跳べ!ロックガールズ〜メダルへの誓い Make It or Break It (ABC Family 2009 - ) シーズン3

May 2, 2011
第6話 夢に捧げるレクイエム Requiem for a Dream

脚本／Holly Sorensen 監督／Michael Schultz
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ケイリーが休養中にデイモンと共にレコーディングスタジオで
心を通わせ共作した歌"心の翼"をデュエットする姿を見て
エミリーはデイモンと別れを告げ、ハンガリー遠征にいく。
ハンガリーでの対外試合は最低の出来でエミリーの落下で
不利になるがケリー・パーカーがなんとか面目を保ち、ロシア
に次いで二位の成績を収める。そんな中、エミリーには試合後
の尿検査で妊娠の疑いが有ると言われる。

クロエも同席する中でエミリーは正式に検査してもらうと妊娠
6週目だと判明する。これまで一度の生理しかなく、しかも
一度きりのデイモンとの体の関係なのに妊娠するなんて信じられ
ないと頭を抱える。昨年までキスした事も無かったのに・・と
クロエは呟く。医師は17歳になって生理が一度というのは変
だとするが、クロエはエミリーが全米選手権の選手である特殊性
を説明する。医師からは色んな選択肢が有る事を告げ、産んで
子供を育てること、里親に子供を授けること、そして中断も
出来るという。とりあえず出産するには300k分のカロリーの
摂取とカフェイン摂取を控えて、妊婦用のピタミンの摂取は
必須だという。また激しい運動も避けて欲しいとするが、そんな
事は無理だと呟く。

ロックではハンガリー遠征後、サシャが戻ってきた事で関係者
はまた元のロックになるとして歓迎する。サシャはバイクで
颯爽とクラブへとやってきていた。
ロック内では特別ブースが設置して有り、選手達のテレビインタ
ビューが行われる予定だった。テーマは"世界選手権への抱負"。
サシャはこんな事は辞めさせろとし、色々と大事な時期に詮索は
されたくないとするが、サマーは大会前に顔を売るのも選手の
定めであり必要な事だと説得する。サシャはエミリーはやって
こないだろうとするが、エミリーはやってきたのである。
しかしエミリーだけはまだ世界選手権の代表メンバーとしては
決定しているものがなかった。

その頃ケイリーはレコーディングスタジオにいるデイモンを
尋ねる。デイモンは以前酷評されたレーベルから一曲だけ目を
留めてもらった事を報告する。その曲とはケイリーと一緒作った
曲であること。ケイリーの歌声も先方は気に入っているので
一緒に歌って欲しいとデイモンは語る。一緒にシングル曲を
出そうと告げる。

テレビインタビューワーは、ローレンとペイソンが代表入り
が確定し、残すところエミリーがどうなるかが問われていた。
その事をエミリーに告げ、エミリーに対する非難の声に対して
どう思っているのかを問う。エミリーは法的な問題を抱えて
いるばかりか、フランス遠征とハンガリー遠征では成績を残せて
いない現実が有った。全米元一位のケリーを差し置いて代表に
相応しいと思うのか?と鋭いインタビューが入る。エミリーが
答えあぐねているとペイトンが相応しい選手だと告げ、エミリー
は選考会で選ばれたのだから当然リオデジャネイロで行われる
世界選手権にも出場資格があるという。異論が多いのも事実だが
次の試合では結果を出すとエミリーは語る。
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■エミリーの場合

とんでも無い事が発覚。デイモンと別れた後にルーマニアでの
遠征。そしてその大会では大ミスを犯してケリーと交代。
そして帰国前の尿検査で妊娠が発覚。
17歳の彼女は、生理が一度しか来ていないとし、そしてこれ
までにたった一度のセックスによって赤ちゃんを妊娠してしま
うという不妊治療をしている人にはなんて贅沢な悩みなんだ
という具合の出来事。

サシャは質問には答えてはくれず、自分で決めることだとし、
ペイソンは私が何度も言ったのに気がないのが悪いとして、
ちょっぴり冷たくあしらわれた。
母のクロエは10代でエミリーを産んだとする経験からアドバイス
をしようとするも、それぞれに事情は違うので経験者のアドバ
イスとしては伝わらない所もある。
エミリーがクロエに対して、私を産んだことを後悔しているの
か?とする質問はちょっとズルいよね。
クロエが体操機構に話したことでまたしても母と娘の溝が開い
てしまった。
結局ラスベガスに行くとの事だけど、前に住んでいた場所なの
か?

