ヴェロニカ・マーズ 〜私は放課後、探偵になる〜 Veronica Mars (シーズン3) http://veronica-mars.jp/

May 8, 2007
第18話 悲運の戦士 I Know What You'll Do Next Summer

脚本／John Enbom 監督／Dan Etheridge
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ヴェロニカはピズと付き合うようになり、ヴェロニカの部屋の
ベッドに寝そべってヴェロニカは試験勉強、ピズはアポロ・
ブケニア著作の「悲運の戦士」という本を読んでいた。
ヴェロニカは明日探偵の資格試験だったが、キースが度々心配
してはヴェロニカに問題を出していく。ヴェロニカはパパより
も良い得点を取ってそれをネタに一生父親にからかうつもりだと
語る。寧ろ父の保安官選挙の方が心配だとヴェロニカは語る。
キースはピズに対して何の本を読んでいるのかと問う。
するとハースト大に在学しているアポロが書いた本で、彼の
自叙伝だという。彼はウガンダの内戦によって少年兵として
洗脳され戦わされていた過去が有るのである。10代でアメリカ
に亡命し、その本を執筆し、今ではその本が映画化される程で
トーク番組にも出演するのだという。明日その彼がカレッジ
ラジオに出演してくれるので本を読んで予習していると語る。
それを聞いたキースは娘の彼がサーフィン以上の話題を口にする
なんて新鮮だと語る。ピズはされを聞いて彼女の父親に好かれる
ということは退屈だという事だと呟く。

最近ネプチューンの街では窃盗事件が多発していた。
13日間で7件目の事件が発生。いずれも高級住宅地で、これだけ
増えればマスコミも「犯罪急増」の烙印を押すはずだという。
7件中6件は車まで盗まれている状態であり、現在その中の一台
が盗んだプレートがついていたことで見つかっているという。
副保安官のキツィッツとホロウィッツに対して盗品を買い付けた
人を調べて欲しいとキースは指示する。

一方ヴェロニカは探偵試験を受けに行く。

大学では夏休みを前に就職フェアが行われていた。
優秀な4年生にとっては、就職先が決まるし、下級生も履歴書に
書けるボランティアを選ぶ場となっているのである。
ヴェロニカも研修先にエントリーして結果待ちの状態だった。

ピズがパーソナリティとして活動するカレッジラジオにアポロが
出演する。
アポロは経験談として、抵抗軍によって洗脳されたこと。
人を殺す能力と欲望を植え付けられたことを刻々と語る。
ウガンダの神の抵抗軍から奇跡的に逃げ出すことが出来たという。
ピズはこの本はハースト大のリサ・トメン教授に捧げて書かれて
いる事を告げ、彼女との関係を尋ねると、15歳の時に自分が
たまたま書いた短編をリサが見て連絡をくれたのだという。
それ以来、母であり、友人であり指導者だと告げる。
そんなラジオをヴェロニカはブースの中で一緒に聞いていた。

ピズはラジオを終えるとヴェロニカと会話する。
ピズはネットの音楽評論では最高だとされる会社、ピッチフォー
クメディアの研修の話をもらった事を告げ、上手くいけばレビュー
を書かせてもらえそうだと語る。しかしオフィスはニューヨーク
のマンハッタンであり三ヶ月もいくことに難色を示す。

ヴェロニカはキースに電話すると探偵試験が合格したことを語る。
パパよりも2点高い95点だったとし、パパよりも優秀だけど
たまにはパパの意見も聞くフリくらいはしてあげるとからかう
ヴェロニカ。しかしキースはオレの探偵試験の結果は97点だった
事を告げ、からかわれることを見越してテストをデスクの中に
入れてあるという。確認すると確かに97点だった。

