ずつ
渡していく。トビーにはポーカーセットだった。しかし両親は
トビーは今ギャンブル禁止令を出して居る事を指摘する。
ベイには
ラテンアメリカの芸術本だった。ベイは自分の事を
良く理解してくれている祖母に大喜びする。ダフネに対しては、
ケニッシュ家に伝わる
カメオのブローチを渡す。これからは
ボニーお婆ちゃんと呼んでとダフネに告げると、ボニーは特別
な愛情を示す。ベイは学校の壁画を描く事になったと祖母に
話そうとするが、全く話を聞こうともしてくれなかった。
40年代のメキシコ風の絵を描く事を告げると、バックナーにブ
ルドッグにソンブレロかとトビーは冷やかす。

学校ではトビーの元にシモーヌがやってくる。
トビーはシモーヌに自分が作曲した曲を聴かせるが、シモーヌ
の評価は昔の曲みたいで、
ギターフェイスのB面っぽい曲だと
いう。シネーヌはトビーには可能性が有るので、脱皮する必要性
を解き、変化が大切だと語る。

一方ダフネはバックナー校に練習に来た
イーストリバーサイド
時代の友人・モニカと再会し喜ぶ。今でもろう学校に通って
いるがバスケはバックナーに所属しているのだという。モニカ
は雑誌でダフネに起きている事態を読んだ事を告げ、イースト
リバーサイドから
ミッションヒルズに移るなんてドラマねと告
げる。今はグラウンドを利用させてもらっているのだというモ
ニカ。今でも夜中にバスケをしているので是非来て欲しいという。

そんな中、
シモーヌが現れロッカーに入れて置いた時計が無く
なっているという
。シモーヌはイーストリバーサイドの選手
たちが来ている事を知り、今まで彼女達が使わなければモノが
無くなることなんてあり得なかったとして、間接的に泥棒扱い
する。モニカは激怒してシモーヌに飛びかかる中、ダフネは
止める。メドロックコーチは、シモーヌとダフネに対して、
グラハム先生の課外授業でイーストサイドリバーで奉仕活動を
行うので4時間分働いてくるまで復帰は許さないと告げる。
あの地域で学ぶ事があるハズだと語る。

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■アンジェロが居なくなる事への葛藤

アンジェロに対するベイとダフネの立場の違いが面白くあぶり
出された話だった。子育てに祖母は必要無いとばかりに、アンジ
ェロの事を移民局に通報してしまったアドリアナを追い出す
格好になってしまう。
アドリアナのとった行動は人として間違ってはいないと思うし、
母親としても間違えてはいないと思う。

愛するものを奪われたとするレジーナが感情的になるのも
ある程度は理解出来る。ただそんな状況で結ばれてもアンジェロ
自身がストレスを感じてまた破綻していきそうだけどね。

距離を取って生活するみたいだけど、まだアドリアナもそんなに
年を取っているという感じがしないので人生やり直せそう。

■キャスリンの母・ボニー登場。

演じているのがマイケル・J・フォックス主演のシットコム
ファミリー・タイズの母親エリス役のMeredith Baxterが
演じているのだから驚き。随分年を取った印象があるけど、
確かに面影は有る。コールド・ケースではリリーの母・エレン
役を演じ、とっかえひっかえする男性関係に主人公を困らせる
役を演じていた。

ボニーの存在はあからさま過ぎるくらいに、人の繋がりは血の
繋がりよりも勝るモノはないみたいな考えがある感じで、
嘘のつけない性格をしていたけど、流石にベイよりもダフネを
優先していくやり方にはちょっぴりついて行けない所があったね。

■育った土地柄、教育環境によって人は変わるのか

祖母との関係に悩むベイとは対照的に、ダフネもまた別の問題
が浮上する。イーストリバーサイド時代の友人・モニカとの
再会によって最初は良かったけど、ロッカー内でシモーヌの時計
が盗まれる事態が発生し、モニカたちが疑われることになった
為に、二人の間に溝が生まれる。
ドラマを見ているとやりたい意図はわかるけど、ダフネは何の
悪くもない様に見えるし、モニカに対して嫌みな態度は決して
見せていないので、対立関係になってしまうというシチュエーシ
ョンはやや不自然な感じにも思える。ただヴェロニカ・マーズ
同様に、セレブと貧民街の関係というのがアメリカのドラマでも
多く描かれているね。

