THE O.C.
(シーズン4)

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第14話 動揺 The Shake Up

脚本/Mark Fish 、John Stephens
監督/Ian Toynton
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オレンジカウンティに突然大きな地震が訪れる。

72時間前。
サマーとテイラーは一緒に買い物に来ていた。
明日はテイラーの誕生日。何か欲しい物は無いか?と尋ねると
テイラーはライアンに一緒に
バークレー大に来て欲しいと言っ
て欲しいという。一応付き合う前にバークレー大に志願書を
出しており、既に受かっているという。しかし自分の気持ちを
ライアンが言うはずはないとサマーも呟く。
そんな中、喫茶店のテーブルに置かれた新聞に目を通すと、
地震が来るかも知れないとの専門家の予測が掲載されていた。
二人はいつもそんな事が掲載されるが、来たためしがないと
告げる。

ライアンは目が覚めると、朝食を用意しているテイラーの姿
が有った。生まれてから一度も自分のために誕生パーティーを
開いて貰ったことがないという彼女。そのお礼だという。
テイラーはさりげなく、将来の事を尋ねる。特に半年後の
大学に通うことに関して尋ねるが、まだ半年も先の事だとして
ライアンは特に考えていない様子。未知の世界に飛び出そうと
は考えないのか?と問うが、ライアンにはテイラーの質問の意味
がよく分からなかった。

ジュリーはフランクと付き合うことになり一週間でジュリー
の家に入り込んでいた。朝食を作るときからいちゃいちゃして
いる二人にケイトリンは苛立つ。特にフランクに対して敵意
をむき出しにして悪態を付いていく。

キキは
マタニティ教室へと通い始めると、そこにはサマーの
同級生・
ホリーとその友達たちが通っていた。彼女たちは
"腹筋キーパーズ"なるチームを作ったとし、例え妊婦となって
もスリムな体型を維持することに精を傾けていた。しかし
言っていることは滅茶苦茶で、キキは呆れかえってしまう。

ライアンの職場にサマーがやってくる。これからセスと美術館
にいくという彼女。サマーはライアンにテイラーのプレゼント
は何にするのか決まったのか?と尋ねる。ライアンはテイラー
が翻訳した愛の詩を集めて本にしたものをプレゼントするという。
サマーはテイラーから何とかライアンに自分の気持ちを告白
するよう手助けして欲しいと言われていた事もあり、誕生日
の機会に彼女に愛しているの言葉をかけてあげたらどうかと
提案する。

一方フランクはケイトリンを呼び出し二人で話をしようと
する。しかしケイトリンの悪態は止まらず、ジュリーの事を
幸せにしたいとするも、ケイトリンは全く聞き入れようとは
しなかった。

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テイラーは誕生日を迎える辺り、ライアンとの半年後の進路に
ついて考え始める。彼が自分のことを愛していると表明して
くれれば自分もライアンと同じバークレー大学に進学しようと
考えるが・・・

なんかタイムリー過ぎて笑えないネタが繰り広げられた。
カリフォルニアを襲う大地震。
アメリカの中でももっとも震災の多い土地として有名だけど、
地震の描写がとても生々しくて、ちょっとしたトラウマ感が
蘇ってきた。

ドラマとしてはとても面白く演出されていた。
ライアンがこれまでの彼とは違い繊細さと共に自分の感情を
相手に伝えるようになったこと。そんな珍しい行動が天地
を揺るがすことになったのかも知れないが、言葉一つを
求めるテイラーの姿がとても印象的だった。
皮肉なことに酔っぱらわせて言わせようとするも、自分が
先に酔ってしまい、不本意な形で愛しているの言葉を聞くこと
になる。しかしその後改めてライアンからその言葉を聞き出せた
だけで良かったね。

それにしてもテイラーの口数の多さには思わず舌を巻く。
セスは彼女のことを早口のイヴ・ハリントンだと称していた
けど、彼女が郵便屋に対して語る口ぶりが見事すぎて笑いを
越えて感心するものがあったぞ。

ライアンもまたテイラーが一緒に大学に行きたいと語っただけ
で、そこまで深刻に考えるところに違和感を感じた。
確かに男性陣にとっては追いつめられる感のするプレッシャー
が有るけど、ライアンにとっては現在の愛しているは、将来
に繋がる愛とは別物だと感じているのだろうか。

セスとサマーは相変わらずよく分からない。
セスにもっと人生に対して真剣に向き合うような趣味を持って
欲しいのかな。サマーが完全にエコに走ってしまったからね。

一方キキはこの町の人たちの民度の低さに呆れ、引っ越しを
口にし始めた。この町に拘る必要性が無くなってしまったの
だろうか。
確かに変な人たちばかりだったけどね。

そしてフランクとジュリーの関係に対して、ケイトリンの
態度が目に付く。しかしケイトリンもすぐにジュリーに対して
自分の今の心情を語ったことで、問題は大きくならなそう
だね。ケイトリンの主張にも納得できるものがあったので
フランクには悪いけど、少し時間を与えるべきかも知れない。

でもライアンとケイトリンが兄妹のように振る舞うのは
なんか良いかも。元々マリッサと結ばれていれば、義妹に
なるところかな。

マリッサ・クーパー (ミーシャ・バートン) 隣人。長女
ライアン・アトウッド (ベンジャミン・マッケンジー) 次男
セス・コーエン (ダム・ブロディ) ちょっとオタクで奥手
サマー・ロバーツ (レイチェル・ビルソン) セスの女神

サンディー・コーエン (ピーター・ギャラガー) 弁護士
キルスティン・コーエン (ケリー・ローワン) サンディの妻
ジミー・クーパー (テイド・ドノバン) マリッサの父
ジュリー・クーパー (メリンダ・クラーク) マリッサの母

テイラー・タウンゼント (Autumn Reeser) ソシアルチェアー
ニール・ロバーツ (Michael Nouri) サマーの父、医者
ヴェロニカ・タウンゼント (Paula Trickey) テイラーの母

ケイトリン・クーパー (Willa Holland) マリッサの妹
チェ (Chris Pratt) 環境活動家。本名:ウィンチェスター
ブラッド・ワード (Wayne Dalglish) 双子
エリック・ワード (Corey Price) 双子


ゴードン・ブリット (Gary Grubbs) 金持ち、ジュリー好き
スペンサー・ブリット (Brandon Quinn) 息子
フランク・アトウッド (Kevin Sorbo) ライアンの父

ジェーソン・スピッツ (Jose Zuniga) サンディの仕事仲間
カーニー・スピッツ (Bre Blair) ジェーソンの妻
バリスタ (Brian Kubach)
ホリー・フィッシャー (Ashley Hartman) 妊婦
--- (Ryan Dowler) 妊婦
--- (Jessica Williams) 妊婦
--- (Mark Fish) 郵便局員
ナンシー (Elizabeth Rivera)
モリー (Isabel Cueva) お腹の大きい妊婦

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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