ヴェロニカ・マーズ 〜私は放課後、探偵になる〜 Veronica Mars (シーズン2) http://veronica-mars.jp/

第12話 ひき逃げ事件を暴け Rashard and Wallace Go to White Castle

脚本／John Enbom 監督／John T. Kretchmer
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キースはバス事件の捜査がが進展せずに居る事を苛立つ。
一方ウォレスはシカゴから戻ってくる。ラシャード・ラッカー
がクリスマスのパーティーの日に酔って運転した事で路上生活
者を轢いてしまったこと。その事を嗅ぎつけたシカゴステイツ
マンの記者・アーニー・セイヤーズからは、ウォレスの良心を
問われ本当の事を告発することに決める。

ヴェロニカは落ち込んでいるウォレスを自分のアルバイト先に
連れて来るとスイーツを食べさせる。店長によると自分も振ら
れた際にこの"チョコナッツ弱みの絶頂"を食べて回復したのだ
という。レブロン・ジェームズの再来だと言われるラシャード
を告発しようとしているので落ち込むのは分かるが、ヴェロニ
カは色々と力になると約束する。

キースはインガの元にいくと、監査の為に書類のコピーが必要
なので取って欲しいと頼む。彼女は証拠保管室のカードキーの
再発行を行っていることを聞いて、キースは隙を見てカードキ
ーを再発行して、証拠保管庫へと潜入する。その潜入には、
サックスやレオも協力していて、無線で色々と指示する。
証拠保管室にあるラム保安官が当時、関係者に取り調べした
VTRのテープをキースは拝借していく。

学校ではランチを食べているモリーの元にウィービルが現れる。
ウィービルは彼女にフィリックスと付き合っていただろうとして
ツーショットの写真を見せる。フィリックスはこの写真を元
にしてタトゥーを入れようとしていたのだという。
モリーはそれを認め二人の事は秘密だったという。ウィービル
はフィリックスがフィッツパトリックの手下だったのか?と尋ね
るが、それを否定する。叔父や従兄弟には会っている事を内緒
にしていた事を告げ、セイント・メアリー教会で会っていた
のだという。その教会で叔父が司祭をしているというと、
リアム・フィッツパトリックが司祭なのか?と驚くが、モリー
はそれを否定し、パトリック叔父さんの方だという。
ウチの家系にはチンピラが12人、そして司祭が1人居るのだと
いう。

一方ウォレスの元に父のネイサンから電話が鳴り、新聞は読んだ
のか?と言われる。ウォレスは正しい事をすると決めたのだと
するが、新聞にはラジャートの車に搭乗していた二人が
事故時の事を証言しており、名前こそ書かれていないが、
運転していたのはウォレスだったと匂わす証言をしていた事が
判明する。"ひき逃げ事故に10代が関与"と書かれていたのだった。

それを見たヴェロニカはウォレスの元にやってくる。
ウォレスはその記事を見てもラジャートはクールな人だという
が、スティーブ・マックイーンはクールだけど路上生活者を
死なせて人のせいにするのか?と問う。ラジャートの傍には
マネージメントをしているラッカー叔父さんが居て、とても
怖いのだという。新聞にはUCLAからスカウトされている事が
書かれていて、大金の契約が書かれていた。
そんな会話をしているとウォレスと元付き合っていたジャッキー
がやってくる。メールを送ったのに全く返事がないとして彼女
は憤りを感じていた。色々とバタバタしていたとしてウォレス
は謝罪するが、今ジャッキーと付き合っている場合ではない
という。弁護士が必要だと聞いてヴェロニカはマコーマックを
紹介すると、マコーマックはシカゴ警察に問い合わせ、
5日以内に地元の警察署にいけば自首扱いにすると言われた事
を話す。ヴェロニカは無実を証明すれば良いと語る。
しかしウォレスはそんな状況の中でも、パン高校との試合が
有る事を考えていた。こんな時に試合の事を考えるなんて
バカみたいだとヴェロニカは語る。

ヴェロニカはラシャードのスケジュールを調べる。
この高校からUCLAに進学したトレーシー・ジェームズはチア
リーダーをしていてラシャードのスケシュールをインターネッ
トに書いていたのである。後援会のディナーにいくことになっ
ているので、その時が接触するチャンスだと知り、ウォレスは
ヴェロニカは有る作戦を立てる。

