ヴェロニカ・マーズ 〜私は放課後、探偵になる〜 Veronica Mars (シーズン2) http://veronica-mars.jp/

第8話 海賊放送 Ahoy Mateys

脚本／John Enbom、Cathy Belben 監督／Steve Gomer
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ダンカンはメグの家に侵入して以降、彼女の夢を見始める。
彼女はバスが落ちた時に最後に思い浮かべたのはダンカンとの
思い出であり、ビーチで約束した事を今でも覚えているという。
ヴェロニカに有って私に無い物は何なの?とダンカンに問いか
ける所で彼は夢から覚める。

ヴェロニカはローガンから、密告人・整形外科医のトムの件で
何か分かったかと彼女に尋ねると、追跡した結果ヤクの密売所
にたどり着いた事を語る。医者の立場でドラッグを売れさばいて
いたのではないか?とするが、何一つ確証はなかった。

一方その頃ダンカンは一人部屋で、先日メグの家から見つけた
手紙に目を通していた。クリス・タリーという人物からメグ
宛てに届いた手紙。ダンカンは中を見ることが出来ず、机の
中へとしまってしまう。

ヴェロニカはアメリカ医師会のサイトでトムの事を検索してみ
ると、確かに懲戒処分リストの中にトムの名前が記載されている
のを目にする。しかしそれは薬を販売したからではなく、病院外
で手術をした事に対する譴責処分だった。手術した相手は
ダニー・ボイトという人物だと分かる。

一方学校にいたウィービルの元に生徒の一人がやってくると
コカインは?と尋ねられる。俺は売人はやっていないとするが、
確かにバイカー仲間に前金を支払ったといわれる。

キースの元に調査の依頼主がやってくる。
やってきたのは、ヴェロニカと同じネプチューン高校の生徒
マルコスの両親、父・カルロスと母・マリアだった。
カルロスによると、今回の事故で学校側を監督不行届で告訴
する予定だとし、それを学校側に訴えたところ、家などに嫌が
らせが来るようになったのだという。墜落したバスの模型が
家に送られて来たり、留守電には死んだマルコスが生前に録音
したと思われる息子の声が吹き込まれているのだという。
マリアは隣人のネッドに家を売ってこの土地から離れようと
夫を説得するも、夫は逃げずに戦うという。犯人は分かってい
るので証拠を掴んで欲しいとの事だった。

ヴェロニカはトムが手術したダニーの家に足を運ぶ。
ヴェロニカは偽名を使い、自分は整形手術をしたいのだが、
トムの評判が聞きたくて聞いて回っている事を告げる。
するとダニーはリバースティックスと呼ばれるフィッツパトリ
ック家の巣窟で、ネプチューンでは乱暴だとされるバーへと
連れて行かれる。ビリヤード台を指さすと、ここでケンカが
起きて45針縫うことになったのだとし、その時に手術を受けた
のだという。仲間のリアムにも話を聞こうとすると、そこに
居たモリーという少女は、ヴェロニカを見てそいつは偽名を
使っている事を告げる。それを聞いたリアムは何故医者のことを
調べているのかと脅し、顔にタトゥーを入れるぞと手足を押さ
えつけられる。間一髪ローガンがやってくると、既に警察には
連絡している事を告げ、銃口を彼らに向けてヴェロニカを解放
するよう要求する。

なんとか事なきを得るがヴェロニカは恐怖と、ローガンが銃を
所持している事にショックを受け涙する。もしもの時のために
ディックがくれた物だと告げ、銃に弾は入っていない事を告げ
る。

帰宅したヴェロニカの元に父がやってくると、マルコスという
生徒のことを知っているか?と尋ねられる。彼の両親は学校
を訴えようとしている事を聞き、高校がその訴えを取り下げる
為に嫌がらせをしているのではないかとマルコスの両親は
思っている様だという。学校でマルコスの事を調べて欲しいと
頼まれる。

翌日ヴェロニカは、放送部だったマルコスの事を部員から尋ね
る。一応名目上・新聞部でマルコムの事を取り上げる為の取材
だと語る。
部員の一人・ライアンはいつも機械をいじっていたが、
誰とも喋らず黙々と作業していたのだという。誰も友達もなく
写真も残されていなかった。
そんなヴェロニカの元にメールが届く。マルコムの記事を書いて
いるのならばネタを一つ提供するとし、シャイな人だけど
素敵な人だったと告げる。しかしマルコスへの思いが今の彼
に知られると嫉妬するので名乗り出ることは出来ないという
ものだった。

