ウォーキング・デッド The Walking Dead 監督・脚本・企画：フランク・ダラボン 原作・脚本：ロバート・カークマン http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1131

第6話 残された希望 TS-19

脚本／Adam Fierro、Frank Darabont
監督／Guy Ferland
--------------------------------------------------------
リックたちは事態の解決を求めてCDCに向かう。
施設の回りは激しい戦闘が繰り広げられた跡。施設は閉鎖され
ており、誰も居ないのかと諦めかけた途端に扉は開く。
中から出てきたのは猟銃を持ったエドウィン・ジェンナー博士
だった。リックはただ生きたい事を訴えると、博士は血液検査
を条件に中に入れることになる。
博士はバイと呼ばれる人物に色々と指示を出すが、話を聞いて
いるウチに施設には博士一人しか居なく、バイは施設を管理す
るコンピュータの事だった。リックたちをゾーン5と呼ばれる
地下室へと連れて行く。
一行は長い間何も食べていない事を告げると、博士は料理を
出してくれる。久しぶりのワインに一同喜び、浴びるように
飲む人物も居た。その席でシェーンは博士に対して何が起きた
のか?と尋ねる。施設にいた職員は全て危険が迫っている事が
分かると家族の元に戻ったか、全ては生きるのを諦め自殺した
のだという。俺は仕事をするためにここに一人残ったのだとい
う。

食事が終わるとみんなを地下室の宿泊エリアへと連れて行く。
電気や給湯は節約して欲しいと言われるが、一行は久しぶりの
シャワーに酔いしれるのだった。

アンドレアは一人トイレで嘔吐するのをデールが見つける。
アンドレアは人生が終わった事を呟き、もう何もないという。
デールはまた初めからやり直せば良いだけだと訴える。
しかしアンドレアは博士の顔を見たら、絶望的な顔をしていた
事を告げ、望みはないのだろうと語る。

リックは軽く良いながら博士の下へ話に行く。
外の状況は酷く、ここに来るまでに何度も死にかけた事を語り
表面上みんなに不安を見せまいとして必死に耐えてきた事を
吐露する。

シェーンは酔ったままローリーの元に行く。
ローリーはリックが死んだとシェーンに騙されたとして未だに
許そうとはしなかった。しかしシェーンは確かに病院では、
ウォーカーが近付き、リックの生命維持の装置の電源は消えて
心臓の鼓動もなくなった事を語る。君とカールをアトランタ
に連れて行くために仕方なくリックの事を諦めたことを告げ、
愛していると告げるが、ローリーはシェーンの事を引っかき
つつ、近寄らないよう警告する。
--------------------------------------------------------

CDCに到着した一行はこれでなんとか助かるかと思いきや、
徐々に現実を知る内に、希望が無いことを知る。そして
終いには・・・

一応一話のエピソードの中で謎の部分だった、リックが病院
で目覚めるシーン当たりの顛末が描かれた。
シェーンは最後までリックを助けようとしていたのは事実で
有り、ローリーから嘘つき呼ばわりされてしまうというのも
ちょっぴり可哀想なものが有るのかも知れない。

博士との対面で、何とか打開策が見いだせるかと思ったけど
施設自体の電源は既に終わりかけており、まさに最後の晩餐
だという状況が描かれる。

献体だとしてTS19が人間からゾンビに変わる過程が描かれた
けど、それはモーガンなのかと思っていた。
しかし実際には博士の妻であり研究所のボスのキャンディス
だったようだ。

切ないのはここでまた別れる人物が出てきてしまう事か。
ジャッキーと博士、当初はアンドレアとデールも危なかった
けど、デールの説得でアンドレアも逃げることになった。
いつか陽の目を見ることに期待しよう。