一方正式にマーズ探偵事務所にプロの探偵として働く事になった
ヴェロニカの元に一本の電話が鳴る。
キッザ・オニコと名乗る人物で、自分には息子がいたらしい事
が判明した事を語る。ヴェロニカはその息子捜しの依頼なのかと
問うと、居場所は分かっているが、本当の息子かどうかを確かめ
て欲しいのだと語る。息子の名前はアポロ・ブケニアである
事を告げる。

ヴェロニカはウォレスに対して、アポロのことを話す。
生き別れた父と引き合わせたらどれだけ喜ぶかとヴェロニカ
は告げるが、ウォレスはNBAではよく有る話だとして、アポロ
は映画化やマスコミに取り上げられることで大金が転がり込み、
成功した途端に生き別れた親が金を求めて現れるのだという。
ヴェロニカが奇蹟を信じて、オレが斜に構えるなんて今までとは
立場が逆だなと告げる。しかしキッザ本人は本当に親子かどうか
分かるまではアポロ本人には知られないようにして欲しいと
言っているのだという。キッザからウガンダ時代にアポロの母
からキッザに向けて書かれたラブレターが残されているとし
スキャンしたものを送ってもらったので、それをアポロの母の
筆跡と比べてみるのだと語る。キッザはニューヨークから
こっちにも向かう飛行機代の捻出にも苦労している人物だと
知り、ウォレスの言う事にも確かに可能性は有った。

保安官事務所では、窃盗犯の一人だと思われるトミーの尋問を
行う。弁護士としてマコーマックが付く中で、キースは、
トミーに大抵2日前の午後9時から11時までの間のアリバイを
尋ねる。しかしマコーマックが依頼人に対して喋らないよう
告げる。窃盗はプロによる犯行である事を告げ、一流の防犯シス
テムをやぶっている事を告げる。トミーがリーダーとして
犯罪を犯しているとはとても思えない事を告げ主犯は誰なのか
と問う。トミーは何も話さず早いところ留置所に戻せと告げる
中、キースは彼の腕にタトゥーがしてある事を知る。その
タトゥーはフィッツパトリックの仲間である事を示唆するもの
だった。

ヴェロニカはアポロと恋人のオリンピアが一緒にいるところに
行くと、自分はハースト大の大学新聞記者をしている事を告げ、
是非とも紙面でも取り上げたいとして接触する。

一方夏休みを前にして、パーカーの両親が大学にやってくる。
ローガンも交えて両親に会うパーカー。パーカーの両親はとても
厳格な人でパーカーが食べる食事に関しても添加物などについて
厳しく言及する。夏休みについても地元の郵便局で研修させて
もらえる手はずをつけて置いたので戻ってこいと言われるが、
パーカーはデイケアの仕事などをしたいのだと断る。

ヴェロニカはアポロの部屋にいくと、ルームメイトのハリーが
対応に出る。アポロはテレビゲームに熱中していた。
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■ウガンダの少年兵・アポロと生き別れた父親

ヴェロニカが捜査する事になったのは、アポロの父だと名乗る
キッザという男性からの依頼だった。
無理に親子鑑定はしたくないとして、取りあえずは筆跡鑑定で
アポロの母が共通する人物なのかを特定していく。

如何にもアポロ自身はきな臭いものが有ったし、彼を支援して
いる指導教官のリサは絶対にクロだろうとか思っていたけど、
実際には本当に少年兵だった過去がある事が分かる。
もの凄い手の込んだやり方で本物かどうかをふるいに掛ける
為の防衛策だったというのがまた憎いところだけど、
何処から何処までがこの作戦に荷担していた人物なのかな。
毎回こんな作戦を採っていればすぐに噂なんて広まるだろうし
ね。

最後はやっぱり金のためだったのかと思わせ、実際には留置所
によって入れられていただけだと分かる。
21年間タクシー運転手をしてきたというキッザ。
誰も居ないニューヨークで孤独の時を過ごしてた彼が金など
目的としているハズもなく、親子で再会した時にはちょっと
ウルっとさせられるものが有ったな。


