ウォーキング・デッド The Walking Dead (シーズン3) 監督・脚本・企画：フランク・ダラボン 原作・脚本：ロバート・カークマン http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1131

Nov. 11, 2012
第8話 悲しい再開 Made to Suffer

脚本／Angela Kang
監督／Greg Nicotero
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森の中で逃げ回る一団が居た。
タイリースを中心にして、彼の妹・サシャ、ベン、ドナ、アレン
だった。タイリースはゾンビに襲われる中、目の前にタワーが
見えるのでそこに逃げ込もうという。しかしアレンの母・ドナ
はゾンビに腕をかまれてしまい一緒に中に入れるべきかどうか
で討論になる。サシャは転化されたに困るとして置いていくべき
だとするが、タイリースはとりあえずみんなで中に入ろうと
告げる。

アンドレアは総督の部屋で彼の家族写真を目にする。
総督がやってくるとアンドレアはコールマンの火葬を手伝うという
が、ミルトンがすべてを処理してくれるという。アンドレアは
この街の人たちはみんなが互いを助け合っているので、この街
を気に入っている事を語る。
アンドレアが室内から出ると、総督は施錠されたドアの中に入り
ペニーと面会する。ゾンビ化したペニーに話しかけて、歌を
歌うが、まるで言う事を聞かない娘に対して憤りを感じる。

グレンとマギーは総督らによって拉致され、監禁されていた。
互いの身を心配する中、マギーは私は体を触れられてないので
大丈夫だという中、人間の恐ろしさというものを忘れていたと
告げる。グレンは倒れているゾンビを見ると、腕の骨を折り始
めて、骨を凶器として利用することにする。

リックたちはウッドベリーの街の城壁を警備しているものたち
の様子を見ていた。なかなか入るタイミングが見つからず
いらいらする中、村は大きい為に、グレンらがどこに監禁され
ているのか分からないという。

一方総督ら街の人たちはメルルたちを集めて、刑務所の件を
話し合って居た。始末するためにバイターを送り込もうという
総督に対して、メルルは弟も奴らの仲間として存在しているので、
弟には手を出さないで欲しいと告げる。総督は説得してスパイ
にすれば良いのだとし、州兵の時と同様に白旗を振って近づくのだ
という。弟にだけは手を出さないでくれというが・・・
そんな中グレンとマギーの二人はどうするのかと問うと、長く
居ればアンドレアにばれてしまうので処刑場に連れて行くよう
告げる。

ミショーンはなんとか裏道からリックたちを村の中へと入れる。
とりあえずミショーンが尋問されていた家にいき、リックらが
居ないかを調べる。しかしそこに二人の姿がなかった。リック
たちはダリルと話し合い、ミショーンがこの件で嘘をついていた
としたら手を切るべきではないかという。そんな中、家の主が
中に入ってくると、男からグレンたちが監禁されている場所を
聞くが彼は何も知らないとして訴えるのだった。

一方刑務所に残されたのはハーシェル、ベス、カール、キャロル
アクセル、そして赤ちゃんのジョディスだった。ジュディスの
ことをあやしているベスを見るとアクセスは隣に座って声を掛
ける。その姿を見てキャロルは彼女に声を掛けて誘惑しようとする
のは辞めてと告げる。アクセルは長いこと監房に入っていたので
ただ話したいだけだとし、マギーには相手が居るし、キャロルは
レズビアンなのだろうと告げる。単発にしている女性はレズビアン
なのではないかとするが、キャロルは話にならないとしてその場
から去る。
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■刑務所組

刑務所に残されたのが女・子供・老人ばかりだと前回の感想の中で
も書いたけど、その中でも男性は刑務所にいたアクセルである。
囚人だという事で恐いものがあるのだけど、今までは抑止力として
リックらが居た安心出来たところが有り、それら大人の男が居なく
なったらどうなるのかかなり緊迫感に溢れていたと思う。元々囚人が
何をして捕まっていたのかも分からないしね。
このご時世いつ死んでもおかしくないので暴走してもおかしくはない。
カールがどこまで一人でやり通せるのか。

そんな状況の中、総督は刑務所の場所を知ってバイターを送り込もう
と言い出すし、今回はなんと言っても、リックが不在の間に
新たなメンバー、タイリース、妹・サシャ、ベン、ドナ、アレンがやって
きた。残念ながらドナは亡くなってしまうけど、カールは彼らを助けつつ
も、さりげなく牢獄に入れるという辺りは、なかなか手腕が光るところ。
サシャはかなり激怒していたけど、タイリースは彼らの居場所だとして
理解を示してくれる姿が有る。

ただ彼らはそう悪い人たちではないと思うので、仲間にすると心強い
ところは有る。ただ人が多くなると、その分食料も水も必要になる
し大変だよね。

そういえば赤ちゃんの名前はジュディスに決定した。
(前回のエピソードでリックらが出発する時に決まった)
名前の由来は先生から取ったようで。


■ウッドベリーの街

今回の街組は相当派手な抗戦になった。
正直、リックらの手持ちの弾丸もこの戦いで相当尽きているのでは
無かろうかと。そもそも彼らを手引きするミショーンが敵のスパイだ
という事も考えられる状況の中で、ミショーンは総督との決着をつけに
言った。なんでミショーンはあっさりと総督を殺さないのかはかなり
違和感が有った。
総督の部屋の奥の部屋には、ゾンビのペニーが居たし、水の中に
浸されているゾンビの姿も有り、益々総督に対する不信感・不気味さ
は増す感じ。総督はその生首をペニーのエサにして、村人を一人一人
殺しているのかなとか思っていたのだけど、ゾンビがゾンビを食べる
という事は無いんだよね。

分かってみると意外と総督として、村人のために守ることを実践して
いた部分も大きいのね。

上述した通りリックらが今回ウッドベリーの街に潜伏。
70名以上居る街なので溶け込んでしまえば分からなくなりそう。
特に夜になれば全員の顔を把握している訳ではないだろうし、
もう少し体の良い作戦はなかったのかって感じ。
グレンとマギーがアンドレアに見つかったらまずいとばかりに
それだけの理由で殺害されそうになった。直前で上手いこと催涙弾
を使って彼らだけを助けることが出来たけど、展開としては相当
都合が良すぎる。

悲しいことに戦力の一人だったオスカーが銃弾に倒れて死亡。
男手がいるという時にね。リックはこの時、襲ってくる男性が
元相棒のシェーンに見えた様子。

総督はアンドレアにどう説明するのかと思ったけど、ただミショーン
が殺しに来たとだけ説明。奥の部屋の生首に関しても気持ちの問題
のような形で言いくるめていた。

ミショーンとアンドレアの再会のタイミングは最悪だけど、誰も
状況を正確に説明しようとしない。この二人、命を助け合って
生きて来たのに、まるで信頼感も失っているのね。男の存在は
それだけ邪魔って事なのか。

ダリルが一人囮になってみんなを逃がした。
しかし最後メルルと共に娘を失って正気を失う総督から、裏切り者
扱いされ、コロシアムで鉢合わせすることとなった。



・Jo StaffordのIt Could Happen to You
・Jo StaffordのLong Ago (and Far Away)
・The Walking Dead Main Title