第53話 護送 PASSAGE TO HELENA (4-23)
脚本/Barry Oringer 監督/Richard Benedict

保安官に引き留められたキンブルは激しく抵抗する。
尋常でない慌てぶりに保安官はキンブルを不審に思う。

悲しいことに今回は完全に誤認拘留的なところから発生した事件。
キンブルにとっては良い迷惑ではあるのだけれど、その分
彼の人間性を見ることが出来るエピソードでも有り、なかなか
面白かったと思う。

隣りに居合わせた独房の囚人は、地元でも顔の広い凶悪犯。
一緒に隣町に護送される事が幸運なのか不運なのか分からない
所だが、ダルトンにとってはキンブルの存在が生死を分けたと
言っても過言ではない。

逃げることが出来た場面でも警察官のことを思い助けたキンブル。
強制的に捕まえることが出来た場面でも見逃してしまう警察官。

どちらも形は違うが正義感に溢れる人間の共演って所が実に
興味深く、立場の違いがなんとも悲しさを覚える場面。とても
複雑だけれども良い場面でした。

guest
Russ Conway (ソーントン) 保安官
James Farentino (レイフ・カーター) 凶悪犯
Gene Kirkwood (ロケット) 新人警官。殉職
Phyllis Love (ローラ) 一軒家の女
Michael T. Mikler (クライン)
Percy Rodriguez (ダルトン) 副保安官
Orville Sherman (プルイット) 警官
Garry Walberg (ウェブスター)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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