THE O.C.
(シーズン3)

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第11話 マリッサ解放作戦 The Safe Harbor

脚本/Mike Kelley
監督/Tony Wharmby
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シニアクラス最後の冬休みが今日で終了する。
4人はみんなでバーに繰り出し、飲み明かそうと告げる。
サマーは今週の金曜日にクラス写真を取ることになっており、
そこにマリッサの姿がない事を嫌がる。マリッサの事を追い出
そうとしていたヘスは居ないし、多分周りも許している事だと
して、マリッサをハーバー校に戻そうとサマーは、ライアンと
セスに告げる。名付けて"サマーのマリッサ解放作戦"だと告げ
る。しかし計画が決まるまではマリッサには内緒にしようと
いう。

早速ライアンは校長のキムに逢うという。
サマーとセスは民衆運動が必要だとして、生徒たちに訴えかけ
ようという。

ライアンはキムに話をすると、決定を覆せるのは理事会だけだ
と告げ、木曜日に理事会で集まるのだという。学生には発言権
が無いので、指示する保護者を捜すしかないという。
キム先生はライアンに、1996年の新学期の議事録を調べてみれば
参考になると彼に助言する。

ジョニーと学校で逢うマリッサ。
冬休み中に二人は一度も逢わずにいたために、久しぶりの再会
だった。ジョニーは手術を行い、リハビリ中であること。
パックウェストがチームへの帯同を認めてくれたとして、パー
ティーにも招待されたという。そこで木曜日のパーティーに
マリッサに一緒に来て欲しいと頼む。

キキはジュリーにビジネスの話をする。この町には意外にも
離婚者が多いこと。そんな中、サマーの父で外科医のDr.ロバー
ツもやってくる。彼もグロリアとは別居中だという。
ジュリーはロバーツに話しかけ、互いに子供たちに真実を告げて
いないことを確認。新年にやるべきことの一つだと声を掛け合う。

サマーとセスは、テイラー、マディソン、アシュリーの元に
行く。マリッサを友達としてハーバー校に戻す手伝いをして欲し
いと告げ、全校生徒の心を掴めるのはテイラーしかいない事を
訴える。テイラーは了承するが、マディソンらはマリッサは
テイラーにとって最大のライバルであり、テイラーの母・ヴェ
ロニカは、娘のためにマリッサを追い出した保護者会の代表では
無いのかと問いかける。しかしテイラーはそれでも昔の私では
無いとしてサマーに協力することを告げる。

ライアンは過去の議事録を調べると1996年に、学校内でナイフ
を使って生徒を脅した生徒を復学させている過去が有ることを
知る。

ライアンたちは理事会の場でサンディに復帰できるように演説
して欲しいと頼む。相手はジム・マーサー判事。サンディが
弁護士時代、厳しい判決で有名な人だったという。

ライアンはマリッサに復学について計画が進んでいる事を告げる。
ユニオン校が良いのならば計画は止めるとするが、マリッサ
は戻りたい事を告げる。
しかし話し合いが木曜日であることを知る。ジョニーからパー
ティーに誘われた日。サマーはそれを知ると、今すぐにキャン
セルの電話を入れてとするが、マリッサはすぐには断りの電話
を入れることが出来無かった。

セスとライアンはポスター作りをする。サンディはジム判事は
復学に於ける公平な機会を与えてくれると約束してくれた事を
告げる。しかし実際にジム判事は、過去にサンディの事を法廷
侮辱罪で6時間も拘留した事が有る人物だった。一体何故サンディ
は当時目の敵にされたのか分からなかったのであった。

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マリッサを復学させるために奔走する

クリスマカーの奇跡に続いて、再び奇跡を求める話か。
アメリカ人って主張するときに、Tシャツを作っ運動することが
多いよね。
今回もマリッサを復学させるために、署名、ポスター、Tシャツ
作りが行われた。

理事会の日は、ジョニーのパーティーとかち合う

単なるパーティーならば、理事会を優先させていくことになる
のだろうけど、またしてもジョニーの復帰に関して、医師の
間でも承認すべきかどうかで見解が分かれて、微妙な立場に
居ることが判明していく。
ダメだと決まったことで、またしてもジョニーが自暴自棄になり
マリッサが自分の責任だと受け入れていくような展開が続く。

ジョニーの復帰話は本当なのか否か

チリと共謀して、マリッサを戻すために一芝居をうっている
のかに思えるものだった。
理事会にまで来て密かにマリッサの結果を聞いているジョニー
がなんとも寂しい限り。
これでジョニーたちとの関わり合いも無くなってしまうのか。

ロバーツとジュリーの悩み

サマーの父は再婚相手と離婚する事をサマーに言えずにいる。
ジュリーはトレーラーハウスに住んでいる現実をマリッサに
言えずにいる。
しかし結果的にどちらも心配は無用だった感じの流れだったね。
サマーが継母にそれほど愛情を感じていたとは思えないし、
マリッサにしても、母親に求めるのは物質的なものではない
だけに、案外平気そうな感じだったな。

ジム・マーサー判事との確執

ジムの過去を調べると、何と息子がドラッグで退学している
事実を見つける。しかもそれ以来行方不明らしい。
当時若者救済のために弁護士を務めていたサンディと衝突して
いたのはこの辺の関係にあったようだ。しかし判事が個人的な
感情で判決を下すというのは失格だよね。

テイラーと母・ヴェロニカの確執

ヴェロニカって娘思いなのか何なのか良く解らない。
ただテイラーが今回親の反対を押しきって、自分の意見を
言えたことは成長の証しだ。それと共に、もっと早くにこんな
彼女の一面が出せていれば、テイラーも学園生活がとても楽しい
ものになったのだろうね。
高校三年生の終わりになってそれに気がつくとはちょっと
時期が遅いかな。


マリッサ・クーパー (ミーシャ・バートン) 隣人。長女
ライアン・アトウッド (ベンジャミン・マッケンジー) 次男
セス・コーエン (ダム・ブロディ) ちょっとオタクで奥手
サマー・ロバーツ (レイチェル・ビルソン) セスの女神

サンディー・コーエン (ピーター・ギャラガー) 弁護士
キルスティン・コーエン (ケリー・ローワン) サンディの妻
ジミー・クーパー (テイド・ドノバン) マリッサの父
ジュリー・クーパー (メリンダ・クラーク) マリッサの母

テイラー・タウンゼント (Autumn Reeser) ソシアルチェアー
ジョニー・ハーパー (Ryan Donowho) 高校生、サーファー
デニス・チルドレス (Johnny Lewis) "チリ"
マット・ラムジー (Jeff Hephner) サンディの部下
グウェン・ハーパー (Lisa Rotondi) ジョニーの母
ニール・ロバーツ (Michael Nouri) サマーの父、医者
キム (Rosalind Chao) 先生
ジム・マーサー (Michael Mantell) 判事
アシュリー (Tiffany Thornton) テイラーの友達
マディソン (Dana Davis) テイラーの友達・黒人
ヴェロニカ・タウンゼント (Paula Trickey) テイラーの母


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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