スイッチ〜運命のいたずら〜
Switched at Birth (シーズン2)

http://abcfamily.go.com/shows/switched-at-birth





Sep. 17, 2012
第15話 恋する瞳 The Shock of Being Seen

脚本/Joy Gregory、Becky Hartman Edwards
監督/Steve Miner
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ベイは廃車場のバスに仕上げのペイントをしていた所、近くで
人の声が聞こえるのを耳にする。先日ベイの絵に共感しコラボ
レートして仕上げたストリートアーティストのザラと、その仲間
であるマウス、エイトボール、そしてジェイティだった。
男性達はベイが来る事に不審がるが、ザラはこの前の"怒りん
坊"さんだという。男性達はベイを見て寧ろコートニーとかブリ
タニーって感じの名前だという。ベイは私の名前はベイ・ケニッ
シュだと語ると、ザラも他のメンバーを紹介してくれる。
ベイは私にも手伝わせて欲しいとするが、ここはもう終わって
いるので週末にまた描くので加わるか?と尋ねられ、メールアド
レスの交換をする。

料理店"MAIZE"で働くダフネ。
結婚披露パーティーが店で行われるという事でダフネは多数の
カップケーキを運んでくる。スキューバはカップケーキなんて
まるで子供向けだと呟く中、ケーキは冷蔵庫に入れておくよう
告げる。ダフネは一人で冷蔵庫に入れると、棚が崩れてきて
食材がバラバラになってしまう。カップケーキも使えなくなる。
その音を聞いてジェフは駆けつけるが、特にダフネを問題視
する事は無かった。元々棚が壊れていたので直しておくべきだ
ったとしてダフネの事を気遣ってくれる姿が有った。ダフネは
自分がスィーツの手直しが出来るので残って仕上げる事を告げる。

アンジェロはケニッシュ家のトレーニングルームでテレビを
見ながら走っていた。ジョンもトレーニングをしにくるが先に
アンジェロが居た為に遠慮することに。
一方エメットもまた自宅で一人テレビを見ていた。母・メロディ
はデートから帰宅するも、相手がとんでもないナルシストで
自慢話ばかりされたとしてデートはもう懲り懲りだと語る。
寂しければネコ4匹飼えば良いというエメット。メロディはこの
後エメットにも相手が出来たか尋ねるが、俺もネコで我慢する
と語る。

ダフネはジェフと厨房で二人きりでスイーツ作りをする。
ダフネはベジタリアンなのでスイーツ作りは得意であることを
告げる。するとジェフは肉を毛嫌いしているダフネに対して
肉抜きでは料理にならないという。動物の死骸抜きじゃダメ
なのか?というダフネに対して、人は肉を食べてこれまで進化
して来た事を告げ、人が料理に求めているのは満足感である事を
告げる。ダフネは養鶏場に行った事は有るのか?と問い、放し飼
いにして最後には殺すのだとし、ジェフの意見は偏りすぎだ
と避難する。ジェフはダフネが議論に熱くなるのを見て、カフェ
インでも取りすぎたのか?と問う中、俺の偏った考えを教えた
のは
MIT(マサチューセット工科大)だと語る。ツナタルタルも
こうして生まれたのだという。工学の学位を取って料理人になった
のか?と違和感を覚えるが、工学は自分の夢ではなく、唯一好き
な事は料理だったのだという。それで好きな道に歩もうとした
のだという事をダフネは知る。

アンジェロはギターを弾くトビーの元に行き声を掛ける。
トビーはアンジェロにケニッシュ家の居心地はどうか?と尋ねる
と、君の両親にはひたすら感謝していると語る。アンジェロは
トビーにバンドを組んだりはしないのか?と尋ねると、ベースは
寄宿舎に送られ、ドラムは僕の彼女と寝たので現在は無所属だ
と語る。

一方病院を訴える件で、ケニッシュ家には弁護士のクレイグ
来ていた。クレイグはキャスリンとキスしそうになった事で
ちょっと気まずい様子。未だに病院の過失を訴える人物が、
悪魔の到来について力説するコリーン・バンデルノート看護師
しか居ない事で進展はなかった。クレイグは確かに悪魔の到来
については理解出来ないが、病院の過失の証言は利用出来ると
いう。アンジェロから情報源については聞き出せたのか?と
尋ねるが、以前として匿名の電話で不満を言われただけとしか
言わないのだという。そんな中、ジョンに電話が鳴り席を外す
と、クレイグはキャスリンと部屋に二人っきりになり気まずさ
全開になる。

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■キャスリンの寂しさ

今までずっとジョンの妻としての扱いしか受けてこなかった
彼女。ようやく本を出版してキャスリンの存在価値が認め
られるかに思えたけど、本の出版に当たりフィーチャー
されたのは寧ろレジーナだった。生活苦、アルコール依存症の
克服、そしてろう者を一人で育てて来たという事で共感も
得られやすいというところなのだろう。
キャスリンにはちょっと可愛そうなエピソード

