ヴェロニカ・マーズ 〜私は放課後、探偵になる〜
Veronica Mars (シーズン3)

http://veronica-mars.jp/




 

Feb. 20, 2007
第14話 コーチのメッセージ Mars, Bars

脚本/Joe Voci、John Enbom、Phil Klemmer 監督/Harry Winer
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キースはハイウェイ傍で殺害されていたバリーコーチの捜査を
妻・キャスリーンから依頼される。保安官たちは息子のジョシュ
を殺害犯として疑っており、生徒のメイソンがジョシュと
バリーが言い争いをしているのを目にしているのだという。
ジョシュは起訴前に留置所に入れられるが、ヴェロニカは彼の
言葉を信じて彼以外の容疑者を捜す。そして留置所の彼に
差し入れしたことで、ラム保安官はヴェロニカを逃走幇助で
彼女を逮捕する

ラムから事情聴取を受けるヴェロニカ。
ヴェロニカが差し入れたのはピーナッツクッキーだが、元々
ジョシュはピーナッツにアレルギーがあるのだという。
アレルギーの注射をするために救急車で運ばれその隙に逃げて
いた事が分かる。ラムはヴェロニカに対して何処に彼を逃がした
のかと追求する。

キャスリーンの元を尋ねていたキースの元にヴェロニカから電話
が鳴る。電話をしながらキースはキャスリーンの元にヴィニー・
バンロウから手紙が届いている事を知る。探偵であるヴィニーに
何かを依頼したであろう事が判明する。

キースはクリフと共に留置所のヴェロニカに会いに行く。
ヴェロニカはすっかり囚人としての生活を満喫していて、腕には
タトゥーシールで"凶悪ライフ"と書いていた。私は逃がして
いない事を語ると、彼は私の親切心を利用して逃げたのだという。
クリフはヴェロニカが捕まっているのを見て、「女刑務所」
DVDの返却を忘れていたことに気が付く。クッキーは留置所にいた
別人が全て食べてしまったので証拠が残っていない事を告げる。
ただしラムは拘留期限いっぱいまでヴェロニカを閉じ込めて
おくつもりだと語る。キースはヴェロニカに対して何か差し入れ
するものはあるかと尋ねると、タバコをツーカートンよろしくと
告げ刑務所ではタバコが金だという。
ヴェロニカはこれから学生部長の秘書に会ってくるという。
キースは留置場の娘の姿を見てもう少しショックを受けると
思っていたがそうではなかったと語る。

ヴィニーの元を尋ねるキース。
彼は親戚がナイジェリアの王族だとして詐欺を働いていたもの
を掴まえていたるキースはバリーコーチの家の調査は何を調べて
いたのかと問う。ヴィニーは守秘義務があるとしながらもあっさり
しゃべってくれる。キャスリーンから夫の浮気調査を依頼されて
いた事を告げ、ハッキリとした浮気の形跡は見つからなかったが
女性と駐車場で会っている姿を撮影したとのことだった。キースは
ヴィニーに頼んでその写真をもらう。

学生部長の秘書の女性からオデルが殺害された日(12月10日)の話を
聞く。
いつも通りの業務だったが、あの日はアポなしでメル・ストルツ
が入ってきたこと。オデルは抗うつ剤を切らしていたので
薬局に取りに行く手はずになっていたが、自分では取りに行って
いない事を語る。
キースはオフィスに戻って、薬局にアポを取り、12月10日に
誰がクスリを取りに来たのか尋ねる。

そんな中キースの元にランドリー教授がやってくる。
ランドリーは私の携帯電話に盗聴器が入っていた事を告げ、
マーズ親子が仕掛けたものだろうと責める。自分が仕掛けた
ものではない事を語ると、ランドリーはこれ以上の詮索は迷惑
だとして、当日の自分の行動を話す。7時半にホテルに入り、
ミンディが来たのが8時15頃だったこと。テレビでクリッパーズ
のし合いを見ていたが、その後Hをした後にPPVで映画を見て
寝たのだと語る。

