跳べ!ロックガールズ〜メダルへの誓い Make It or Break It (ABC Family 2009 - ) シーズン2

第2話 リーダーの使命 Follow the Leader

脚本／Joanna Johnson 監督／Chris Grismer
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朝、エミリーは急いで身支度を整え、母・クロエにも急いで
支度をするよう告げる。今日は体操委員会がやってきて、アメ
リカ女子代表のコーチを発表する日だった。既に代表のベース
となる練習の拠点はロックになる事が決定しており、ロックが
舞台ならばサシャがコーチになるのが自然ではないか?と考え
ていた。そうなればサシャの教え子であるエミリーたちは、
代表に選出される事に有利に働くのではないかと考える。
エミリーは出かけようとする中で代表チームのジャケットを
捜すが、母親が洗ったままになっている事を知る。しかも
母親は色落ちの激しいピンクの服と一緒に洗っていたために、
なんと代表チームのジャケットは場違いな色へと変貌していた
のである。
ケイリーもまたクラブへとやってくる中で、父のブラッドフォ
ードに対して、これからはマネージャーでなくあくまでも父親
として支えるよう告げる。

代表コーチの発表を待つ中、ロックにはマスコミも多数詰めか
けていた。ケリーもやってくると、早くもローレンたちと毒舌
合戦が始まる。ケリーはデンバーからここは近いから来たとし
新しいコーチに挨拶に来たのだという。互いに自分のコーチが
代表コーチになることで代表選手として選出されることに有利に
働く事を認知していた。
ケリーはペイソンが会場に来ているのを見ると、感心した素振り
を見せ、私が怪我したらクラブになど顔を出せないと告げる。
ローレンはそれを聞いて、ペイソンには信頼を寄せる仲間が沢山
いるから来られるのだと告げ、ケリーには居ないでしょと嫌みを
告げると、ケリーもまた親友の彼氏と寝たローレンにも友達が
居るとは思えないと笑い飛ばす。

周りの評判ではサシャがコーチになるのではないか?と噂されて
いた。ロックが舞台であると共に、何よりも彼が指導する
クラブから一番多くの代表選手を輩出したからだった。
サシャはペイソンが来ている事を知ると、君にはまだ役割は
残っているとして、副コーチになってチームを支えてくれないか
と告げるが、本人はコーチに興味はないとして断る。

そんな中、体操協会の委員会から発表がある。
代表コーチはマーティン・ウォルシュであること。
ロックの選手達はあり得ない事だとして反発する。特にケイリー
はマーティンが自分の母・アレックスと不倫していた事情を
勘案するととても許せないことだとして憤怒する。ケリーは
せせら笑うと、そんなに嫌ならばメダルを返却して代表から降
りたらどうかと告げる。合同で練習するのは月に一度程度なの
で我慢するしかないとされるが、努力しても報われない事は
有ると言われてしまう。

エミリーは体操委員の男性から呼び止められる。
エミリーは全般的に成績は良いが、数学の成績だけは悪かった。
委員会の男性からは代表として残るためにはB判定以上ではない
とダメだと言われ、代表はみんなの見本となるべき存在だと
言われる。家庭教師でも雇ったらどうかと言われるが・・・

マーティはケイリーに近づくと、先日の大会での優勝の件で
おめでとうと声を掛けられる。しかしケイリーはマーティーの
事をどうしても受け入れられず悪態をつく。
ケイリーらロックの選手達は話し合ってなんとかサシャを代表
コーチにしようと告げ、ピザ・シャックで集まろうと告げる。

エミリーはアルバイトの為に一足早くピザ・シャックにいく。
デーモンはロスのプロデュースの元にいき、変わりにツアー
から戻って来たレイザーと一緒に働く事になる。エミリーは
レイザーに、今まで話していない事があると告げると、デーモン
と付き合っているという事かと言われる。しかしエミリーは
私たちは友達のハズだとして語る中、現在自分は自宅学習を
していて学校には通っていないこと。それは毎日8時間の体操
の練習をしている為に、自分はアメリカの体操選手の代表の一人
である事を告白する。今までこれだけ付き合って長かったのに
話してくれなかったのかと失望され、デーモンにはすぐに話した
のか?と問われる。エミリーは母親が勝手に話してしまっただけ
だと告げると、これからここに友達が来る事を告げる。

