THE O.C.
(シーズン4)

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第13話 ジュリーの選択 The Case of the Franks

脚本/J.J. Philbin
監督/Norman Buckley
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キキが40歳の誕生日に妊娠したことが発覚する。

テイラーとライアンは再び付き合うことに合意したものの、
迫り来る
バレンタインデーを前にして、ライアンは彼女に、
特に何もせず普通に生活しないか?と告げる。特別なイベント
をするといつもろくな事が起きないと考えたライアン。
しかしテイラーは最近他にも気になることがあるんでしょう?
と問いライアンには別に気になる女性が居るのではないかと
疑う。テイラーは机の上に置いてある謎の住所のメモの件を
問いつめるが、何でもない事だという。
テイラーはライアンの所持していたそのメモの住所に一人で
乗り込むと、そこにはライアンの父・
フランクの姿があった。
テイラーはフランクと話し合うと、二人は未だに連絡を取り合
っていないという。しかしフランクはメモを持っていてくれた
だけで嬉しいという。ライアンに謝りたいが、ガンの病気を
装ったことでそれも難しいだろうという。それを聞いたテイラー
は自分が仲立ちする事を約束する。

一方キキは朝食を作りながら、高校時代の自分の事を考えて
いた。その記憶の中にいたのは、学生時代の恋人である
ジミー・クーパーの姿だった。サンディがやってきてキキに
話しかけるが、彼女がナーバスになっているのを知る。

ゴードンはジュリーにバラの花束のプレゼントをする。
ジュリーは娘・ケイトリンの為にもゴードンとの婚約の件を
考えていた。ゴードンはバレンタインには、フォーシーズンズ
のスイートを取った事を告げ、最高のもてなしをする事を
約束する。
そこにケイトリンがやってくる。ゴードンはケイトリンと
オフィスでピンポンをする事を約束する。ジュリーはあの
ケイトリンとゴードンがピンポンを一緒にする事を信じられない
と行った表情で見守る。ケイトリンの扱いが上手いのねと
ゴードンを絶賛する。

セスとサマー。サマーは
ラッコの保護活動に精を出していた。
サマーが作った保護活動用のホームページには昨日8千ヒット
が有ったという。
国際環境NGOのグリンピースとも会見すると
いう彼女。
そんな中、モールにいた占い師に二人のことを見てもらう。
するとセスに対して来年にはロードアイランドでアートの
勉強をしているだろうという。サマーに対しては強い波動を
感じるとして、落下物に気をつけるべきだと忠告。そして
近々
ジャスティン・ティンバーレークとテレビ出演するだろう
という。愛するものの名前はずばりジョージで、運命だと言う。

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ライアンはテイラーは関係が元通りになるも、テイラーは
彼がイマイチ恋愛に於いて奥手で有ることに苛立ちを覚える。
そんな中、彼女はフランクとライアンの関係改善の為に奔走
すると共に、フランクがジュリーと恋仲に有ることを知って
なんとか上手く行くよう画策する。しかしそれを知ったケイト
リンは、自分の母はゴードンと結ばせるとばかりになんとか
母親を誘導していくが・・・

セスとサマーの関係がイマイチ面白みを感じない中で、
ライアン周りの展開はかなり盛り上がりを見せた。

セスとサマー。
相変わらず環境問題の事が展開上で関わり合いを持ってくる。
アメリカのセレブは、環境問題・教育問題などにも積極的に
関与してくる人が多いけど、日本のセレブってこういう事全然
やろうとしていないよね。日本で金を稼ぐことが悪いように
思われるのはこういう社会に関わる態度の違いから出てくる
のかも知れない。
相変わらず二人はちぐはぐで、来年一緒にロードアイランドの
生活を楽しもうと計画するも、彼女の来年は、保護活動の年
になるみたいだ。