キースは保安官事務所にいくと、サックスとラムにオデル殺人
事件に関して話がある事を告げる。薬物検査の際にアルコール
と一緒に抗うつ剤が検出された件で、当日オデルは抗うつ剤を
切らしていた事を告げ、処方薬を取りに当日訪れたのはミンディ
である事を告げる。
ラムは改めて殺人事件として調べる為に、ハースト大のオデル
のオフィスのパソコンを調べる事を告げ、ミンディを取り調べる
事を語る。
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■バリーコーチ殺害事件

バリーコーチネタとオデル事件が一緒くたに扱われているので
時々どちらの捜査をしているのか分からなくなりそうだった。
疲れている時に見るのは有る意味鬼門かも。

今回のドラマを見ていると、双方共に自分から探偵を雇って
捜査させているのに、クライアント自身が犯人である筈がないと
する流れの意図も存在している感じがする。

バリーコーチの件でもキャスリーンが実際には裏から手を引いて
殺人を犯したのではないかとするものが有った。

ジョシュとメイソンの生徒たちにも双方共に容疑の目が向けられる
けど、殺すほどではないとする双方の主張はどちらも的を射ている
感じだし、父親を殺害したのは45口径で、メイソンが所持していた
銃は22口径だったとすることから、メイソンの容疑は晴れていく。
しかし問題はメイソンが目撃したというハイウェイでバリーと
言い争いになっていた男性の存在が本当にいたのかどうかという事。

上手いのは、これと同様の流れはオデル事件でも同様の流れとして
存在している点だと思う。

コーチの件でヴェロニカはジョシュを留置場から逃がしたのではな
いかとして、疑われることになる。
相変わらず意地悪な保安官たちの姿が有ったけど、ヴェロニカが
予想以上に留置所生活を楽しんでいて、シーズン3のヴェロニカ
は、ヤンキーな男役とかワルの男の口調になって皮肉を語るという
シーンがドラマとして面白く描かれている部分があるね。

ヴィニーの捜査していた流れから、バリーが女性に接触していた
が、浮気を疑ったアンドリオッティの夫・海兵隊が殺害したので
はないかとの疑いを持つ。
ただ実際には浮気ではなく、バリー本人がクロイツフェルトヤコブ
病患者で、自殺しようとしていたことが判明。ただ殺したのは
副コーチのイェーガーだったこと。夫としてはジョシュには母と
弟を支える為に強く自立した生活を送って欲しいという意図で
厳しく当たっていたことが分かり、それを銀行の金庫の中に入って
いた遺書のDVDから発覚するものがあった。

ジョシュは自分が犯人として疑いの目を向け、家族に倍額の保険金
が入るように時効になるまでメキシコに逃げる決意をしたようだ。
「男としてやるべきこと」の意味を微妙にはき違えている気もする
けどね。

■オデル殺害事件

オデルの捜査に於いて、いくつかの新たな捜査の進展が有った。
その中でも野球の放送の延長で、当日放送されていた「宇宙怪人
ゴースト」(アンソニーが鑑賞)が、実際には1時間遅れで放送
していたこと。つまり銃声が聞こえたのは、2時半ではなく3時半
であり、ホテルに停まっていたボルボ車に関しては、また意味
合いが変わってくるものがある。
ホテルの一室で争っていた男性同士の声は果たして誰なのか。
オデルのオフィスのキーボードは、スティーブ・ビタンド(ミンディ
の元夫)の指紋。
そしてウィービルは焼却炉から、当日オデル殺害の時に犯人が
来ていたと思われる血のついたシャツを発見したことから、ビタンド
犯人説が強まったけど、やはり裏で動いていたのはミンディだ
ったという事なのかな。ミンディの子供たちもちょっと手に負えない
感じなのでまだまだ分からないけどね。

それにしてもこの流れでラム保安官が亡くなるとは・・・
キースが保安官に戻る流れは良かったけど、ラムはなんだかんだ
言ってもヴェロニカの捜査に協力していたことが有るしね。
ラムが襲われている際にサックスが犯人を射殺。そんなサックスも
また射殺して相当興奮する姿が有ったね。

