跳べ!ロックガールズ〜メダルへの誓い Make It or Break It (ABC Family 2009 - ) シーズン2

第9話 恐れなければならない唯一のもの The Only Thing We Have
to Fear

脚本／Michael Gans、Richard Register 監督／Norman Buckley
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中国に遠征に行ったアメリカ代表は惨敗。
特にローレンは平均台で最下位という屈辱に合う。
サシャはロックの選手達が、アメリカ体操委員から完全にハブ
られている事を知り、ロック単独で中国選手たちを招待し、
勝負しようと考える。その為にサシャは短期集中して合宿する
事にする。選手達の寝泊まりはロックで行い、外界とは遮断し
て練習漬けにする。

就寝時間、ローレンは中国での惨敗の際の事を仲間達に話す。
代表では誰一人として応援してくれる人が居なくて、しかも
部屋は一人だけにされたという。今まで如何に互いに支え合っ
てきた事かを思い知らされたとのこと。仲間の居ない試合は
初めてだったというと、ローレンは思い出話をする。
ローレンとケイリーは8歳の頃から一緒、ペイソンは12歳の頃
から一緒だった。互いに一番恥ずかしかった事を語る。
ローレンは初めての大会で緊張の余り吐いたこと。ケイリーは
レオタードの食い込みを気にする余り減点されたこと。
ペイソンはジュニアの頃に緊張してお漏らしして、それ以降
おもらしペイソンだとからかわれていたこと。
ローレンはケイリーに対して、あなたとはチームメイトではなく
姉妹だと告げ、これ以上男の事でケンカするのは辞めようと
和解する。

そんな中、眠らずに話をしている4人にサシャのゲキが飛ぶ。
中国は毎日厳しい管理の下で合理的な訓練の限界を超えて練習
をしている事を告げ、そんなマシンが4日後にやってくるのだと
告げ、緊迫感を持って合宿をしろという。
サシャはサマーがお目付役で居る事に感謝する。着ているパジャ
が可愛いと。
サマーからは、何度も体操委員のエレン・ビールズから電話
が有る事を告げられる。今回の試合は体操委員は関係なくあく
までクラブとしての試合であることを告げる。

カーターとデイモンはピザ・シャックで話す。
デイモンはカーターがケイリーと付き合い、そしてローレンと
浮気して、またケイリーとよりを戻したことについて、興味を
持つ。待っていればケイリーは戻ってくれると思っていたとい
うカーター。二人の関係はずっと隠して来ており、ロックの
子と付き合うのであれば、その辺は理解しなければならない事
だという。

合宿の練習中、サシャは選手達にゲキを飛ばす。
中国はメダルを8個取りアメリカは4個だったこと。今回は
4個以上取ってロックの実力を認めさせるのだと告げる。
そんな中、エミリーは未だに跳馬に於いてユルチェンコが
取り入れられずにいる事に頭を抱える。エミリーは着地地点
が見えないこの技はとても怖いと。

一方サシャの元にエレンが自らやってくる。
サシャの身勝手なやり方に対する非難と共に、貴方のしている
事では選手は敗北し、代表チームからも外される行為だという。
あなたのせいで選手達は全てを失うのだという。しかし
サシャはそんな事は絶対にさせないと告げる。
エレンはエミリーに対して声を掛けていく。
エミリーは協会から奨学金を得て体操をしていることも有り
信頼を裏切られないでねと圧力をかけられる。

サシャはケイリーに対して、お前がリーダーなのだから、
チームをまとめて集中出来る様にするのだと言われる。
それを受けてケイリーは仲間達に、もしも何か不安なことが
有れば、互いに電話して解決していこうと告げる。

クロエとチャーリーは互いに娘を迎えに来る際にバッタリと
出くわす。チャーリーは彼女に僕のことを避けているのか?
とすると、この付き合いは辞めた方が良いと告げる。
これ以上娘を辛くさせられないと。
ローレンとエミリーはそんな二人が話し合う姿を目にする。
ローレンは嫌みたっぷりにエミリーに対して、貧乏人は金
に執着するので、きっと二人は別れないというが、エミリー
はようやく母が正気に戻ってくれたと告げる。

そんな中、ペイソンの母・キムはサシャの元に訪れると、
ペイソンの件を相談する。既に二週間前に娘は練習再開の
許可を得ているが私にも黙って居ること。サシャは恐らく合宿
の際に恐怖を克服しようとしていたのだろうと告げ、サシャは
この件は私に任せてほしいと告げる。
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■ペイソンとエミリー

互いに二人の共通点として技に対する恐怖心が存在している。
ケイリーとローレンが強い絆で結ばれている分、ペイソンと
エミリーをワンセットで描いて行くことになるのかな。
ペイソンの家もお金に困っている状態だし、共通することは
多いよね。

上手い事互いに恐怖を語り合い、克服していく流れ。

■ケイリーとローレン

ようやくカーターの件で、少しずつでは有るけど歩み寄る
事になっていく。合宿の際には凄く二人の雰囲気が良かった
けれど、現実社会に戻るとまた問題点が次々と発覚していく。

■ケイリーの問題

契約の問題で、MJからは今回の件は失う事の方が多いとして
大会には出るなと言われる。しかもケイリーは両親が離婚の
危機。母は父も冷静になればまた戻ってくると考えていた様だ
が、弁護士を通して離婚届を付きだしてきたことで、最悪な
家庭の環境になる。
ケイリーは練習を遅刻して、父親に説得に行くが、これは夫婦
の問題だとして、離婚の流れは止められそうにない。
そして何よりもケイリーも浮気の件で秘密にしていたことが
父親としてもショックだったようだ。

■ローレンの問題

ケイリーもローレンもカーターの件ではどうしても隠している
事が有る。ローレンはカーターとケイリーが付き合い直した
事を知って、なんとか彼女の口から引き出そうとする。
その為にエミリーの母と自分の父が付き合っている事を話して
告白させようと誘導させていく。この辺の小ずるさはローレン
らしいところだね。

■ピザシャック

久しぶりにスージーの登場。
デイモンがラジオ局で応募した局がなんと当選。
優勝すればグリーンデイのツアーの前座をさせてもらえると
いう事だけど、ようやく目が出て来た様子。
ただスージーにエミリーへの伝言を残して行くも、きちんと
事実が伝わらないのが常だね。この辺の意地の悪さがまた
何とも言えない。

■体操委員会からの度重なる圧力

可愛そうだけどその中でも一番不利な立場にいるのが奨学金
を得ているエミリーの立場。全収入の半分を奨学金によって
賄っている現実が有るのに、バイトを辞めさせられそうになる。
そればかりか大会にでれば奨学金は没収ート(By草野仁)。

■仲間との関係を取るのか、個人の利益を取るのか。

難しい選択を迫られるシーンが多い。
個人を取ればこの場では生き残るかも知れないが、一度仲間を
裏切れば修復することは不可能である事はこれまでの展開でも
明らか。全員が全員個の利益を取るかどうかで悩む姿が有った
ね。

■カーターを巡るローレンとケイリーの争いは続く

よく説明すれば分かってくれることなのか。
ただハグしていた辺りの展開を見ると正直信じられないものが
有るだろうね。

そしてエミリーとデイモンの件でも辛い決断が迫られそう。