セックス・アンド・ザ・シティ Sex and the City (SATC) 出演／サラ・ジェシカ・パーカー、シンシア・ニクソン クリスティン・デービス、キム・キャトラル http://www.paramount.jp/satc http://www.wowow.co.jp/drama/satc_all/

第21話 恋愛の進化形 Evolution

脚本／Cindy Chupack 監督／Pam Thomas

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婦人科の検診ほど女性にとって屈辱はない。
特にピルは必要がないという時だ。ミランダはスティーブと
別れたのでその屈辱を味わう。医師から排卵が緩慢になって
いると告げられる。右の卵巣の排卵が止まっているとの事。

みんなでブランチする時、その事が話題になる。
ミランダは子供を産むことがないと思って卵巣がストライキを
起こしているのだと告げる。するとシャーロットは自分の卵管
は曲がっていると言い出した。子供を産むためにはハードルが
有るという。サマンサは今の掛かり付けの医者から変えたいと
いう。産婦人科に男性の医者は困るという。
そんな時、キャリーのバッグの中から下着が露出する。
これだけ付き合っているのに未だにビッグに専用の引き出し
をもらっていないのかと一言。サマンサは男性の縄張りには
容易に近づけないものだという。シャーロットは女性は謎めいた
存在であるべきなので、彼の家に女性のものを置くのは反対
だった。

翌日、キャリーはビッグの家で会う時、自分の荷物を"遺物"と
して残そうと考える。一方シャーロットはゲイの友人ステファン
からパーティに誘われる。別れ際に濃厚なキスをされ、彼は
ゲイなのかストレートなのかで悩むことになる。
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キャリーの場合。
今回はビッグの家に荷物を置いたりすることが何故いけないの
かを考えることになる。ビッグの理想の恋愛の形は、それぞれ
に自宅があるのだから逢いたいときには一緒になり、離れる時
は離れて暮らせば良いという。キャリーの望んでいる恋愛の形
は旧世代的なものなのかで悩むことになる。結局最後はビッグ
が折れた形か。折れたと言うよりもビッグが進化したのかも
知れない。

サマンサの場合。
今回はかつて紙くずのように捨てられた男・ドミニクと再会
する。彼女は20年間のN.Yでの生活で培った経験により、彼
に復讐するための計画を考える。それは相手をそそらせるだけ
そそらせておき、寸前で別れを切り出すというもの。
しかしそこでも関係を持ってしまうのがサマンサらしいところ。
軌道修正し、今度は惚れさせるだけ惚れさせるとするが、
計画の途中、相手に逃げられることになる。結局彼女の恋愛感
は何も成長していない。

シャーロットの場合。
N.Yの町も住む住民が進化している。一見ゲイそうに見える人も
ゲイの様なストレートの人だったり、その逆も有る。
今回はゲイの様なストレートの男性と出会う話しだった。
有る意味キャリーとサマンサのエピソードが精神論・感情論の
様な内向的な進化をうたうのに対して、シャーロットのエピは
人間の外見そのものの進化をうたった話しなのか。
彼がベティ・バックリー、マーサ・スチュワート、シンシア・
ローリーを崇拝しているのを知り、ゲイを疑う。
スタンフォードにゲイかどうか見極めてもらうというのが
笑えるなぁ。
結局ストレートだったが、ネズミが出てきたときのリアクション
はやっぱりゲイっぽかった。

ミランダの場合。
今回は排卵が上手く行かず、ホルモン剤を飲むハメになる彼女。
シャーロットから閉経後の母が飲んでいた薬といわれ、ダブル
パンチなのが笑える。
植毛している男から、卵子の冷凍保存を否定され、あんたに
言われたくないという所が面白かった。女性にとっては深刻な
問題でもあるのに、この人が演じるとコメディになってしまうな。

キャリィ・ブラッドショウ (Sarah Jessica Parker)
サマンサ・ジョーンズ (Kim Cattrall)
シャーロット・ヨーク (Kristin Davis)
ミランダ・ホッグス (Cynthia Nixon)

Mr.ビッグ (Chris Noth) ドナルド・トランプ 金持ち
スタンフォード・ブラッチ (Willie Garson) ゲイ?
スキッパー・ジョンストン (Ben Weber) webデザイナー

ドミニク (John Shea) サマンサの元彼
ステファン (Dan Futterman) シャーロットの彼
フィンチ (Elaine Bromka) 産婦人科医師
ジョセフ (Harry O'Reilly) ミランダの食事

評価：★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)