跳べ!ロックガールズ〜メダルへの誓い
Make It or Break It (ABC Family 2009 - ) シーズン4





Apr. 16, 2012
第4話 成長の痛み Growing Pains

脚本/Mary Hanes、Ken Hanes 監督/David Paymer
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USATCではファミリーウィークエンドが開催される。
その際、体操女子ではコーチの提案で、これまで体操界に多大
な貢献をしてきた選手たちの歴史を振り返ると共に当時の
演技者たちの演技を代表選手に演じさせて、違う価値観に触れ
させようとしていた。オルガ・コルプト、スベトラーナ・ホル
キナ、ナディア・コマネチ
etc・・・。
コーチはその事を選手たちに説明する。
ウェンディが現在ジュニアアスリート向けのセミナーで出席
出来ない為に、ケイリーが集まってくれた両親たちに向けて
選手代表として挨拶をするよう言われる。保護者達を驚かせる
前に私を驚かせろというコーチは、エキシビジョンのリハーサル
を明日の3時から行うという。試合だと思って挑めとのこと。
また当日家族が何人くるのかはコーディネーターの方に予め
知らせておけと言われる。

そんな中ジョーダンの調子が上がらなかった。
コーチは声を掛けると普段の演技よりも芸術性が重視された
演技なので戸惑っているだけだという。コーチは家族の前で
演技するのは緊張するかも知れないが良い訓練になると告げる。
ジョーダンは誰が来るのか?と尋ねると、
ボルチモア時代の
里親に声を掛けてみたのだという。しかし最後に遭ったのは
7年か8年前だという。

ケイリーとケリー。
ケリーママはケリーのマネージャーの座から降ろされたので
普通のマネージメントの社員になったのだという。ケリーに
よると普段のママはビジネスが絡まないと悪い人ではないのだ
と語る。父親との関係はどうなっているのか尋ねると、離婚後
両親は度々喧嘩をしていたが、私がずっと挟まれた状態で
存在し、離婚当初は一週間置きにそれぞれの両親の元を行ったり
来たりしていたという。しかし体操にのめり込むようになり、
そのウチ父親とは会えずに生活していると、父も再婚して新しい
家庭を持つようになったので容易には逢えなくなったのだと
語る。

ペイソンとローレン。
ペイソンは父が来ることを楽しみにしていた。
ローレンも父親が来るというが、少ししか時間が無く買い物
を一緒にする時間も殆ど無いと不満を述べる。しかしペイソン
は買い物よりもまずは病院に行くべきだという。私がセンター
内の病院に予約を取って置いたので明日の12時なので必ず
行ってよという。もうこれ以上ローレンが危険なマネをするのを
見ていられないという。しかしローレンは
健康問題が発覚すれば
トレーニングセンターを追い出される
事は必至であり、センター
内の病院では無理だと言う。外の病院を探すので待って欲しい
と告げると、明日までに見つけないとコーチに知らせると告げ
られる。

ケイリーはオースティンと室内で逢う。
ケイリーは体操に集中したいのに、プレッシャーのかかる事ばかり
で嫌になると吐露する。今は明日の
親たちへのコメントを考え
ているがセリフが出てこないと。オースティンは俺のコメントを
使っても良いとするが、"ニコニコアミーゴ、一緒にゴー"なんて
使えるハズ無いと失笑する。普段の練習から点数を付けられている
様な生活で、ペイソンの支えが欲しい時なのに、今はそれも
無いと語る。オースティンは何が有ったのかと尋ねると、サシャ
とローレンのキスの写真を送ったのがローレンだった事を知って
以降、私の事をペイソンは避けているのだという。オースティン
はまたすぐに仲直りするはずだと。また親の仲裁役も引き受けな
ければならず、体操に集中できないと告げる。ケイリーはオース
ティンに対して、私の両親との食事に同席してくれないか?
と頼む。貴方が居る前では両親も喧嘩はしないだろうとのこと
だった。

コーチの元にケリーの母・シーラ・ガボイエがやってくる。
ファミリーウィークエンドの企画を誉めるシーラ。
ちょうど合宿も折り返しで選手達もホームシックにかかる選手
が出始めている為に行うのだという。シーラは娘の演技を
見る為にやってきたがホテルは団体客が占拠していて予約が
取れなかったので帰宅しなければならないと告げる。するとコーチ
はウチの家に泊まってくれても構わないと告げる。
母は娘にコーチの家に呼ばれた事を告げると、私は二人きりで
食事をしたかったのだというケリー。安心して貴方の事を任せら
れるかコーチの裁量を見極めるのだと語る。

ローレンはレイチェル・マーティンという偽造IDを入手して
いた。ローレンによると以前ボトックス注射を打つためにイン
ターネットで入手したものだという。偽造IDを使い現金で
支払えば、医者にかかったことは誰にもばれずに済むのだという。
ちょうど大学のメディカルセンターで医学博士のアイリーン
カーティス医師
に診て貰えることになったと語る。しかし
ローレンはファミリーウィークエンドの後にいくという。
バスに乗り継いでいかねばならないので行く為の時間がない
とのこと。それを聞いたペイソンは父の車で私が付きそうと語る。