そんな会話をしているとキースがヴェロニカの元にやってくる。
キースはマーレーの調査ファイルをシュレッダーで破棄して
置いてくれという。100万ドルの「メードと寝てごめん指輪」は
私がもらうと呟くと、ヴェロニカは写真をシュレッダーに
掛けていく。すると写真を見て有る事に気がつく。
キースにその写真を見せに行く。テレンス・クックと新聞クラス
のデュマス教師が会話している写真だった。ヴェロニカはキース
にテレンスはギャンブル癖があり数百万ドルの負債を抱えて
いた事を語る。選挙の際にパパに内緒で調べた事があったとし
聞いて欲しいテープがあると語る。

ローガンとウィービルは二人でローガンのホテルの一室で
その後の事を相談する。教会が鍵であること。教会にはバイカー
も行く事から、教会でドラッグの取引をしているのだろうとの
こと。しかも司祭は、今の職に就く前にはゴロツキだった事を
告げ、彼からクスリを受け取っているバイカーが居るのではな
いかと告げる。そんなウィービルの事を監視しているバイカー
のサンパーの姿が有った。
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■キースはバス事件を捜査

ラム保安官が当時関係者から事情を聞いた録音テープを聞いた
だけだけどね。

話の流れは二つ有って、バス事件に直接関与している話と、
デビッド・モランに関する話だった。

話を聞いていくと、みんなバスは臭かったという証言をしている。
また市長の娘のジアは、当日父親からはバスに乗るなと警告さ
れていてリムジンサービスを利用した事を語っていた。

デビッド・モラン(カーリー)はシンボリックモータースに勤務。
ディックによると父親の車を整備していた人。
ジアによると自分の愛車のフィアットは彼にしか直せないのだ
という事。

■フェリックス殺害の流れ

バイカーの中に裏切り者がいて、天敵のフィッツパトリックと
精通している人物が居ること。天敵と薬の取引をしている
人物こそフェリックスを殺害したという所までは、前回の話で
分かっていた事だった。

フェリックス自身がフィッツパトリック家のモリーとつきあって
いたという事実。
結果としてサンパーがリアムからドラッグを受け取り白人のセレブ
相手に商売していたみたいだけど、バイカーたちの腐敗はとどまる
事を知らず結局バイカーのルールに忠誠を誓っていたのはウィービル
だけって事なのか。

ウィービルとしては起死回生案が有るのか。
ヘクターは少しウィービルの肩を持ってくれそうだったけどね。
フェリックスを殺害したのはサンパーでほぼ間違いないみたい。
会話を録音しておけば良かったのにね。

■ウォレスの件

12月14日にウォレスはバスケの仲間三人とパーティーにいき、
そこで交通事故を起こしてしまう。運転していたのは次世代の
バスケ選手のヒーローのラシャード。
ただウォレスが告発することで、ラシャード側も当然黙っていな
い。
ラシャードの叔父で、マネージャーをしているラッカーはとても
怖い人物だった。

しかしウォレスもラシャードと直接話せば彼が自白してくれると
思ったのだろうか?

■ウォレスの無罪を証明する為に・・・

こういう時にウォレスの父親が刑事のネイサンだったというのは
実に都合が良いね。

車で人をひく直前にドライブスルーに入り、そこの店員・ガイと
防犯カメラが無実を証明してくれるかに思えたが、当然ラッカー
の手が回っていて金を掴まされていた。

上手い事、ネイサンが捕まえてくれたけどね。

■ジャッキーのサプライズ

ジャッキーが黒人だけのパーティー、アルファローニューのパーティー
に来ていたという時点で正直ウォレスと共謀しているなと実感
していたけどね。
前回感想にも書いたようにやっぱり保安官でバーの用心棒の男が
ヴェロニカに手を貸してくれたな。

ただジャッキーとデートせず、ウォレスは既に白人の子とデート
の約束をしていたね。

■メインの人がみんな小さくないか?

ウォレス、ウィービル、ヴェロニカ。
すべて身長や腕力が必要なシーンが多いんだけど、みんな小さい
のでどうも違和感が有るんだよな。
ウォレスがこの身長で本当にバスケが出来る選手なのか。
ウィービルも小さいけど、バイカーを束ねることが出来るのかなど。

■カラオケナイト

何故か今回ヴェロニカで働く店でカラオケナイトが開かれていた。
ラーズとブリットという男性が競っていた感じだけど、何か意味
が有るのかなと思って聞いていたら、歌詞の中にヴェロニカの名前が
出てきた。歌はElvis Costelloの"Veronica"で、日本のテレビでも
時々流れているね。歌詞は病気を心配するであろう男性が、薄れ
行く記憶のヴェロニカに対して心配するような言葉を投げかけるもの。

■ローマ人の手紙・第12章・19節

復讐は私がすることである。私が復讐すると主は言われる。
盗聴器を仕掛けに言ったヴェロニカが司祭からかけてもらった
言葉。