■ペイソンの場合

今回はエミリーとの絡みが多かったかな。

雑誌を見て世の中10代で妊娠・出産している子が居ることに
かなりのカルチャーショックと呆れた態度を見せていた。
エミリーの件では、チームを率いるリーダー的立場の人間として
エミリーのようにルールを平気で破る人が居ることで、本気で
五輪を目指しているとは思えない様子。

サシャも語っていたがエミリーは、どうしても両立が可能だと
思っている面があり、失敗してもフォローされる癖がついてしま
っていて、自分を例外のように感じてしまっているのかも知れ
ない。

■ローレンの場合

サシャが戻ってきたことで父・スティーブ同様にちょっと
気まずい。
ローレンが一人床の練習をしている際に、着地でどうしても
捻りを加えてしまう癖があり、その事をサシャから指摘される。
サシャから個人練習をする事を提案されるがローレンが意外
な顔をしたので、サシャ自身はペイトンとの件で不審に思われて
いると勘違いするが、実際にはサシャが自分の為に気にかけて
くれた事を喜びと戸惑いで見ていたようだ。
ローレンは自分のした事を弁明するかのように、ペイトンと
サシャのキスのDVDを体操機構に送っていたが、周りの人に
この事実が伝わることは無いのだろうか?
なんかあやふやなまま終わりそうな気がする。

■ケイリーの場合

完全に彼女だけが体操とは違うところで物語が動いている。
ただ今回彼女の中で体操以外の道があると感じたところで
ドクターストップも解除され、また体操の練習に復帰して良いと
のお達しが来た。
最初にペイトンが体操から離れ、そしてケイリーが離れ、
今度はエミリーの番と言った感じなのだろう。
一度は体操から離れてみて、改めて自分にとっての体操とは
何かという事を掴んで行くみたいだ。

ケイリーはデイモンとキスした事でエミリーにそのことを告げ
にいく。もちろん浮気ではなく、エミリーとデイモンが別れた
事を受けた後の行動だけど、友人の彼氏とは例え別れても
結ばれない暗黙のルールが有るのもまた事実。


●その他

・サシャ、カンバック!!

映画「ハスラー」のラストシーンじゃないけど、見事カンバッ
ク!ロックに戻るだけでなく、代表選手のコーチとしても
採用された事が決定する。

・スティーブは焦ってサマーにプロポーズ

サシャが戻ってきた事でスティーブはサマーを取られるかも
知れないとちょっぴり心配したようだ。しかしまぁスティーブ
も色んな人と入れ替わり立ち替わり忙しい人だね。
ローレンと一緒にプロポーズの流れを作る辺りの演出はシンプル
だけどなかなか。自分の一番好きな季節は夏(サマー)って、
なんか凄い文言だけどね。

・サマーの心情。

サシャとは好き有っているけど、価値観の違いがどうしても
大きく一緒になるのは難しい。
互いにすり寄る姿もあったのだけど、赤ちゃんに対する考え方
の違いは二人を別れさせるのに十分な違いがあるようだ。
サシャの場合、どうしても選手として接している分、エミリー
には産む選択をして欲しくはないのだろうね。

・みんなで思い出の地へ

コロラドのフットヒルズ合宿所。
みんなで五輪に一緒に行くことを誓い合った場所で改めて
その誓いを立てにいくけど、残念ながらそこにエミリーの
姿がない。クメコ家を除いて親たちみんなが集まってしまった
けど、展開的にはシーズンの終わりみたいな演出だったね。