ヴェロニカ・マーズ 〜私は放課後、探偵になる〜 Veronica Mars (シーズン2) http://veronica-mars.jp/

第7話 反省ノート Nobody Puts Baby in a Corner

脚本／Diane Ruggiero 監督／Nick Marck
--------------------------------------------------------
ヴェロニカはダンカンと共にソファーに座りながらコーエン
兄弟製作の映画「ビッグ・リボウスキ」を見ながらセリフを
マネしていた。ダンカンからヴェロニカが男の口まねをする
時には口を突き出す仕草が可愛いと言われご満悦。キスして
いるとローガンが帰宅する。ローガンは皮肉を言うように
これから部屋で行為に及ぶときには何か暗号を作っておこう
と語る。ローガンはケンドールを連れて来たくしており、俺
の暗号は"持続"だと語る。
ヴェロニカは、ローガンがディックとビーバーのママハハと
関係を持って居るのにダンカンが嫌そうな顔をしていない事に
違和感を覚える。ホントの母親ならば嫌だけど、男ならば
気持ちは分かるというダンカン。

ポープ先生の株・金融の授業では、株に投資するシミュレーシ
ョンをして誰が一番稼げるのかを競争していた。
ビーバーがトップ、ディックは父親の会社・カサブランカス社
にだけ投資していたので、破産してしまう。ローガンも下がって
いるとの事。

キースはゴルフ場に居るウッディ市長の元に行く。
バス事件のことをちゃんと捜査しているのかと問うが、市長
は自分の選挙公約ではクリーンで安全な街をアピールしたので
実現する為には変えるしかないのだという。ネプチューンタウン
をシティへと名前を変更し、住民税を値上げしてスラム地区を
整備する。それだけで効果の有った都市は多いのだという。
ラムは郡の保安官になったが、キースには警察本部長に就任
して欲しいと言われる。

トイレには改装中の張り紙がして有った。
ヴェロニカは誰かからの仕事の依頼だと思い中に入ると、そこ
に居たのはローガンだった。
ローガンは俺が逮捕された事は知っているか?と問い、フィリ
ックスが殺された夜に事務所に電話したヤツが現れたのだとい
う。そいつの事を調べて欲しいとの事だった。そいつが何故
俺を陥れようとしているのか知りたいのだという。

一方トイレから出るとダンカンがヴェロニカの元にやってくるる
ダンカンはメグのパソコンから写したファイルの中には、
色々と入っていてメールも読んだという。メールにはメグが
児童相談所当てにメールしており、ベビーシッター先の子が
虐待されているとの相談メールをしていた事が分かる。
精神的な虐待をされているようだとし、7歳から10歳の子持ち
で両親が心の病に冒されている人物だという。証拠のノートが
有ると書かれており、両親は子供に反省の文章をノートに
書かせているのだという。ダンカンは当時メグと付き合って
おり、その当時彼女がベビーシッターをしていた人物は、
フラー夫妻、ハウザー先生、双子のマーティン、グッドマン家
など多数したという。メグの両親は子供を決して甘やかせない
人だったという。ノートを調べる為にもメグの部屋に侵入
してそのノートを捜そうと語る。
一方そんなヴェロニカの元に、キースがやってくると、保安官
事務所主催のオークションが有ると告げ、独身男オークション
なのだという。

弁護士のバリーからカサブランカス家に財産の件で話が行われ
る。父親は知っての通り投資詐欺を働いて、一人で海外に逃亡
してしまったのである。資産は凍結される事を告げられ、
子供達にはそれぞれ信託財産が有る事を告げられる。ただし
21歳までは使えないとの事だった。ケンドール名義の口座は
一切用意されていないので、管財人は産みの母親であるベティナ
だと聞かされる。

ヴェロニカはフラー家に電話すると、自分はメグから紹介を
受けてベビーシッターをしているので必要なときには連絡を
くれるよう告げる。

一方ハウザー先生の授業では、性感染症に対する指導だった。
ジアはクラミジアとは花の名前なのか?と問う。ジアはヴェロ
ニカの事がとても面白い子だと思っていて話しかけてくる。
ジアは前の学校では女の子の友達が沢山居たがね今は男の子
しか近寄ってこないのだという。ヴェロニカは女の子の友達
を作る為には服を見せ合ったり映画に行ったりしないとダメだと
アドバイスする。するとジアはヴェロニカに泊まりに来てと
誘うのだった。

授業が終わるとヴェロニカはハウザー先生の元に近づき、
いつでもベビーシッターを引き受ける事を語る。先生の机
の上には、"40代女性、離婚後のデート"の教唆本が置かれて
いるのを目にしていた。

