キンブルが生まれ育った土地であり33年間を生活してきた故郷へと
戻ってくる話。

唯一安息の地である家族との実家での対面だったが、そんな家族の
一人がキンブルの事に対し疑心の目を向けることによって、
彼の居場所の無さを物語っていた。

キンブルが犯した事件によって人生が狂ってしまった弟との和解
がテーマだったが、何とも複雑な話だったと思う。
世論によって最も被害を受けた弟にも十分に同情すべき余地は
有る話だ。

自分の身を投げ出すことによって家族の信頼を得ようとしたキンブル
の行動の中に、逃亡生活の疲労感を感じると同時に、唯一の希望が
家族との絆に有るんだろうなと感じさせる展開だった。

guest
Clint Howard (ビリー) ドナの子供
Bill Mumy (デビッド) ドナの子供
Robert Keith (ジョン・キンブル) リチャードの父親
Andrew Prine (レイ・キンブル) リチャードの弟
Jacqueline Scott (ドナ・キンブル) リチャードの妹

評価：★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)