ウォーキング・デッド
The Walking Dead (シーズン3)

監督・脚本・企画:フランク・ダラボン
原作・脚本:ロバート・カークマン

http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1131




 

Oct. 28, 2012
第3話 暗黒の楽園 Walk with Me

脚本/Evan T. Reilly
監督/Guy Ferland
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ヘリコプターは上空から現状を見回る中、エンジントラブルにより不時
着を余儀なくされる。しかし制御不能で落下したのは森の中
だった。その光景を遠巻きに見ていたミショーンアンドレア
は煙の出る地点へと足を向けていく。アンドレアは体調が悪く
栄養の不足も加わり足取りは重い。
そんな中、車に乗ってヘリコプターの落下地点にくるものが
居た。手慣れた様子で近づくウォーカーたちを退治して、
生存者を確認。
命が助からないと思われる兵士の一人をナイフ
で突き刺す
姿を目にする。
そんな光景をミショーンとアンドレアは息を潜めて見ていた。
しかしミショーンが連れていたウォーカーが見つかってしまい
二人は捕まってしまう。なんとアンドレアたちの前に現れた
一人は、屋上で置き去りにしたダリル兄・メルルだった。
目隠しされて二人はあの施設へと連れて行かれた。

気がつくと二人はスティーブンスという女性医師によって治療
を受けていた。ここは何処なのか?と問うが、話ならば彼から
聞いて欲しいと言われ私からは何も言えないのだという。
そこにはメルルがやってくると、メルルは置き去りにした
アンドレアに敵意をむき出しにする。そして自分がどうやって
助かったのかを語り始める。メルルはリックによって手錠をかけ
られていた為に自らの腕を切り取って脱出したのである。
出血多量だったことを告げ、散々ダリルが来るのを待ちわびて
いたのだという。弟はどうしているのか?と尋ねるとアンドレア
も長い事遭っていない事を告げ、リックとダリルはあの後、
メルルを助ける為に屋上に戻ったが既にアナタは居なかったのだ
と語る。その後も探し続けたが、大勢が押し寄せて沢山の死傷
者を出した事を語る。ジム、デール、ジャッキー、ソフィア
そして妹のエイミー・・・。
アトランタを出る事になり、
農場に向かった事を告げ、ダリルはその間にとても頼れる仲間
になった事を語る。しかし自分は
仲間達たちとはぐれてしまい
7、8ヶ月の間彷徨い続けた
事を告げ、メルルの気持ちはよく
分かるとして気持ちを宥めようとする。

そんな中、この施設の責任者だと思われる
"総督"が現れる。
一体私たちから何が欲しいのか?と問うと、俺たちは単に救い
出しただけであり、お礼くらいしたらどうなのか?と問う。
ミショーンはあんたたちは私たちから武器を奪い銃を突きつけた
のだとすると、この一年、人に銃を向けないヤツはいたのか?
と問う。私たちはここを出て行きたい事を告げ、あなたたちが
した事を知っているのだという。生きている人をナイフで
刺して物資を奪ったのだという。しかし総督はそれは価値観の
違いであり安楽死させただけだという。そもそも我々は君たち
を囚人扱いもしていないし、客人である事を語る。
出て行きたいのであればいつでも出て行ってもらって構わない
が、暗い内は決してゲートは開けないという。朝になったら
武器や食料、必要ならば車や医療品も与える事を告げ、邪魔は
しないという。
医療施設から二人を外に連れ出すと、そこには平和な街
"ウッドベリー"が広がっていた。ここにいるのは兵士ではなく
自警団であり、街全体をゲートで守っているのだと語る。
少なくともこの城壁は一年以上
バイター"ウォーカー"には
破られていない事を告げる。

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リックとはぐれてしまい別行動を取っていたアンドレア。
ミショーンがこの7、8ヶ月の間行動を共にして彼女を
見捨てず守ってくれていた。そんな中で二人はある武装した
一団によって捕まってしまう。しかし捕まった先で待って
いたのは久しぶりに安堵感を感じる事の出来る町並みと
市民達の姿だった。