■ネプチューンの高級邸を狙う窃盗団

窃盗団は車を盗んでおり、ナンバープレートを付け替えて
走行していた事が分かる。それをしていた一人の人物・トミー
の逮捕から、背後にいるのはリアム・フィッツジェラルド
だという疑いが出てくる。
しかも調べていく内に、狙われている家はある特定のセキュリ
ティ会社に入っており、セーフハウスという名の警備保障・
セキュリティだと判明する。しかもそのコンサルタントを
しているのがヴィニー。

今回の展開を見ると探偵ヴィニーもマコーマック弁護士も
キースが探偵をしている時には良い人っぽかったのに、
立場が変わると途端に悪いやつに見えてくるから不思議だ。

ヴィニーには住宅関係の組合も味方に付けたみたいだし、
リアムからは窃盗を辞めて欲しければ、ケンドラと兄が
持ち逃げした俺の金を返せと言われる。
ヴィニーへの問いかけにも証明出来るかが問題だろうとし
保安官になったら、リアムらと手を組んで、この街を腐敗
させていくのではないかとするものが有るので、なんとか
阻止しないとダメなんだろうけどね。


■その他

・保安官選挙選

ヴィニーの選挙のCMがまた小憎らしい。
「ハリーズ・ロー 裏通り法律事務所」のトミー・ジェファー
ソンじゃないんだから・・・って感じ。

・就職フェアとインターン(研修)制度

それぞれ将来に向けて少しずつ動き出している。
また大学1年生なんだけど、みんな目標を持っていて有る意味
凄いなという感じ。この手のインターン制度って日本でも
積極的に取り入れたら良いのにね。

マークとマックスはほぼセックス三昧。セックスとピザ、
そして寝るの繰り返しだとして、これではまるで映画
「恋はデジャブ」のポルノ版だと称したのが良かった。
マックスは退学になるのは既に覚悟の上でそれでも今のような
試験対策用の答案を売る商売を続けるようだ。週1500ドル
儲けて居るとしていたけど日本でもこういう商売はあるのかな。
自分の大学時代にも前の年の試験はよく試験日近くになると
何処からか手に入れてくるものが居て、出回っていたけど
商売化はしていなかったな。韓国の方ではレポート代行とか
商売にしている人が居ることは昔から言われているよね。

ヴェロニカとピズ。
ヴェロニカは探偵試験に合格。しかもFBI研修制度にも合格
したようだ。彼女の事を推薦してくれた教授が逮捕された
のでもうダメかと思ったけど良かったね。
ピズはマンハッタンでの音楽評論の仕事や地元のラジオ局
のインターンに合格。ピズとしてはヴェロニカと過ごしたい
が為に地元を選ぼうとしていた感じだけど、彼女はバージニア
州に行ってしまうとなると拘ることはないかな。でもラジオ
の仕事をしていきたいとピズ自身が決めたことなので誰にも
止められない。

ウォレス。
なんと彼はウガンダの件で感化されてインビジブルチルドレン
団体に応募してウガンダで子供救済のためのボランティアを
するようだ。バスケはもう良いのだろうか?

ローガンとパーカー。
元々ローガンは夏休みの三ヶ月はディックと共に南米に行こう
としていた為にパーカーも誘う。残念ながらディックは
父が自首する為に司法取引で刑務所に入るまでの時をネプチュ
ーンで過ごすことになったようだ。その為にディックは南米
行きをキャンセル。
ローガンとパーカーも近場で旅行に行けば良いんじゃないか
って感じ。わざわざ南米に行きたいものなのかな。



・The Dandy WarholsのWe Used To Be Friends
・JunkのLife is Good
・Shapes of Race CarsのPower
・Mistah F.A.B.のGhost Ride It
・My Pretty PonyのPayday
・IdlewildのNo Emotion
・Veronica Mars End Credits
・Cotton MatherのMy Before and After
・Paul RuddのMy Before and After