ヴェロニカの元に早速フラー家から仕事の依頼が入る。
エドウィンの面倒を見て欲しいとのこと。サブリナは細かく
スケジュールを書かれた紙を手渡すと、これをして欲しいと
語る。彼氏は呼ばないでねと言われ、サブリナと夫のスチュワ
ートはディナーの為に出て行ってしまう。エドウィンは10歳
だがとても礼儀正しい子だった。ヴェロニカはエドウィンの
ノートを手に入れる。

一方トム・グリフィスについて調べていたヴェロニカは、
ローガンに対して、彼は美容整形外科医で立派な人だという
話である事を告げる。顔写真を見せると、ローガンは当時
近くに居たのは彼ではないと語る。
--------------------------------------------------------

■複数の事件の捜査

なんだか気難しい展開になってきたような感じもする。

今回はバス転落事件で重症を負っているメグのパソコンから
出て来たものを調べていく展開と共に、フィリックス事件に於
ける目撃者の事を調べる事になる。

■ジア家

ウッディが市長になり、ジア家としても安泰。
今回ヴェロニカが遊びに行く事になるも、そこではガールズナ
イトと称したパーティーが開かれ、ヴェロニカにとっては場違
いな感じで居づらそうだった。
当然途中で帰宅してしまったけどね。

ジアの弟・ロドニーがまさか虐待されているのか・・・みたい
な雰囲気がなきにしも有らずって感じだったけど、それはなく
てホッとした。ただ几帳面な親の姿を見せられてヒントを
得られたのかも。

■ハウザー先生、男性関係に悩む

旦那に逃げられたのか、離婚後のデートの本を読んでいる
教師の姿。ハウザー先生の子供は、もの凄く強烈で、自分の
言うとおりにならないと突然叫び出す始末。ハウザー本人
はチャリティでサックス副保安官をゲット。
金で買うというのも寂しいけど仕方が無いのか。
独身男オーディションのチラシを入れておくところなど、
ヴェロニカも抜け目がない。

■カサプランカス家

父親が海外に逃亡してしまった事で、またしても一つの富豪
が崩壊した。ローガン家、ダンカン家、そしてディックと
ビーバーもまた親無し子になってしまうのか。

好き勝手にやっていたケンドールがどうなるか。
金が一銭も無くなり、パトロン探しの為にローガンに近づいた
り、ディックに近づいたり、ダンカンに近づいたりと、高校生
相手に金を無心するなという感じ。ただケンドールは25歳らし
い。まぁそう年齢的には離れていないのかな。
余裕で30歳過ぎている様にしか見えないのだが・・・

■売春婦は格好良い?

ジアたちガールズトークの中で「プリティ・ウーマン」の
ジュリア・ロバーツ演じたビビアン・ワードが格好良いという
話になった。ケンドールが格好良いという訳ではないけど、
エピソード的には繋がり感の有るものが有る。

■映画「ビッグ・リボウスキ」

デュードの口まねで、俺はリボウスキではないというセリフ
をヴェロニカは真似ていた。セリフをマネできるくらい
何度も繰り返し見ているんだね。
wikiによると、この映画はレイモンド・チャンドラーのハードボイ
ルド小説に影響を受けて作られた映画みたいだね。
不覚にも「ビッグ・リボウスキ」は見た事が無いのだけど、
レイミンド・チャンドラー小説の主人公・私立探偵フィリップ・
マーロウ演じるハンフリー・ボガートの映画と、ロバート・ミ
ッチャムのリメイク版の「三つ数えろ」「大いなる眠り」は
見た事が有る。

■警察に証言したトム

ローガンをハメたトムの表の顔は、評判の良い美容整形外科医。
ヴェロニカが相談に行くも、整形する必要も無いと言われ
そのままでも十分に可愛いと言われた。
ヴェロニカは胸をCカップくらいにしたいと語っていたけど、
ヴェロニカの胸は、時々ネタにされるね。

葉巻の店に立ち寄ったトム。
父親によると、オーシャンアヴェニューにあるあの店は
ドラッグディーラーのたまり場だという。トムがドラッグに
関与していたとしても、ローガンをハメる意図が何処にあるの
か。ローガンはトムの事を知らないとのこと。

■虐待されていたのはメグの妹

メグ自身は虐待されていなかったのだろうか?
メグのノートの字を見るとヴェロニカは女性の字だという。
メグの家に侵入した序でに犯人を見つけてしまうという一挙
両得的展開。ただダンカンがラブレターか何かを隠している
姿が有ったな。

■無能なドン・ラム保安官

ヴェロニカを逮捕しに来るも、結局途中で逃がしてくれた。
結局メグの両親を逮捕したのだろうか。

■ウォレスとは連絡取れず

いい加減独り言は飽きたよ〜今はジェリエット気分だと
弓場沙織さんの声で語られた。

ヴェロニカのセリフでは、今回父親とのやりとりが笑えたな。
ヴェロニカの服に葉巻の臭いがするのを感じた父が喫煙の事を
教育だろうと告げる際に、「クマのプーさん」を見ていた時に
教わったみたいな事を口にしていた。