4人が集まるとマーティンを追い出すことは出来ないかと話し
合う。ケイリーの母親と寝ている事を話せば委員会も交代させ
るのではないか?とするが、ケイリーは、ローレンの父親が
マーティンを脅迫して追い出したことも同時にバレルのではな
いかという。そんなドロドロした言い争いをしている姿を見て
ペイソンは腰を痛めて良かったのは、ロックの争いから解放
されたことだとして、皮肉を告げる。
とりあえず明日は委員会のスタッフが見に来るので、マーティー
を駄目なコーチに見せるように振る舞い、マーティーを知らない
選手に色々と吹き込もうと告げる。
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■クロエがまたやった!

クロエの娘思いの一面は分かるけど、その思いが空振りする事
はしょっちゅうある。今回はなんとエミリーの代表のジャケッ
トを洗濯する際に、色落ちを考えずに服を洗濯した為に
ピンク色に染めてしまった。
初心者にはありがちだけど、クロエは一体何年間主婦業をして
いるんだかね。

■留まることを知らないケリーの毒舌

ケリーくらい気が強くないと代表選手としてはやっていけない
という所なのだろうか。完全AWAY状態のケリーだけど、ローレ
ンの毒舌など全くものともせず言い返してくる辺り、凄いもの
が有るな。

■マーティンが代表コーチとして就任

エミリーとしては複雑なものが有る。
自分を町の体操教室から見つけ出して抜擢してくれたのがマー
ティンであり、そんな人を追い出すために行動を取らねばなら
ないこと。

■ケイリーとカーター

とても複雑な関係だけど、ケイリーが相談する相手が居ないと
見るやカーターと逢うことになる。
ケイリーはようやく自分がトップに立った事で自分の思い通りに
出来る様になると考えていた様だが、全くの逆で周りに振り回
されていること。その不満をぶつける中で、何故カーターが
ローレンと寝たのか問われる。カーターとしては、あの時自分
はケイリーと逢いたかったのに、ケイリーは逆にケンカしていた
とはいえ、逢いたくない素振りを見せたことで傷つけたい気持ち
があったのかも知れない事を語る。

とりあえず仲直りの為の下地は整ったのかなという感じだね。

■エミリーとレイザー

レイザーとデーモンが入れ替わるようにしてエミリーと関わって
いく辺りが面白く設定されている。二人が同時にエミリーと
関わるような事をさせないところが、エミリーパートでの
エピソードの面白さを引き出している。
レイザーが数学が出来るヤツという設定は少々出来過ぎな感じ
もするけど、レイザーが思った以上に嫌な役回りではない所が
また複雑なモノを感じるな。

■ロンドン遠征

ケイリー、コートニー、ターシャ、リンジー、エミリー、ロー
レンは代表の遠征オチだったようだ。マジメに戦っていなかった
という事らしいけどね。

■伝家の宝刀

マーティンを追い出すためにはケイリーは、彼が自分の母と
不倫していた事実を話すしかないと追い詰められていく。
ケイリーも自分一人が母親の件で内緒にしている事に疲れを
感じて告白していこうとする流れに繋がっていく。
しかし肝心の所でブラッドフォードが自分には家庭しかない
と考えて家族写真のアルバムを見つめている辺り、この光景を
見れば話せないよね。

■ペイソンの役割

とても痛々しいペイソンの存在。
マーティンもサシャは彼女を副コーチにしようとするが、コーチ
になるという事は体操選手を諦めていると自分で認めること
だと考えて、なかなか受け入れられない事実として存在してい
る。
そんな中、ペイソンがリーダー格の人物で有る事と、尊敬され
ている事を指摘して、上手い感じで彼女に役割を求めていく。
サシャに至っては、ペイソンが副コーチとしてチームをまとめて
いくのは使命である事を告げる。

■ジャケットの行方

結局サマーが新しくジャケットを手配してくれた様だ。
エミリーの数学の成績もA判定。
思わずレイザーと抱き合いハグする姿。
そしてエミリーの事をクロエがしっかりと支えてくれていた
とする証拠の手紙(マーティン宛に送っていた手紙の存在)。
エミリーが完全にハグ魔になっていたね。
私の知っているエミリーは何処に行った?みたいなクロエの
突っ込みも又笑えた。