第56話 治外法権 DOSSIER ON A DIPLOMAT (4-26)
脚本/Jerome T. Gollard 監督/Gerald Mayer

町中を歩いていたキンブルは、突如倒れた男性を介抱する。
その男性はアメリカ駐在中の大使で、キンブルはお礼として
大使館に招待される。

治外法権が及ぶ大使館内に匿われたキンブル。

二ヶ月という歳月が有ればかつて死罪が決定した裁判の再審請求
に持ち込めると言うことで、その期間を大使館内で過ごしたい
思惑がある。

やはり今回は大使の他人を疑うことの知らない人間性と
それとは正反対に疑い役の夫人の性格の違いがドラマとして
面白さを生んでいた。キンブルにとって夫人の役割はとても
邪魔なモノだが、冷静に考えれば至極真っ当な対応だと思う。

死刑判決の出ている囚人を匿う事による影響がどれ程のもの
が想像できないが、少なくともこれ程善良な性格を持つ大使
に迷惑をかけたくない思いは有るだろう。

治外法権とは皮肉なモノで、手の届く傍にキンブルが居るにも
関わらず何も出来ないジェラードの構図がなんとも興味深かった。

guest
Ivan Dixon (ウナワ) 大使
Lloyd Gough (フランク・ホバート) 弁護士
Vince Howard () 警官
William Hudson () 刑事
Diana Hyland (アリソン・プリストリ) 大使の秘書
Don Kennedy () 引っ越し業者
Diana Sands (ダバラ・ウナワ) 大使夫人
K.L. Smith (キャビィ)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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