帰宅するヴェロニカの前にキースがテクニカルサポートセンター
に文句を言っている姿が有った。マルコム夫人の車のシート
に音楽プレイヤーが設置しており、そこからカーラジオに
転送されるような仕掛けになっていたというのである。
サポートセンターによると購入したのはネプチューン高校の
経営部が購入しているという記録になっているとの事だった。

ヴェロニカは翌日クレモンス副校長にバス事件の取材と称して
近づくと、全ての権限は校長のアランに有るので直接交渉
しろと言われる。校長にバス事件について色々と嗅ぎ回って
いると、全ては弁護士を通して問い合わせてくれと言われる。
学校側は大手弁護士事務所・サイモン&スターンを雇っている
事を知る。
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■キースの元に寄せられた依頼

バス転落事故の賠償問題の一つ。
学校側に過失があるのではないかとするマルコスの親が
訴えたものだけど、訴えると宣言して以降嫌がらせが発生
しているということで、原告側の方としては証拠を掴んで
より訴えの正当性を唱えていくというもの。

しかし少し学校に責任を追及するというのも強引の様な
感じの案件。

■マルコム青年の人物像は?

周りにいる人たちがマルコムの存在を知らないというのも
ある意味すごい。単純にシャイなのか、それとも近寄りづらい
雰囲気を出しているのか。

ちょっとオタクっぽい一面が有りそうなところと、そして
クレジットカードの使用履歴から発生する強制キャンプから
のゲイ疑惑。

性的指向をキャンプで強制的に変えられると思えないけどね。

■メールの存在、そしてラジオデータの存在

オタクにはオタク、テックにはテックってことで、ヴェロニカ
が頼りにしているテックプロのマックが事件を調べる。
マルコムの声を聞いただけで、それが違法電波を使ってラジオ
開局していたパーソナリティの男だと分かる所が凄い。

ちなみにラジオは「船乗り諸君」。
キャプテンヘベレケとミスターイライラのコンビが絶妙な内容
で、ネプチューン校の人間をこき下ろしている内容だと判明。

■違法電波の発信源

それを突き止めるのは多少の知識と機材が有れば簡単に
発覚するものだとは思う。周波もAM560だと判明しているしね。
なんと行き着いた先は副校長の家。
そこの息子・バターがラジオ局を開局して、彼はキャプテン
ヘベレケの相棒・ミスターイライラだったようだ。確かにイラ
イラさせられるキャラかもしれない。

■ヴェロニカに接触してきたメールの主

正直この流れは相当胡散臭いものが有った。
ラジオ局のプレゼントだと言っても普通スパムだと思い、
まともに返信したり住所を入力したりするものか?
しかし都合良く返信してきたことで、そのメールがロキシーの
弟のライアンだと判明する。

そして彼が自分とマルコムの仲を引き裂いた両親に対する
怒りを表したものの様だ。

■カルロス家で見張りのキース

隣人の男がビールを取りにくる。
そこまで隣人を信用している所が凄いな。
あからさまに置かれていた嫌がらせのバスのミニカーと
弁護士事務所の紙に書かれたセキュリティ解除のコード。
そして水槽に与えられているえさの存在。

■ローガンの件

この流れは相当危険で複雑なものが有る。
なぜローガンをハメようとしているのか。
単純に学校で嫌なやつだからなのか。
ヴェロニカに危害が及んだり、ローガン自身が危険な目に
サラされたりと、ちょっと殺伐としているね。

フィッツパトリックファミリーがこの事件に関与しているのか。
今回から暫くフィッツパトリック家のリアムとモリーが登場
するようだ。

■ウィービルとローガンの対決

ウィービルが率いるバイカー集団も統率しているウィービル
の知らない所でドラマが回っている感じ。一体誰が裏切って
いるのか。

因みに今回出て来たバイカーの名前。
サンパー、ドーディー、ヘクター、サリー、フィリックス、
ブーツィー、セルヴァンド。
ウィービルがローガンと事件当夜ケンカした際に、仕切って
いたのは、フィリックス。殺害を目撃していたのは、ヘクターと
ブーツィーで、サンパーは目撃証言をしたが実際には殺害は
目撃していないとのこと。

■音信不通のウォレス

相変わらず不在。メールも全く来ない。
ヴェロニカ寂しいです。

■イジられるヴェロニカの胸ネタ

整形ネタという事で相変わらずヴェロニカの胸がネタにされた。
ダニー・ボイドの元に整形したいので話を聞きたいと言った
際に、ソコ(胸)は必要かも知れないが顔はいじることはないと
の事。

ただ今回ダンカンの夢の中で、ヴェロニカが色っぽい下着姿で
胸の谷間を強調して近づいてくるシーンが有った。