跳べ!ロックガールズ〜メダルへの誓い
Make It or Break It (ABC Family 2009 - ) シーズン2





第1話 箱の中の感情 The Eleventh Hour

脚本/Kerry Lenhart、John J. Sakmar 監督/Norman Buckley
--------------------------------------------------------
全米選手権の優勝は、ケリーでもペイソンでもなく、なんと
ケイリーだった。
ペイソンは演技2日目に落下して、重症化し
二度と体操は出来ない体となってしまう
。また20位ギリギリで
一日目の予選を通過した
エミリーもなんとか代表に滑り込む
一躍大スターになったケイリーと、ロックから居なくなった
ペイソン。まさかペイソンの居ないロックを誰も想像出来なか
った。
ローレンたち三人は練習場に居る中で、ローレンはまさかペイ
ソンが歩けなくなるなんて思わなかったという。しかし歩けな
いのではなく体操が出来ないと医師から言われただけだという。
しかしそんな中、ペイソンはロックの練習所にやってくると腰
の怪我はただの肉離れであり、医師の誤診だと告げ、段違い
平行棒をやってみせる。しかしそれはペイソンの見た夢だった。
現実にはコルセットによって体を固定化されていた。退院して
自宅に戻ることこそ出来たモノの、両親たちはペイソンが
平気そうに振る舞っているのを見て逆に心配する。父のマーク
は逆境に強い子に育てので大丈夫だとするが、母親のキムは
娘の唯一の夢が奪われたのだから容易な事ではないと心配する。
私たちに安心させるために平気なフリをしているだけだと。

ペイソンの妹・ベッカは、ケイリーらがアメリカ代表に選ばれた
事に対する
凱旋パレードをやる事を知って見たいと語る。
両親はペイソンの手前、パレードを見るのを止めさせようとす
るが、ペイソンは部屋から出て来てきて一緒にパレードを
見ようと告げる。

ボルダー市では大々的に"ボルダーのロックスターを迎えて"
垂れ幕を作り、選手たちを迎える。その主役は、金メダルを
取ったケイリーだった。しかしロックからはケイリーの他に
男子は銀メダルを取ったニッキー・ルッソ、そしてエミリー
とローレンだった。しかしケイリーは優勝した事も有って
別格扱い。
ローレンはペイソンが入ればケイリーは優勝できな
かった
として愚痴る。

市長はボルダーを代表して鍵を渡される。
市民達の前で演説するケイリー。その姿を見たペイソンは、
疲れたので休むと告げ再びベッドの中に入り込んでしまう。
演説ではインタビュワーはケイリーばかりにマイクを向ける
中で、ローレンが強引にマイクを奪いとる形で、ペイソンに
対して残念な気持ちに言及する。
ケイリーはまるでペイソン
の事を考えていないとばかりの態度を見せる
ローレンの姿。
カーターは遠くからケイリーの演説を見守る中でローレンが
声を掛けるが、カーターは無視してその場から立ち去る。

ケイリーとニッキーはツーショットの写真を撮られる。
ニッキーは自分がペイソンに痛み留めのクスリの
コルチゾン
渡していたせいで彼女の事態が悪化したのではないかと考え
責任を感じていた。今は練習したいというニッキーに対して、
ケイリーは一日くらい休んでと告げる。そんなケイリーの発言
にペイソンならば僕の今の気持ちを分かってくれるはずだと
して、暗に彼女を非難する。

スポーツエージェントとMJは、ケイリーに対して、今後は更に
マスコミはケイリーの動向に注目することになるとし、世界中
を転戦する中で、貴方はアメリカを代表して戦うのだと告げ、
その責任の重さを感じるよう自覚を促す。

ローレン、エミリー、ケイリーが集まると、未だにペイソンと
は電話も繋がらずに話が出来ていないとして、ローレンは
スプルースのジュースでも手土産に見舞いに行かないか?と
いう。ローレンは未だにケイリーが怒っている事に対して、
そろそろ許しても良いのではないか?という。カーターはそんな
ケイリーに声を掛けるが、ケイリーはカーターとのつきあいに
関しても距離を置いているのだった。

一方キーラー家では、ペイソンを慰めようとして、家族で過ごす
のが一番だという。しかし父のマークはそろそろまた仕事のた
めに
ミネソタに戻らなければならない事を告げる。すると
ペイソンは元々私が体操をするためにボルダーに来たのだから、
その際みんなでミネソタに行くべきではないか?と告げる。

エミリーの元にデイモンがやってくる。
明日、
ロスに旅立つというデイモン。エミリーはついに夢が
叶ったことを告げ信じられないことを告げる。デイモンは、
彼女にプレゼントとして、
スターライトラウンジで行われる
デイモンのライブの入場券をプレゼントする。スターライトラ
ウンジなど聞いた事がないというが、明日の夜8時にピザ"シャ
ック"の方に来てくれないかと告げる。その時そこに案内する
とデイモンは語るが・・・

--------------------------------------------------------

■衝撃の全米選手権結果

前回37分くらいの所で録画が切れていたので、どういう結果な
のか気になっていたのだけど、なんと金メダルはケイリーが
取っていた。それよりも何よりもペイソンが二度と体操が出来
ない体になってしまっていることが驚きだった。

■新たにロックのトップに立つケイリー

シーズン2は、ケイリーがビッチとなって物語を引っ張って
行きそうな気配がプンプンして初回だった。
特にケイリーがペイソンの元になかなか忙しいことを理由に
して見舞いに顔を覗かせない辺りは、そんな感じを助長して
いるし、何よりも逆にローレンが優しい役回りをしていくのか
に思えた。