■ジョンの寂しさ

キャスリンは出版関係で家を留守にすることは多いし、
アンジェロが家に居候する事になったことで、トレーニング
ルームを奪われ、そしてベイからの愛情も一挙にに奪われて
しまった事でジョンとしても複雑。
ただジョンは今回の流れでアンジェロを追い出すことは
出来たのに、冷静に対処するところが良い人だなと思わせた。

親は子供にとって友達ではなく、守ってあげるべき存在で
有る事を告げ、アンジェロの様に子供に好かれるために
良いところだけをすくい取ろうとする所はいただけない。
ただこの流れ、どう見てもベイが問題だよな。
こうなる事は明らかだったのに、アンジェロの立場を追い込んで
どうするって感じ。

■ダフネはジェフを好きになる

ジェフもまたもう少しダフネの失敗にいらだつかと思ったけど
意外にも優しい姿が有る。
酔ったキャスリンからはシェフのジェフと笑われていたけど
右から左に受け流し、なんとジェフを射止めたのはメロディ
だというのだから驚き。

ダフネもベイから黒いシースルーの服を借りて頑張ったんだけ
どね。
レジーナはダフネがあまりに冒険した衣装を着てその上に
セーターを羽織るのでしょ?と思わず告げた。
ベイが着たら別に文句は言わないでしょとのことでレジーナも
何も言えなくなってしまった。

■ベイは相変わらず一人で迷走中

ただ仲間と呼べそうなストリートアーティストのザラとの
出会いが前回から有り、自分の気持ちを一番分かってくれそう
な相手である。ただストリートに落書きするリスクも相当
高いのでこの先どうなってしまうのかちょっぴり不安かなと。

試しに父親のジョンに自分の芸術を見せるも全く評価されず
落書き程度の扱いをされるところはちょっと可愛そうかな

■病院を訴える裁判の流れ

なんとなく進展しそうな今回の流れ。
本も出版されたわけだし、ある程度世論も同情的な見方をして
くれても良さそうだけど、ケニッシュ家が金持ちということも
有るのかあんまり展開としては部が悪い。
そんな中アンジェロが持っていた写真の女性が病院の看護師
として実在している事を知り、アンジェロの情報源がそこにある
と感じたようだ。ただこれを公表するとまた職を失う人も
出てきてしまうだろうし複雑だね。

■余談だが・・・

ダフネが動物の肉の事を動物の死体だと語るシーンを見て、
ガイナックスのアニメ「ふしぎの海のナディア」のワンシーンを
思い出した。このアニメで出てくるナディアという女性もベジタリアン
で動物を食べる人を非難していた。しかし何故かナディアは、
卵だけは食べる事が出来て、卵は卵だと言い張るシーンが有る。
ダフネもまたドラマの中でバターを食べるシーンでそのように言い張る
シーンが遭った。


■使用された曲

・Artist: Trent Dabbs
Song: Read 'Em and Weep
This song is heard when Angelo and Regina share their feelings about the Kennishes.

Artist: Kovas
Song: Warrior
This song is heard when Zarra gives Bay her assignment.

Artist: The Weepies
Song: Living In Twilight
This song is heard when Daphne and Emmett comfort each other.


エメット・ブレッドソー (Sean Berdy) ろう者、ダフネの友人
トビー・ケニッシュ (Lucas Grabeel) 長男
ダフネ・バスケス (Katie Leclerc) 娘、ろう者
ベイ・ケニッシュ (Vanessa Marano) 娘
レジーナ・バスケス (Constance Marie) 母、プエルトリコ系
ジョン・ケニッシュ (D.W. Moffett) キャスリンの夫
キャスリン・ケニッシュ (Lea Thompson) ジョンの妻
アドリアナ・バスケス (Ivonne Coll) レジーナの母

デニース (Tammy Townsend) キャスリンの友人
メロディ・ブレッドソー (Marlee Matlin) エメットの母
ブルース (Jason Brooks) デニースの元夫
アマンダ・バーク (Meeghan Holaway) 原告側弁護士
アンジェロ・ソレント (Gilles Marini) ベイの父・10話初登場
シモーヌ・シンクレア (Maiara Walsh) 元ベイの親友

クレイグ・デビ (Sam Page) 新人弁護士
サラ・ラザー (Jackie Debatin) カンザスシティヘラルド記者
キャメロン・ブレッドソー (Anthony Natale) エメットの父
オリビア (T.L. Forsberg) キャメロンの彼女
メドロック (Brandon P Bell) バスケのコーチ
パトリック (Christopher Wiehl) ギャラリーオーナー
トラヴィス (Ryan Lane) ダフネの同級生、ジョンの店でバイト

ジェフ・レイクラフト (Justin Bruening) シェフ
スキューバ (Manish Dayal) 料理人
ザラ (Tania Raymonde) ストーリーアーティスト
イボンヌ (Tamara 'Gingir' Curry) レストランのマネージャー
リアン・クローリー (Marianne Chambers) 看護師、アンジェロの写真

マルシア・グレース (Victoria Gabrielle Platt) インタビュワー
マウス (Mario Ardila Jr.) ストーリーアーティスト
エイトボール (Darrell Lake) ストーリーアーティスト
ビビアン (Alexandra Siegel) 厨房に仕入れする女性

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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