THE O.C. (シーズン4) http://www.ntv.co.jp/oc/

第3話 コールド・ターキー The Cold Turkey

脚本／J.J. Philbin
監督／Michael Lange
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ライアンはコーエン家に戻ってくる。
セスがライアンに罪を犯させないために、彼を裏切りサンディ
に密告した事で、少し二人の間にも距離感を生じていた。
ジュリーはライアンに殺人を依頼したとして、サンディから
コーエン家への出入り禁止を言い渡されていた。

今夜は感謝祭。
セスはサマーの携帯の留守録にメッセージを吹き込む。
今年は最悪の感謝祭になりそうだとして、ライアンを裏切った
事を告白する。

サンディは一人、感謝祭故にみんなが集まればまた一家の雰囲
気も良くなると告げる。
朝起きてくるライアンとセス。コーヒーを入れるまでの間、
一家は沈黙し、重たい空気が流れていた。
そんな静寂を打ち破るようにサンディの元に電話が鳴る。

キキは我が家はどんな事が有っても乗り越えるとし、今日は
みんなで感謝祭の料理を作ろうと告げる。セスとライアンに
対して料理の材料を買ってくるよう頼む。
サンディはオフィスに行く前に、ライアンから今の心情を聞く
と、ボルチェックに対して怒っていないが、死んでくれたら
良いと告げる。
サンディが電話していて相手は、なんとボルチェックで、ライ
アンとサンディが会話している様子は電話を通してボルチェック
にも伝わっていた。

サンディはボルチェックと会う。
ボルチェックはセスから父が助けてくれる事を言われた為に
尋ねてきたとし、正直行くところがないという。

一方フランス旅行先で勢いで結婚してしまったテイラーは、
母親・ヴェロニカには未だに言えず、セスの部屋に間借りして
いた。

サマーは今日戻るべきかどうかで悩んでいた。
父のニールに電話するサマー。父から戻って欲しい事を訴えら
れる。サマーが居ないとダメだという切実な訴え。
ケイトリンは突然犬を飼うとして部屋の中に連れ込むのを
ニールが見てしまい、今すぐに追い出すよう告げる。しかし
ケイトリンに弱みを握られている彼はあまり強くは言えなかった。

その頃ジュリーは私立探偵を雇い、ボルチェックの行方を捜さ
せていた。ニールが電柱のジュリーの元に行くと、今日は
コーエン家で過ごそうと告げるが、ジュリーは行かない事を
告げ、今日は自分で感謝祭の料理を作るという。ニールは彼女
にちゃんと向き合って話し合おうと訴えるが、彼女は現実から
逃げていた。
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未だマリッサが亡くなった事から立ち直れないでいる中で、
感謝祭が訪れる。
特に心に傷を背負っている、ライアン、サマー、ジュリーは
立ち直ることが出来るのか。

クリスマカーの奇跡、ならぬ感謝祭の軌跡を描いた話。

愛されていたマリッサが亡くなった事で、そう簡単に割れ切れ
るものではないけど、徐々に前向きになっている事は伺える。
しかしそれとは逆に、ライアンたちが平静を装い、何らかの
計画を画策している辺りが不気味な感じ。

ライアンの事を逆なでしそうな感じにサンディがボルチェック
に接触するシーンが有るけれど、事務所に来たライアンとニア
ミスするところはヒヤヒヤさせた。

テイラーの件は大したことが無いように思えるけど、あの親
だと難しいのかな。例え結婚の件でケンカしても無条件に愛して
くれるのが母親だと思うし、ちょっと変わり者で神経質そうな
ヴェロニカだけど、時間の問題なのかという感じ。

サマーは相変わらずホームレス問題に関心。そして感謝祭で
行われるパーティー自体に違和感を覚えている様な感じだけど
セレブである彼女がそんな問題に関心を寄せる所は、完全に
とてもいい人になってしまったね。セスは違和感を感じている
けど、サマー自身これまでの自分の方が異常だったとする辺り
彼女らしくはないけど正常な人になった感じはする。

ジュリーは相変わらず迷走中。
ライアンにボルチェック殺害を焚き付けているのも彼女だけ
ど、サンディのライアンを信じる心が上手く彼に届いたところ
はとても良かった。まさか彼をボルチェックの所に連れて行く
とは思わなかったけど、現実と向き合うにはこうするしかなかっ
たのかもしれないね。

ボルチェック自身も逃亡生活に疲れ果てていたみたいだし。

これでコーエン家はまた軌道修正されていくだろうか?

問題はロバーツ家だね。
離婚問題とか泥沼にならなければ良いけど・・・