THE O.C.
(シーズン4)

http://www.ntv.co.jp/oc/



第16話 終わりは始まり The End's Not Near, It's Here

脚本/Josh Schwartz
監督/Ian Toynton
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地震から6ヶ月後。
コーエン家が震災の影響で住めなくなり、一家全員がクーパー
家に居候する。
テイラーはライアンと別れてフランスへと渡っていた。
朝からサンディはクレープを作り、ケイトリンはその様子を
見ていた。
妊婦のキキは同じく妊娠したジュリーと共に寄り添う中、
そこにはブリットが来る。
サマーはセスと共に部屋に閉じこもりっきりの生活。サマーは
地震を経験して以降、環境保護活動を辞め、同時に環境団体の
ジョージへの参加も見送っていた。

コーエン家は本日保険会社からの検査官が来て査定する。
改築できるかどうか。しかし改築は諦めた方が良いと言われ
新しい物件を探すことになる。
サンディはキキと共に物件を見て回る。見晴らしはよいがプー
ルハウスの無い家。サンディは別の物件にしようとするが、
キキはこれまで見てきた物件も同様だったとし、ここに決め
ようと言い始める。

そんな中、テイラーはアメリカに帰国する。
入管で帰国の理由を聞かれ、管理局の職員に延々と語り始める
彼女は何故か要注意人物として登録されていた。

ライアンはセスの元に行くと、この待ちを出て行く手伝いを
して欲しいと頼む。
セスとライアンはバークレーに行くために空港に行く中で、
帰国したテイラーと迎えに来ていたサマーと偶然出会って
しまう。ライアンもテイラーも素っ気ない素振りを見せるが、
内心では二人とも動揺を見せるのだった。

一方ジュリーはブリットと結婚することになる。
ブリットは12人も居る自分の息子たちを呼び寄せ、ケイトリン
とジュリーに逢わせる。どの人物もまるでブリットの引き写し
で、カウボーイハットに、"バーン"と銃を撃つマネをして
いた。しかもジュリーのお腹の子は男の子だと判明する。

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地震から6ヶ月後。
状況は大きく変わり、ライアンとテイラーは別れることを
決意。セスとサマーは共に部屋に閉じこもり、来年から
4年間プロヴィデンスで共に生活することを決めるが・・・

いよいよ「THE O.C.」の最終話。
アメリカの青春ドラマは長いスパンで描かれるだけ有って
最終話は感慨深いものが有るな。

6ヶ月後の状況をいきなり描き、何故そういう展開になったのか
想像させる作りでとても興味深いものとなった。

特にジュリーが何故ブリットと一緒にいるのか。
そしてライアンとテイラーが何故別れているのか。
ジュリーが妊娠している理由は何なのかなど、どれも気になる
要素が満載。

結果的にコーエン家はオレンジカウンティを出てバークレー
で過ごすことになったこと。クーパー家と離れて暮らすことに
なる寂しさだったり、テイラーとも逢えなくなるのかと思う
とかなり寂しいものがある。

セスが2歳の時まで過ごしていたバークレイの物件。
そこには入り口にセスの手形まで残されているのに、何故
オレンジカウンティに引っ越ししたのかな。キキの父親の
影響が強かったのか。

セスらが過ごしていた家にはオカマのパートナーが住んでいた。
都合良く助産師だったり、ウェディングプランナーだったり
と、出来すぎている所はあるし、住んでいる彼らを押しのけて
家を手に入れる所などは、ちょっと現実離れしていて、アメリ
カのセレブっぽい所があるな。
まぁブリットは結婚式をやるために自家用機で全員をバークレー
に連れてきてしまうくらい現実離れしているけどね。

ブリットとジュリーの結婚式で、フランクが電話で乱入して
きた事。ブリットに対して結婚する事を延期するジュリーに
対して壁に打ち付けるゼリーの様な女だと言ったり、
セスが生まれてくるソフィーローズ・コーエンに対して
潰れたミートボールと称したり、笑えるものがあった。

結局ジュリーは相手を選ばず二人と別れるも、最後はチーム
ジュリーを作ってジュリーをサポートしていたみたいだし、
いずれまた選ぶ日が来たりするのかな。
冒頭でフランクと別れていた辺りの顛末はちょっと強引だった
けど、その分結婚式では「卒業」しそうな雰囲気が有ったし
楽しめる結果となった。

最後は随分展開を早回しして、セスとサマーの結婚を描いたり
ジュリーが大学を卒業したり、サンディが大学で法律を
教えていたりする映像があった。ライアンとテイラーは再会
していたけど、結婚したりするのかな。

最後くらいはルークとか出てきても良かったのにね。

マリッサ・クーパー (ミーシャ・バートン) 隣人。長女
ライアン・アトウッド (ベンジャミン・マッケンジー) 次男
セス・コーエン (ダム・ブロディ) ちょっとオタクで奥手
サマー・ロバーツ (レイチェル・ビルソン) セスの女神

サンディー・コーエン (ピーター・ギャラガー) 弁護士
キルスティン・コーエン (ケリー・ローワン) サンディの妻
ジミー・クーパー (テイド・ドノバン) マリッサの父
ジュリー・クーパー (メリンダ・クラーク) マリッサの母

テイラー・タウンゼント (Autumn Reeser) ソシアルチェアー
ニール・ロバーツ (Michael Nouri) サマーの父、医者
ヴェロニカ・タウンゼント (Paula Trickey) テイラーの母

ケイトリン・クーパー (Willa Holland) マリッサの妹
チェ (Chris Pratt) 環境活動家。本名:ウィンチェスター
ブラッド・ワード (Wayne Dalglish) 双子
エリック・ワード (Corey Price) 双子

ゴードン・ブリット (Gary Grubbs) 金持ち、ジュリー好き
スペンサー・ブリット (Brandon Quinn) 息子
フランク・アトウッド (Kevin Sorbo) ライアンの父


トッド (Todd Sherry) ゲイ
パトリック (Jim Pirri) ゲイ
--- (Daniel Graves) 治安判事
--- (David Paluck) 検査官
フィオナ・ダンスモア (Kirstin Pierce) 不動産販売
--- (Christopher Gehrman) 空港の出入国エージェント
--- (Don Williams) 指揮者
トム (Curtis Mark Williams) 環境保護団体の宣伝員
--- (Easton Gage) 工事現場にいる少年?
カイル (Tyshawn Bryant)
ゲイリー (Gabriel Liotta)


評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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