セスは彼女との関係に、運命を見出そうとする。
その発端は小学5年生の時の授業中に行われた"人魚の詩"が
ポイントとして浮かび上がって来るも、その詩はなんとテイラー
が書いていたことを知る。幼い頃のセスやサマー、そして
テイラーやルークの存在が何とも可愛らしいものがあった。
当然居るであろうマリッサの姿がないのは残念だったね。

一方ライアンとテイラー。
二人の関係は置いておいて、今回はライアンとフランク、
そしてフランクとジュリーの関係を描いたもの。
こういう時のテイラーの実行力には頭が下がる思いではなかろ
うか。ライアンとフランクだけにしておけば、10年以上は
このままの関係でいたのかも知れないけど、彼女のお陰で
一気に近付いた。しかもフランクとジュリーの関係を結びつ
けるにも重要な役割を果たす。面白いのはテイラーが、
ジュリーに対して本当にゴードンなんかと性生活を続けていく
のかとして、彼の嫌な一面を引き出したことかも。

ケイトリンの事を考えると、ジュリーがフランクと結ばれる
事には少々違和感があるけど、恋は戦い・戦争ですな。

気になったのはキキのエピソードだった。
妊娠が発覚して以降、彼女の精神状態が心配だった。
産後に鬱になるみたいな事は聞いたことがあるけど、妊娠中に
もホルモンバランスの乱れでそういう事になるのかな。
キキは今でもジミーの事が好きなのかなと思ったけど、
実際には高校時代に妊娠し、堕ろしていた?事実が発覚。
ジミーとそのまま結婚しても良かったのではないかという
気がするけど、彼女はそういう選択肢を取らず、バークレイ大
に受かった事を引き合いに出して別れを告げる。
サンディとの出会いも描かれたものの、それが象徴的なエピソ
ードには見えない感じもした。アメリカンらしく政治活動を
している学生時代のサンディが印象的。日本の学生達ももっと
政治に興味を持つべきだよね。それには親がもっと家庭内で
政治的な話題を持ち出さないとダメなのかな。

マリッサ・クーパー (ミーシャ・バートン) 隣人。長女
ライアン・アトウッド (ベンジャミン・マッケンジー) 次男
セス・コーエン (ダム・ブロディ) ちょっとオタクで奥手
サマー・ロバーツ (レイチェル・ビルソン) セスの女神

サンディー・コーエン (ピーター・ギャラガー) 弁護士
キルスティン・コーエン (ケリー・ローワン) サンディの妻
ジミー・クーパー (テイド・ドノバン) マリッサの父
ジュリー・クーパー (メリンダ・クラーク) マリッサの母

テイラー・タウンゼント (Autumn Reeser) ソシアルチェアー
ニール・ロバーツ (Michael Nouri) サマーの父、医者
ヴェロニカ・タウンゼント (Paula Trickey) テイラーの母

ケイトリン・クーパー (Willa Holland) マリッサの妹
チェ (Chris Pratt) 環境活動家。本名:ウィンチェスター
ブラッド・ワード (Wayne Dalglish) 双子
エリック・ワード (Corey Price) 双子


ゴードン・ブリット (Gary Grubbs) 金持ち、ジュリー好き
スペンサー・ブリット (Brandon Quinn) 息子
フランク・アトウッド (Kevin Sorbo) ライアンの父

大学生のサンディ (Max Greenfield)
若い頃のキルスティン (Ellen Hollman)
若い頃のジミー (Graham Miller)
--- (Cathy Lind Hayes) セスらの小学時代の教師
--- (Viji Nathan) 無料の占い師
小学生のセス (Tristan Price)
小学生のサマー (Chelsea Smith)
小学生のテイラー (Bella Thorne)
小学生のルーク (Connor Webb)
小学生のホリー・フィッシャー (Kerby Moore)
若い頃のテイリー・ベーカー (Samantha Figura)
ミマ (Patty Onagan) クーパー家のお手伝い
ルイス (Joseph Anthony) ライアンの働く喫茶店のマスター
ポール (Michael Schur) 環境保護活動
--- (Mel Fair) ニュースキャスター


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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