ビクトリアス VICTORiOUS (2011年・アメリカ) シーズン3 主題歌：ビクトリアス・ジャスティス「Make It Shine」 公式ツイッター https://twitter.com/victorious 公式ホームページ http://www.nick.com/shows/victorious http://www9.nhk.or.jp/kaigai/victorious/

May 19, 2012
第14話(48) トリーがスターに！　パート2 Tori Goes Platinum

監督／Steve Hoefer
脚本／Dan Schneider、Christopher J. Nowak
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メイソンがプロデュースするプラチナミュージックショーの
第34回のミュージックアワードに於いて無名の新人にオープニ
ング曲を歌わせることになり応募してきた中からトリーが
選ばれる。しかしメイソンは歌そのものが重要ではなく、
キャラクターこそ大事だとして、トリーの事を操り、問題行動
を起こして話題取りで彼女をスターにさせようとしていること
を知り困惑する。しかもキャラ作りに関しては友達にも言って
は駄目だと言われたことで、周りからはトリーが突然ファッシ
ョンが挑戦的・前衛的になり行動が過激になったことに、
スターとして舞い上がっているからだとして視線を投げかける。

シコウィッツの授業ではトリーの事が話題に上がっていた。
トリーは今週ずっと休んでおり話題作りのためにテレビカメラの
前でめちゃくちゃをしていたのである。
ジェイドはセレブだから忙しいのでしょと告げ、SPLASH FACEに
掲載されたトリーのレストランでの騒動の動画を見ようと
生徒たちの前で語る。キャットは相変わらずビブル中毒で
困っていた。アンドレは食べたくなったらガムを食べろとして
彼女にガムを手渡す。ちゃんと包装紙を開けてから食べろよと
説明するが、キャットはガムくらい知っていると反発。
動画を見たシコウィッツはまさかトリーがこんなになっている
とはビク・ガッカリ(びっくり&がっかり)だとするが、ジェイド
は寧ろビクガッカリ最高よと告げる。
トリーが教室にやってくるとただならぬ雰囲気に、私の動画を
見ていたのでしょと告げ、忘れて欲しいという。しかし
ジェイドは世界中があなたの豹変した姿を見ているとして、
現在SPLASH WAVEでは再生回数が一位である事を語る。
自分のしていることを否定するのか?と問うと、レストランに
一緒にいたアンドレに説明を求める。すると動画で見た通りの
行動を起こしていたと告げる。トリーはずるいというが、ジェイド
は事実なんだと語る。

トリーはみんなが彼女の前から立ち去る中、キャットにだけ
は私がズルとは思わないでしょと答えを求めるが、キャット
はガムをほおばりしゃべることが出来ない。何をしゃべって
いるか分からないと語ると、キャットはガムを口の中から
出してトリーに手渡す。トリーは自分が最悪なことをしている
と認識して、キャットのガムをかみ始める。

トリーは自宅で落ち込む。
トリーナはネットに掲載されていた肌を綺麗にするマヨネーズ
パックに挑戦する。そこにベックがやってくるとトリーナは
慌てる。ベックはトリーが落ち込んでいるのを見て、未来の
スターにしては嬉しそうではない事を指摘。トリーは友達に
も奇行に関する事実を話せないことにいらだちを覚えるが、
ベックはトリーがしていることは芝居であり、プロデューサ
の命令で行っているのだろうと告げる。トリーが自らそんな
事をするハズはないとすると、トリーは分かってくれる人が
いて喜ぶ。ワイルドな歌姫のイメージを壊したら歌えなくなっ
てしまうのだと告げるが、ベックはトリーはホントの自分の
ままでも最高だと告げる。トリーとベックは良い雰囲気になり
キスしそうになるが、母親が帰ってきて未遂に終わる。
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前回の続き。
本国では一つのエピソードとして描かれたのかな。

トリーは自分自身を出せず、プロデューサに言われるがまま
キャラクター作りをしなければならない事に不満。
特にマジメなトリーの性格からすると、レディ・ガガ的
自由奔放なキャラクターというのは相容れないものがある
のかもしれない。

トリーがこれ以上キャラ作りは出来ないことをプロデューサー
に話すとトリーの変わりにジェイドが歌を歌うスターとして
任命されてしまうという流れだった。

前回にも書いたけど、プロデューサの求めるキャラならば
最初からジェイドを選んでいれば問題が無かったんだけどね。

相変わらず食べ物ネタはこの手のシットコムには欠かせない
ものがある。
前回トリーがベックの手にほおばっていたパンを出したのと
は対照的に今回はキャットがトリーの手にガムを出していた。
そのガムを食べるというのだからある意味凄い壊れっぷりの
彼女の姿が有った。

キャットはビブル中毒ネタ。
ここまで上手いと言われると、食べてみたくなるな。

ネタ的にはジェイドとトリーの関係が急接近。
シーズン当初、ジェイドとトリーが一緒になりそうなところ
をジェイドが常に嫉妬していくような流れというのを想定
していたようにも思えるので、これが恋愛としての正しい形な
のかと思うところも有ったけど、アメリカのドラマでよく見かける
様に、「友達の彼氏と付き合うのは御法度」的法則によって、
トリーはベックとの関係を進めるのを止める流れだった。
その流れをどうやってジェイドに見せるのかがある意味では
ポイントだった感じで、まさかのライブカメラを使ったchatを
使って二人の様子をジェイドに見せるのは思わなかった。
ジェイドが二人の様子を食い入るように見ているところが
また印象的だったけど、ジェイドとトリーは果たして友達なの
かという、このドラマに於ける最大のテーマに触れた感じも
するし、嫌い合っていても実際には底辺では繋がっている感じ
を上手く出したのかなという流れだった。

ジェイドがトリーのハンバーガーを足の裏でこすっていたと
聞いても冷静なトリーが凄いですね。

最後のトリーのパフォーマンスは良かったけど、もう少し自分
的には歌の曲調が好みだったら良かったかも。

自分を偽るな、自分に自信を持てというテーマ性に関しては、
トリーが歌っているテーマ曲「Make It Shine」にも一部
繋がるところが有り、今回のエピソードにこそ、「Make It Shine」
を歌う所じゃないのかと思うところも有った。

トリーナのパックネタはなにげに笑えた。
顔を突っ込んでいる辺りの姿が滑稽すぎるぞ。