アンドレアの存在だけでなくメルルの生存もまた何の因果か
同時に描かれて、全体的にはちょっとした飴と鞭っぽい展開
が用意された。

LOSTでのベン・ライナスが作っていたコミューンを
彷彿とさせるな。

アンドレアの前に現れた人物は敵なのか味方なのか。

そもそもアンドレアと共にいるミショーンでさえ素性が分から
ないのにここに来てまた随分とやっかいな相手が登場した
感じだ。

メルルに対する後ろめたさと同時に彼が放つ敵意むき出しの
殺気は怖いモノが有るし、そんなメルル以上にきな臭い
存在感を振りまいている、総督と呼ばれる人物の
素性と彼らが何をしようとしているのか分からない限り、
ゾンビとは別の意味での緊迫感が常につきまとう感じ。

必死になってアンドレアたちから生存者情報を聞き出そうと
していたのも生きる為の手段で、生存競争を勝ち得る為の
人間の本能なのかという感じがなんとも複雑。
人が増えればそれだけ食料も必要になるし、問題も発生する。
絶対的に強い集団が出てくると彼らにとっては不都合が有り
そうだしね。

ドラマとしてはまた方向性が広がったのだけど、リックらが
どう絡んでくるのかが気になる。
イマイチドラマとしてはピンと来るモノがなかったけど
その内慣れてくるのかな。総督以外の人は罪悪感を持ってい
そうなのでその辺は安心して見ていられるところなのかも。

やっぱり初期の頃に登場したキャラを中心としてドラマを
見てしまうので、どうしてもそれ以外はきな臭いね。

・"The Walking Dead Main Title"

リック・グリムズ (Andrew Lincoln) 保安官
ローリー・グリムズ (Sarah Wayne Callies) リックの妻
アンドレア (Laurie Holden) リックに銃を突きつける金髪女性
グレン (Steven Yeun) 市街地組、アジア系
カール・グリムズ (Chandler Riggs) リックの息子
ダリル・ディクソン (Norman Reedus) メルルの弟
キャロル・ペレティア (Melissa Suzanne McBride) 妻
T-Dog (IronE Singleton) 黒人、"ティー"

マギー・グリーン (Lauren Cohan) ハーシェルの次女
ベス・グリーン (Emily Kinney) 娘
ハーシェル・グリーン (Scott Wilson) 獣医師

ミショーン (Danai Gurira) 剣を持つ女性
アクセル (Lew Temple) ヤク中の囚人、生き残る2人の1人
ビッグタイニー (Theodus Crane) 囚人、ウォーカーに噛まれる
トーマス (Nick Gomez) 囚人、猟奇的リーダー格
アンドリュー (Markice Moore) 黒人、囚人、中庭に置き去りにする
オスカー (Vincent M. Ward) 囚人、命乞いはせず

--- (Danai Gurira) Michonne
マール・ディクソン (Michael Rooker)
--- (David Morrissey) The Governor / 総督
ミルトン・マメット (Dallas Roberts) 研究者
カエサル・マルティネス (Jose Pablo Cantillo)
ウェルズ (Julio Cedillo) 中尉 / ヘリの生き残り
スティーブンス (Donzaleigh Abernathy) 医師
ロワン (Lindsay Abernathy) 街を案内する
--- (Dwayne Boyd) National Guardsman
クローリー (Arthur Bridgers)
ショーン (Troy Faruk) 弓矢を扱う
ティム (Lawrence Kao) アジア系
フランクリン (Mike Mayhall)
--- (Gary Weeks) Corporal
--- (Michael Chaves) Walker
--- (Frances Cobb) Woodbury Citizen
--- (Scott Dale) National Guardsman
--- (Bob Fisher) National Guardsman
ボウマン (Travis Love)
ウィルソン (Matthew Austin Murray)
--- (Dango Nguyen) Guard
リチャード・フォレスター (Greg Tresan)

評価:★★★★★☆☆☆☆☆ (5.0)

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