そんな中ペイソンの父・マークはキーラー家に取って重要なこと
をランチでペイソンに語ろうとしてやってきていた。

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合宿も折り返しという時期に、ファミリーデーが設けられる
というのはロックの頃と変わり無いけど、五輪を控えている
状況の中でこんなイベントをするというのも違和感は有るな。
ロック色を完全に打ち消す為に色々と行われているけど、
こういうエピソード構成を見ていると結局ロックっぽさを
感じてしまう。

■ケイリーの場合

上述した事にも繋がるけど体操をしたいのに、体操以外の要素
で選手を悩ませるというのは、ある意味では体操機構としての
落ち度ではないかと思う所も有る。
ペイソンとの関係が離れてしまったことで、頼りになるのが
オースティンとケリーという心細う状況の中で、この二人が
意外にも力強く支えてくれている感じ。
ペイソンがケイリーに対して反発心を抱いているのは、親友
なのにキスの件で隠していたことの様で、当の本人である
ローレンとペイソンが仲良くなってしまうというのだから
なんだか不自然さがあるな。

ケイリーは一度も相手の男性に愛を告白したことがなく、愛とは
なんぞやという疑問が浮かび上がる。
ケリーからは愛しているといったからといって結婚・プロポーズ
される事とは違うと言われて少し肩の荷が下りた様子。
オースティンとケイリーの関係を見て両親が一夜の関係を求め
合うも結婚生活は元通りには戻らないみたい。ただケイリーが
オースティンのキスを避けるシーンと対象的に両親のキスのカッ
トが入る辺りは嫌らしい作りではあるね。

それにしてもドアを開けたらベッドルームが即見えるという
ホテルの作りはちょっと違和感が有るな。


■ペイソンの場合

父親との再会を楽しみにしていたペイソン。
母はロックの運営に携わっているので、今回ロックの遠征試合
に同行してペイソンには会いに来られなかった様だ。
これまでのシーズンではペイソンは単身赴任する父親との絡み
が少なかったけど、シーズンファイナルでは父親との関係ばかり
が重視されている感じだね。

父親から爆弾発言があるのかと思ったけど引っ越しするという
お知らせだった。ミネソタ州に戻るらしい。
まぁ実質五輪が終わればロックで居続けるというのも無理が有る
しね。

ペイソンの成長を色んな面で感じて満足感を持って帰宅する父
の姿が有った。

■ローレンの場合

ローレンがシーズン4に入って以降、体の不調を訴えるシーン
が少なからず存在した。常にローレンはカリウム欠乏症だとして
ごまかしていたけど、実際には不整脈があるようで、心臓外科
で診察しないと詳しくは分からないと言われる。
絶対に妊娠だと思っていたけど、エミリーのエピソードで
そのパターンを使ってしまったので流石に無いか。

ペイソンにも正直に話せず、涙するシーンがあったり、また
一人で祈るシーンが有った。やはり世の常としてカルマが
存在し、意地悪ばかりしてきたローレンにとっては、ここに
きてそのしっぺ返しを食らうという展開なのかな。


■ジョーダン&ウェンディ&ケリー

ウェンディはお休み。
ジョーダンが影の主役って感じもするエピソードだったのかな。
ファミリーウィークというだけ有って家族がテーマの中で
ジョーダンには親が居ない。過去に親に関して言及された
事が有ったっけか。
コーチがジョーダンの親代わりみたいになって見守る姿。
コーチはコーチで金融不安で財産を失い、テキサスの自宅は
抵当に入っているとのこと。ケリーのモンスターママから
買収を提案されるも断る姿が有った。

ケリーに関しては今回初めて父親の件が語られた。
ケイリーと似たような境遇にあり、寧ろ一歩先に進んでいて
離婚した家庭のその後の生活というのをケリーを通して学んだ
感じ。


■その他



■使用された曲


ペイソン・キーラー (Ayla Kell) 体操が上手い、全身全霊
ケイリー・クルズ (Josie Loren) 黒髪少女、優しい
ローレン・タナー (Cassie Scerbo) 金持ちの子
ケリー・パーカー (Nicole Gale Anderson) 全米1位の選手
オースティン・タッカー (Zane Holtz) 遊び人体操選手

ウェンディ・キャプショウ (Amanda Leighton) ジュニアチャンピオン
ジョーダン・ランダル (Chelsea Tavares) テストを受けに来た素行問題

サシャ・ベロフ (Neil Jackson) コーチ、96年金メダル
キム・キーラー (Peri Gilpin) ペイソンの母
マーク・キーラー (Brett Cullen) ペイソンの父
サマー・ヴァン・ホーン (Candace Cameron Bure) スティーブ秘書
ロニー・クルズ (Rosa Blasi) ケイリーの母
アレックス・クルズ (Jason Manuel Olazabal) ケイリーの父
スティーブ・タナー (Anthony Starke) 父、寄付金を出す
マーカス・マゴーエン (Sean Maher) 体操機構

アニー・マッキンタイヤ (Bre Blair) コーチの妻
ブラッド (Trent Garrett) 自転車競技
リゴ (Tom Maden) ペイソンと付き合う、自転車競技

マッキンタイヤ (Dondre Whitfield) コーチ
シーラ・バボイエ (Kathy Najimy) ケリーの母
アイリーン・カーティス (Parisa Fakhri) 医学療法士
--- (Dale Shane) Student

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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