第45話 山狩り RUN THE MAN DOWN (4-15)
脚本/Fred Freiberger 監督/James Sheldon

キンブルは保安官に追われて山道の脇道に逃げ込む。
そこには銃弾に撃たれて傷ついた男が居た。
彼との取引により、道案内する変わりに、彼を山小屋まで
連れて行くことになる。

山小屋にいるところで強盗団に人質として捉えられるキンブル。
山小屋の主であるローラの様子を心配して見に来た保安官も
捕まってしまう。

ドラマとして緊迫感を生んだ場面は3つ。
キンブルは同じ犯罪としてして強盗団は逃がしてくれるが、
ローラと保安官オーエンは銃を突きつけられてしまう場面。
ローラとケニーが山小屋に疑似二人っきりのシチュエーション
になる時のローラの顛末。そして強盗団を討ち取った後に
保安官はキンブルに銃を向ける場面だ。

追う者と追われる者、同じ目的意識の二人があうんの呼吸で
強盗団を罠に掛けるシーンはなかなか見応えがあった。
この場面ではキンブルが山道を革靴で来た事への不自然さを
見抜いたローラの場面が生きており、それを作戦上で活かした
というなんとも心憎い演出が為されている。

またドラマで緊迫感を生んだのは、保安官が踏み込んできた時に
一人の警察官は強盗団によって撃ち殺された事。
この場面を見せる事によってドラマ全体に緊迫感を生み、
強盗団は目的のためには人殺しも厭わないという恐怖心をすり込む
事に成功している。

guest
Edward Asner (バンタム) 強盗。リーダー格
Val Avery (ジム・ロス) 強盗
James Broderick (オーエン・トループ) 人質になる保安官
John D. Chandler (ケニー) 強盗。怪我
Robert Doyle (ラリー) 強盗
Roy Engel (ホッジス) 保安官
Georgann Johnson (ローラ・クレイグ) 山小屋の女性
Sam Melville (ランネルズ)
Stuart Nisbet (オジー)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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