しかしまぁローレンはケイリーとケンカしている事も有って
逆にペイソンに優しくしている様な感じにも見えるし、
この辺の心情なり駆け引きはかなり複雑なモノが有るね。

■サマーはスティーブと別れる

彼と別れたからと言ってもこの町から去るという訳ではないの
で、ローレンとは顔を合わせる事になる。
サマーはスティーブが裏工作してローレンとヤク中の母親の
事を逢わせないようにしたという事はまだ話していないのだろ
うか。

■最悪な状況は回避

ペイソンはとりあえず車イスに乗る状態だけは免れた。
クロエはキムの辛い気持ちを一番理解している為に、気を遣って
様子を見に行った格好だが、思わず"最悪の状態"にならなくて
良かったとクロエの前で話してしまう。もちろん悪気はないの
は分かるのだけどね。ケメコ家ではブライアンが車イスの
状態だけに、なんとも微妙な雰囲気になった。
クロエは得意のキャセロールを持っていった。

■ペイソンは感情をコントロールする

体操選手として感情のコントロールをする事は大事なことだ
った。それが出来るペイソンこそ勝利者に近いモノで、安定
さの有る競技に挑めるというもの。しかし父親は、人生は競争
ではない事を告げ、感情の箱はいつでも開いて良いのだと語る。
ペイソンは父親がそんな感情を露わにした事を見た事が無い
とするが、ボストンの病院で壁にパンチをして傷つく拳の
痛々しい姿が描かれた。

■レーザーが帰宅

ロックスターのツアーに裏方として参加していたレーザーが
帰宅。まさかデイモンがエミリーと互いに愛し合っていると
は考えもしなかっただろう。

完全にKYなレーザーの姿が有り、デイモンとエミリーの二人
だけのムーディなパーティーに割って入ってしまった格好だけ
ど、果たしてどうなってしまうのか。レーザーが言っていたよ
うに、エミリーと両思いになった途端にロスに行く事になる
というのがちょっぴり皮肉に映るものだったね。

■ペイソンとケイリーの微妙な関係

基本的ペイソンはケイリーに恨みを持つ理由は無い。
ただ自分が居るべき場所にケイリーが居座ってしまったことで
嫉妬心から複雑な感情を抱くことになってしまった。
ペイソンが心の平静を保てていたのはケイリー以上に体操の成績
を残せていたこと。ただ以前のエピソードの中でもサシャが
ペイソンの事を、成績が有利な時に心の余裕が出来て初めて
ペイソンは周りに対して気を配れると告げていた事も有る。

ペイソンはケイリーには可愛さ、金、なんでも自分にはない
ものを持って居たとして、唯一のチャンピオンの座までも奪わ
れた事で容易に彼女を受け入れるのは難しそうだ。

ただ最後にペイソンは自ら歩み寄り、プレッシャーによって
自信を喪失しかけている彼女に対して、ケリーに勝ったのは
何よりもケイリー自身の実力で有り、一度勝てたのならば何度
でも勝てるとして、メンタルトレーニング的闘魂を注入した
感じ。

■コルチゾンの行方

ニッキーとペイソンの関係がコルチゾンで繋がっていた事を
ローレンが知ってしまう。ペイソンはニッキーからもらった
コルチゾンは打っていなかったとして告白するも、ニッキー
自身も処方箋を偽装しているのでそれがバレると不味いらしい、
ローレンはニッキーを利用して、カーターに近づいていきそう
だね。

■エミリーとデイモン

エミリーとしてはデイモンからのある言葉を待っていた。
自分が戻るまで恋人を作らずに待っていて欲しいということ。
しかしそんな会話中にレーザーが来てしまい、グダグダのまま
別れそうになった。しかしバス停でエミリーは自らその言葉
が欲しいとしてデイモンに迫っていく。

ペイソン・キーラー (Ayla Kell) 体操が上手い、全身全霊
ケイリー・クルズ (Josie Loren) 黒髪少女、優しい
エミリー・ケメコ (Chelsea Hobbs) 長女、引っ越ししてくる
ローレン・タナー (Cassie Scerbo) 金持ちの子

カーター・アンダーソン (Zachary Abel) ケイリーの彼、体操選手
レオ・クルズ (Marcus Coloma) 大学生、ケイリーの兄

クロエ・ケメコ (Susan Ward) 母親、ネイル、派手
キム・キーラー (Peri Gilpin) ペイソンの母
マーク・キーラー (Brett Cullen) ペイソンの父
サマー・ヴァン・ホーン (Candace Cameron Bure) スティーブ秘書
ブラッドフォード・クルズ (Marco James) ケイリーの父
ベッカ・キーラー (Mia Rose Frampton) 次女
ロニー・クルズ (Rosa Blasi) ケイリーの母
アレックス・クルズ (Jason Manuel Olazabal) ケイリーの母
ブライアン・ケメコ (Wyatt Smith) 長男、車イス
スティーブ・タナー (Anthony Starke) 父、弁護士、寄付金を出す
レイザー (Nico Tortorella) ピザ店でバイト
スージー (Jeanette Brox) ピザ店・店長、ヤク中っぽい?
サーシャ・ベロフ (Neil Jackson) コーチ、96年金メダル
マーティ・ウォルシュ (Erik Palladino) デンバーのコーチ
デイモン・ヤング (Johnny Pacar) バンドメンバー

ケリー・パーカー (Nicole Gale Anderson) 全米1位の選手
MJ (Marsha Thomason) スポーツエージェント
ニッキー・ルッソ (Cody Longo) ロックの男子体操選手リーダー
--- (Danny Lutman) Reporter
--- (Julia Putnam) Young Girl
--- (Maura Soden) Mayor
--- (Josh Abraham Webber) Student

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system