■やり場の無い怒りのベイ

夜にキャスリンと祖母・ボニーのやりとりを聞いてしまう。
ボニーはベイの事を幼い頃から"クッキー"と呼んで可愛がって
いたものの、遺産相続なり一族の継承という面に於いては、
血のつながりを優先してしまい、ダフネにその継承の証でもある
カメオのブローチをプレゼントしてしまう。
ティーハウスでのボニーの態度を見てついには憤怒してしまう
けど、ボニーはベイ自身も理解出来ないかも知れないが、心の
中では分かっている事だとして、この複雑な状況を収めようと
していた。

ベイが頭が悪いのはプエルトリコ系のレジーナの血の流れ・遺伝子
が有るからだという。ただ芸術系の血が流れているところを見ると
確かに遺伝子は嘘をつけないのかと思える所も有るのが憎い。

■他人を操るものたち

ベイがシモーヌと決別した理由の一つは、シモーヌには他人に
干渉して、自分の都合の良いように人間改造をしてしまう所が
有るという。トビーと良い関係になりつつあるシモーヌは
トビーを改造していこうとするも、ベイの言葉が気になり、トビー
も自分らしさを貫くことを宣言。ただシモーヌとの関係も継続
したいという事で、その辺は上手く意見を出しあって付き合って
いくことが出来るのかにかかっている。

ただトビーがソロプロジェクトに走ってしまうと、ウィルケと
の関係はどうなってしまうのか気になる。

■ジョンは冷静に母子関係を見守る

今回は一切裁判ネタは無かった。
またエメットが一度もスクリーンに出てくる事が無かった。

ジョンはキャサリンの母が必要以上に経営に口だししてくる事に
懸念を表明。更にベイの対応に関して、傷口に塩を塗るような
態度に憤りを感じる。
関係を精算しようとばかりに、ジョンの洗車場の持ち株を買い取る
事を決意。ただボニーが語る様にエコを前面に出したアイディア
は決して悪くは無いと思うけどね。既にポスターまで作っている
辺りの行動力がジョンには嫌なのだろうけどね。


■検索ワード

・アリゾナ州 スコッツデール 砂漠
・聖礼式 聖体授与式 カトリック 教会
・レディオヘッド ギターフェイス キングス・オブ・レオン
・ルイス 韓国人 養子 育英会 特待生
・5歳の時 干渉とは呼ばず助けに来てくれたと話した
・ドレスアップ 6歳の時からの習慣 ティーハウス
・トレッド・アンド・スレッド オーディション
・オズの魔法使い モニカ 戻れない
・愛しているが所詮は他人 家の家族の形見 カメオ

エメット・ブレッドソー (Sean Berdy) ろう者、ダフネの友人
トビー・ケニッシュ (Lucas Grabeel) 長男
ダフネ・バスケス (Katie Leclerc) 娘、ろう者
ベイ・ケニッシュ (Vanessa Marano) 娘
レジーナ・バスケス (Constance Marie) 母、プエルトリコ系
ジョン・ケニッシュ (D.W. Moffett) キャスリンの夫
キャスリン・ケニッシュ (Lea Thompson) ジョンの妻
アドリアナ・バスケス (Ivonne Coll) レジーナの母

デニース (Tammy Townsend) キャスリンの友人
メロディ・ブレッドソー (Marlee Matlin) エメットの母
ブルース (Jason Brooks) デニースの元夫
ウィルケ (Austin Butler) トビーのバンド仲間
アマンダ・バーク (Meeghan Holaway) 原告側弁護士
アンドェロ・ソレント (Gilles Marini) ベイの父・10話初登場
シモーヌ・シンクレア (Maiara Walsh) 元ベイの親友

クレイグ・デビ (Sam Page) 新人弁護士
サラ・ラザー (Jackie Debatin) カンザスシティヘラルド記者
キャメロン・ブレッドソー (Anthony Natale) エメットの父
オリビア (T.L. Forsberg) キャメロンの彼女

ボニー (Meredith Baxter) キャスリンの母、スコッツデール出身
モニカ (Natalie Amenula) ダフネの元友達、イーストリバーサイド住民
メドロック (Brandon P Bell) バスケのコーチ

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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