ウォーキング・デッド The Walking Dead (シーズン2) 監督・脚本・企画：フランク・ダラボン 原作・脚本：ロバート・カークマン http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1131

第2話 命の代償 Bloodletting

脚本／Glen Mazzara
監督／Ernest R. Dickerson
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-過去-
ローリーは夫・リックと喧嘩したとして、息子のカールを迎え
に学校に行く際、ママ友に愚痴をこぼす。彼の主張は間違って
おらず、むしろ理性的過ぎるのが余計に腹が立つのだという。
今では愛していた頃のことを思い出そうとしているが、結婚を
決断したのが早すぎたのかもしれないと悩んでいた。
そんな中、シェーンが突然パトカーにのってやってくると、
ローリーに対して、リックが逃走犯の一人に撃たれて病院に
運ばれたことを告げる。ローリーは動揺し、カールには何と
言えばいいのかとつぶやく。校舎から出てきた息子にローリー
は事実を告げるとカールも心配して涙する。

-現在-
リックは、猟銃の流れ弾に当たってしまった息子カールを抱え
てグリーン農場に走る。鹿狩りをしていたオーティスの撃った
弾が鹿を貫通してカールに当たったのである。農場の主人の
ハーシェルは獣医師だと知り、そこにいけば必ず助けてくれる
という。リックは急いで農場へと走る。

農場のものたちはリックたちが走ってくるのを双眼鏡で見て
いた。ゾンビに噛まれたのではない事を知ると、家の中に通す。
家にはパトリシアや、グリーン農場の娘マギーなどが居る中、
主人のハーシェルにカールを見てもらう。リックたちの後を追っ
て、シェーンもやってくる。
カールには輸血用の血が必要だという。リックは自分も息子と
同じA型である事を告げ、輸血することを申し出る。
銃弾は動物に当たり、その破片がカールに当たっているのだと
いう。少なくとも5つの破片が体内に入り込んでいるので手術
で取り出す必要があるという。

一方ローリーたちは森でカールたちとは別行動を起こしていた
が、銃弾に気がついていた。しかしソフィアの為にも一度戻る
事に決める。ダリルはまたみんなで探せばソフィアは必ず
見つかると励ます。

一方車の修理のために居残り組のデールとT-DOG。
T-DOGはゾンビと格闘しようとした際に、車のドアで腕を深く
切っていて体調が悪そうだった。なんとかして抗生物質が
見つけなければ敗血症で亡くなるかもしれない事を口にすると
T-DOGはどっちにしても終わりだという。
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リックは息子・カールが猟銃の流れ弾に当たってしまったこと
を知り、急いでグリーン農場の主で獣医師の元に手当のため
に運ぶ。しかし手術道具がなく、避難所の高校に行けば恐らく
必要な道具はそろっているはずだと言うが、高校にはゾンビが
周りを取り囲むようにして集まっている姿があった。

リックとローリーが喧嘩して、リックが銃弾に倒れる日の事が
描かれたけれど、なんで喧嘩したのかについては全く言及される
ものがなく、その後なぜゾンビが発生し始めたのかもまだまだ
描かれるものがない。今後は過去と現在の映像を行き来して、
その辺の事情が語られていくのかな。

流れは完全に二分し、カールたちの居るグリーン農場と、
ソフィアたちを探す、ローリー、アンドレア、グレン、キャロル
とデート、T-DOGに分かれてしまった。

いずれにしても子供たちが問題になっていて、大人としても
対応に苦慮する様子が描かれている。

高校に集まっているゾンビの数がまたまた多いけれど、
臭いや気配だけではゾンビも気がつかない様子なので、とりあ
えずシェーンたちの作戦が面白く機能した感じ。ただ治療道具
を集めたまではよかったけど、逃げる事を想定した計画では
なかったようだ。車でそのまんま逃げ通せばよかったのではな
いかという気がするけど、ガソリンが入っていないのだろうか?

ダリルがシーズン1と比べてずいぶんおとなしい姿がある。
人を気遣う姿を見ると兄のメルルとはまた違う性格をしているね。
逆にT-DOGは自分が何も出来ないお荷物になっていることに
少々腹立たしく感じているようで、いたたまれないような表情
を見せている。

とりあえずシェーンたちがゾンビに囲まれたけれど、この窮地
をどうやって切り抜けるのか。
ゾンビの足が速いのがかなり怖いぞ。