■ローガンたち

ローガンとウォレスは留置所にいたヴェロニカに面会にくる
シーンがあった。ローガンとヴェロニカの関係はもう戻らないのか
という感じだったけど、前回子供の気遣いによって再び盛り上がる
可能性を見出していた。しかし今回パーカーとマック、マックの彼氏
のブロンソンの中にローガンが組み込まれて、バレンタインデーの
パーティーでのイベントに出席した。
こういうイベントって楽しそうだね。
ツイッターが出回っていた頃、こういうイベントがものすごく流行
したのだけど、今はあんまりやっている人とかいるのかな。
アメリカの場合、社交クラブに入る際の登竜門として、こういう
事をやらされる事が多いね。
カーマスートラの画板11・牛の交わり、超大砲サイズのコンドーム
の写真。最後は海の沖にブイの上に立っている司令書の回収だった。
ローガンとパーカーが良い感じの関係になったけど、果たして
どうなってしまうのか。


・The Dandy WarholsのWe Used to Be Friends
・Todd DeatherageのUndone
・The Little OnesのLovers Who Uncover
・PelaのLost to The Lonesone
・Broken Social SceneのSwimmers
・Solfeggio, for Piano in C Minor, H. 220, Wq. 117/2
・Billy MartinのAll I Need
・MinkのGet It Right
・Veronica Mars End Credits

ヴェロニカ・マーズ (Kristen Bell) 大学生、探偵、図書館でバイト
キース・マーズ (Enrico Colantoni) 父:元保安官、現在探偵
ウォレス・フェンネル (Percy Daggs III) ウェロニカの友達
ローガン・エコールス (Jason Dohring) ウェロニカの恋人
イーライ・ナバーロ (Francis Capra) “ウィーヴィル”、ヴェロニカの友
ディック・カサプランカス (Ryan Hansen) 生徒。ローガンの友

パーカー・リー (Julie Gonzalo) マックのルームメイト、尻軽
ストッシュ・ピズナースキー (Chris Lowell) "Piz"、ウォレスのルームメイト
シンディ・マッケンジー (Tina Majorino) "マック"。PCオタク
ドン・ラム (Michael Muhney) 保安官
ヴィニー・バンロウ (Ken Marino) 探偵
サックス (Brandon Hillock) 保安官

ハンク・ランドリー (Patrick Fabian) 教授、犯罪心理学
マーサー・ハイエス (Ryan Devlin) カジノのオーナー
サイラス・オデル (Ed Begley Jr.) ハースト大・学部長


チップ・ディラー (David Tom) 生徒
ミンディ・オデル (Jaime Ray Newman) オデルの妻
マックス (Adam Rose) 試験の不正をする生徒・メガネ
ニッシュ・スウィーニー (Chastity Dotson) リリスハウス・元編集長
ファーン・デルガド (Cher Ferreyra) リリスハウス
クレア・ノードハウス (Krista Kalmus) リリスハウス
マディソン・シンクレア (Amanda Noret) ローガンとH
クリフ・マコーマック (Daran Norris) 弁護士、キースと懇親にしている

トム・バリー (Matt McKenzie) バスケット部のコーチ・殺される
キャスリーン・バリー (Tracey Needham) トムの妻
ジョシュ・バリー (Jonathan Chase) トムの息子、バスケ選手
メイソン (Robert Ri'chard) バスケの選手、レギュラー落ち、密告
ブロンソン・ポープ (Michael Mitchell) マックの彼氏
スティーブ・ビタンド (Richard Grieco) ミンディの元夫
コラ (Samantha Brown)
ダニー・バリー (Brian Ritter) 次男、自閉症
アンドレオッティ (Helen Eigenberg) 神経科医
シド (Matt Barker) バレンタインデーパーティー司会
--- (Wendy Worthington) Drugstore Clerk 、ビッグサイズのゴム購入
(Todd Christian Hunter) Assistant Coach
(Marcy Goldman) Bank Teller
--- (Ralph P. Martin) Weevil's Boss
--- (David Merheb) Food Court Employee

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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