THE O.C.
(シーズン4)

http://www.ntv.co.jp/oc/



第4話 メタモーフォシス The Metamorphosis

脚本/Leila Gerstein
監督/Norman Buckley
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サマーはカウンセラーの元に行き、自分が親友の死と大学進学
をきっかけに変わってしまった事を訴える。
カウンセラーによると悲しみは5段階有り、

1・否定、2・怒り、3・取引、4・抑鬱、5・受容

の経過を踏むという。サマーは現実を受け止め悲しみを甘受する
事で一週間で、マリッサの死を克服する事が出来るようになる。
マリッサ自身も私が前に進むことを望んでいると思うという。
しかしカウンセラーは、大学へいけば新しい環境で誰でも変わる
ものだとするが、地球を救う運動は、あくまで私の心を支える
杖だったとして、買い物好き、ゴシップ好きの昔の自分に戻る
と宣言する。
サマーはセスを
プロビデンスへと呼び出す。

空港に降り立つセスはライアンに電話し、サマーから別れ話を
聞かされるのではないかと不安の心境を告げる。しかしセスの
取り越し苦労で、サマーは昔の自分に戻れたことを告げる。
サマーがセスの腹を殴るのを見て、やっとボクのサマーに戻って
くれたと安心する。

ライアンは海岸沿いで体を鍛える。サンディも一緒に海岸に
いて、ライアンと話し合う。ライアンは来年バークレー大に
行くまでの間、
メキシカン料理店"お馬鹿なハンサム?"で働くことも
決まる。
サンディはこれでシュリンプタコスが食べられることを喜ぶ。
とにかくライアンに頑張る様声を掛ける。

セスはサマーのアパートにいくと、別れる気で呼ばれたのかと
思ったと心情を語る。サマーはこれまでの事を謝罪し、環境問題
の運動に関わったのは、悲しみを紛らわす筈だったという。
セスはサマーが元に戻らねば、古いサマーを呼び戻す作戦を
するつもりだったとして、
「The Valley」のシーズン3のDVDを
彼女に見せる。

サンディはライアンに仕事を手伝ってもらおうとしたが、ダメ
だった事を告げると、妻のキキは
ジェーソン・スピッツを誘って
見たらどうか?という。面白い奴だと言っていたでしょうと
告げるとサンディはどうやって誘えばいいのかと悩む。
サンディの魅力で攻めれば良いと告げる。

ジュリーと別れたニールはシアトルの病院へと行くことになった。
ジュリーに対して好きなだけ家を使って良いと彼から提案が
有ったという。それを聞いたケイトリンは、またすぐに金持ち
の相手が見つかるとするが、ジュリーはもう男性はこりごりだ
という。男とは縁を切るとするが、ジュリーは一週間でその
決意は破られるだろうという。ジュリーは変わりにケイトリン
に対しても問題行動を起こさないと約束してと言われ、二人は
互いに決意の握手をする。

ジュリーの家にはテイラーが居候していた。マリッサの部屋を
使わせてもらえる事になったテイラー。そんなテイラーの元に
フランスの
アンリ・ミッシェルから書類が届いているという。
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サマーは本格的にマリッサが亡くなったとする現実に向き合う
事になる。カウンセラーに相談し、適切な処置を受ける事で
意外にも早く、現実に立ち返ることが出来るが、果たして昔の
サマーは戻ってくるのか。

人は常に成長する物だし、こういう展開もありなのだろう。
悲しみを紛らわすために逃げ込んだ場所が、皮肉にも自分の
人生の一部になっている事で、昔の自分には戻れなくなって
しまうサマーだけれど、決して悪いことではないし、ゴシップ
好きなんて周りで同様のネタを話し合う人がいないとつまらない
ものではないのかな。

結果的にサマーは、地球環境問題を訴え続けることになるが、
大人としての第一歩を迎えたという事ではないか。
サマーの変わってしまう姿に寂しさを覚えるし、大学に入学
出来なかったセスにとっては、そんな変わった姿に取り残された
感じを抱く物が有るのかも知れない。

ライアンもようやくアングラな世界から戻ってきたような感じ
だけど、またしても他人からトラブルを持ち込まれてしまう役柄。
そういう性格なのだろうし、そういう星に生まれたものなのかも
しれない。
まさかテイラーと絡むことになるとは思わなかったし、ライアン
の"嘘のキス"で目覚めてしまうものが有るとは思わなかった。
テイラーの環境を考えれば、人依存の傾向が出てきてしまうのは
仕方がないかな。

ジュリーとケイトリンの親子はまぁ想定内の事だろうね。
こんな感じでいつも繰り返されてきた事だろう。
娘のために生活を正したい気持ちは相談するも、自分の欲望に
は勝てないという典型的な精神の弱い女性像。この母有れば、
この子有りという感じだね。

サンディとジェーソンは微妙なものがある。
ただジェーソンも遊び仲間が欲しかったみたいだし、ちょうど
良いパートナーになれるのかな。
サンディに誘われたジェーソンは、別の意味で警戒心を持った
のだろうか?

キキは今回一人で映画。
ジュリーが謎めいた病気にかかったと語る辺りが爆笑出来る
ポイントかも。

マリッサ・クーパー (ミーシャ・バートン) 隣人。長女
ライアン・アトウッド (ベンジャミン・マッケンジー) 次男
セス・コーエン (ダム・ブロディ) ちょっとオタクで奥手
サマー・ロバーツ (レイチェル・ビルソン) セスの女神

サンディー・コーエン (ピーター・ギャラガー) 弁護士
キルスティン・コーエン (ケリー・ローワン) サンディの妻
ジミー・クーパー (テイド・ドノバン) マリッサの父
ジュリー・クーパー (メリンダ・クラーク) マリッサの母

テイラー・タウンゼント (Autumn Reeser) ソシアルチェアー
ニール・ロバーツ (Michael Nouri) サマーの父、医者
ヴェロニカ・タウンゼント (Paula Trickey) テイラーの母


ケイトリン・クーパー (Willa Holland) マリッサの妹
チェ (Chris Pratt) 環境活動家
ジェーソン・スピッツ (Jose Zuniga) サンディーと・・・
ジャン・クロード (William Abadie) 代理人?
タリン・ベーカー (Kimberly Oja) ジュリーの友達?
ブラッド・ワード (Wayne Dalglish) 双子
エリック・ワード (Corey Price) 双子

--- (Zach Schenkkan) 少年
--- (Jordan Mantell) 軽薄な都会人、クラブにて
--- (Gil Glasgow) 守衛、大学にて
--- (Jack Guzman) クラブの用心棒
デミトリー (Artem Chigvinsev)
--- (Jeffrey Drew) 航空会社担当者


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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