ビクトリアス
VICTORiOUS (2010年・アメリカ)

主題歌:ビクトリアス・ジャスティス「Make It Shine」
公式ツイッター
https://twitter.com/victorious
公式ホームページ
http://www.nick.com/shows/victorious
http://www9.nhk.or.jp/kaigai/victorious/





第2話 3回目の不合格 The Bird Scene

脚本/Dan Schneider 監督/ Steve Hoefer
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トリーハリウッドアーツ校に転校する事が決まり、沢山の
必要な荷物を学校に運ぶ。姉のトリーナは全く手伝ってくれず
掲示板に貼られている今度の演劇会の演目リストに目を向ける。
トリーは
「ムーンライトマジック」は有るか?と尋ね、アンドレ
が曲を書くのでオーディションを受けろと言われた事を話す。
さっき入り口の所で転んだ際に頭でもぶつけたのか?と姉から
からかわれ、トリーが出演できる訳が無いと呟かれる。

そんな中、アンドレとロビーがやってくる。
二人はトリーがロッカーの中に教材を入れるのを目にすると
それを手伝う中、
この学校の生徒ならばロッカーはカスタマイ
ズしないとダメ
だという。ロビーはほ乳瓶の乳首を使ったモザ
イク画だという。アンドレはキーボードを張り付けていていつ
でも演奏できる様になっていた。

演劇の授業。
キャットジェイドは舞台で演技をする中、シコウィッツ先生
は突然キャットにボールをぶつける。痛いというキャットに
対して先生は
本物の役者ならば何が起きても動じるなと告げる。

授業終了後に先生はトリーを呼びつける。
先生から演劇のオーディションに申し込んだのか?と問われ、
今のままではオーディションを受けるのは無理だという。
この学校恒例の
"鳥のシーン"のテストを受けてパスしない限り
は受けられないのだという。演劇クラスを受講する全生徒が
これを受けているのだという。

一方アンドレはロビーとジェイドとランチを取る中で、アンドレ
はバレエシューズは何処に売っているのか?と尋ねる。
彼はバレエのクラスを受講することにしたと告げ、その理由は
バレエは女性が沢山受講するハズなので、女性に囲まれて授業
が出来るという邪な考えを持って居た。

翌日、いよいよ演劇クラスでトリーは"鳥のシーン"の演技を
見せる。
設定は1934年。夫に出て行かれた妻が一人で草原で
暮らしている中で、大きな鳥だけが寄り添って生活してくれる
という物語だった。その女性は有る時その鳥に大空を羽ばたく
事が出来るのにどうして私と一緒に居てくれるのか?と問うと
その日の午後に飛び去ってしまうという悲しい物語
だった。
完璧に演じたかと思い合格かどうか尋ねるが、ダメだと言われ
明日また同じモノを演じるよう言われる。評価は無し、自分で
原因を考えろと言われる。

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いよいよ芸術校での活動を開始したトリー。
普通の高校と違い色んな個性的な生徒が集まる中で、トリーは
自分のしたい事を探っていく。アンドレから誘われて演劇の
オーディションを受けようとするが、受けるためにはまずは
通過儀礼として、"鳥のシーン"の演技を見せてパスしなければ
ならないと言われる。

姉のトリーナはワンポイントでしか出てこないのね。

演技者として必要なものを学んでいく中で、突然課題として
出された鳥のシーンに於いて、合格する為に必要なものは何か
を自分自身で掴んでいくというモノ。

あれこれと模索する過程こそ大切なものだろうし、凝った演出
は演劇校らしいところなのだろうか。鳥もまた芸達者。
結果的には他人の評価など気にせず自分自身の直感を信じ事の
大切さを掴んでいくモノで、成功とは他人からの評価で得られる
ものではない事を教わる。

アンドレとロビーは、バレエクラスのエピソード。
ちょっとバカっぽい所だったけど、男性陣の考えることはみんな
一緒だという事で、それを知っていたのか知らずか、女性は
一人しか居ないという辺りが何とも言えない。女性に囲まれる
のを夢に見ていたのに、逆に一人の女性が男性に囲まれるという
異様な姿が有る。

トリーとキャットの絡みでは、何故自分が鳥のシーンの評価が
得られないのか強引に聞き出そうとして手錠と辛いアメを
使って聞き出そうとする流れが有った。なかなか上手い作戦
だったけどね。

ロッカーネタは如何にもアメリカン学園ドラマっぽいところ。
アイ・カーリーでもサムのロッカーは凄い事になって
いて、レンジでチン出来るみたいな構造になっていた事も有った
し、アメリカ人にとってのロッカールームとは、また特別な
モノが有るのだろうという事を感じさせる。

トリーがロッカールームのカスタマイズとして選んだのは、
自分がこの学校に来るに至った「Make It Shine」を描いたもの。
このドラマの主題歌にもなっている曲で、ショーケースで
トリーがパフォーマンスを見せた曲のタイトルだった。

トリー・ベガ (Victoria Justice) 歌手をめざす
アンドレ・ハリス (Leon Thomas III) ミュージシャン志望
ロビー・シャピロ (Matt Bennett) パペットのレックスと一緒
ジェイド・ウェスト (Elizabeth Gillies) トリーにライバル心
キャット・ヴァレンタイン (Ariana Grande) 感情豊かな女の子
ベック・オリバー (Avan Jogia) イケメン
トリーナ・ベガ (Daniella Monet) トリーの姉
シンジン (Michael Eric Reid) 生徒
Mr.シコウィッツ (Eric Lange) 担任の先生
レックス (Jake Farrow) パペット
レーン (Lane Napper)
アイクナー (David Starzyk) ハリウッドアーツ校長

マダム・マキー (Elena Evangelo) バレエ教室の先生
--- (Abigail Wilson) バレエ教室の生徒
--- (Roger Narayan) Angry Groundskeeper
--- (Sherilyn Henderson) Art Class Student

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