ウォーキング・デッド
The Walking Dead (シーズン3)

監督・脚本・企画:フランク・ダラボン
原作・脚本:ロバート・カークマン

http://tv.foxjapan.com/fox/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/1131




 

Mar. 17, 2013
第14話 逃れられない呪縛 Prey

脚本/Glen Mazzara、Evan T. Reilly
監督/Stefan Schwartz
--------------------------------------------------------
アンドレアの仲裁によって、総督とリックは二人きり会談し、
刑務所組とウッドベリー組の全面戦争を避ける為の相談をする。
すると総督はリックに対してミショーンの差し出しを要求し、
それで刑務所の仲間を守れるのであればその提案も悪くはない
のではないかと言われる。しかしリックは信用できないとして
その事実をみんなには伝えず、総督が戦争を仕掛けてくるので
こちらからの用意もしておくべき事を告げる。

****
アンドレアとミショーンは野営をする中で、火の周りで食事を
取りながらガールズトークに花を咲かす。
アンドレアはミショーンが引き連れている二人のウォーカー
について聞きたがるが、奴らを掴まえた時には既に人間では
無かったのだと語る。
****

一方総督たちも銃器を集めて、戦争の準備をしていた。
総督だけは監禁の部屋の準備をしていた。ミショーンを監禁
して娘のペニー(ウォーカー)を殺された事での恨みによって
痛みつけるのが目的だろうと事だった。

アンドレアはミルトンの元にいくと、マルティネスたちが戦争
の準備をしていることに関して総督は取引したのではないのか
と問う。ミルトンは事情は知らないとしながらも、これは
明らかに刑務所組に武力行使をしようとしているという。ミル
トンは総督の居場所を探すと、彼は拷問部屋を作っている事を
知る。ミルトンは一体何をしているのかとして声を掛け、
今まで総督がしてきたのは街のためではないのかと問う。
これで街の平和が取り戻せると思っているのかという問いかけ
にダンマリしている総督に対して、これはミショーンを拷問する
為のものだろうと告げる。ミショーンに対する恨みは分かるが
刑務所組の人たちには何の罪もないとして、前に進むべき
事を訴える。総督はミルトンに対して、君はバイターが元に
戻せる可能性があることを信じているのだろう?とし、その結果
娘のペニーがどうなったのかと問う。ミルトンは今でもその可能性
を模索しているが、ペニーを助ける為だけではないことを
告げる。しかし総督はそれこそ一番重要なことなのだと語る。

ミルトンはアンドレアに逢うと、総督はリックに対してミショーン
を渡せと要求した事を告げ、更にミショーンを渡してもそれとは
関係なく皆殺しにしようとしている事を語る。それを聞いた
アンドレアは何とか止めないといけないという。
ミルトンは総督がやろうとしている事の一端を見せるために、
総督が用意している拷問部屋を密かに見せると、ここでミショーン
を拷問することを告げる。ミルトンはアンドレアに対して、この
街から逃げて刑務所組の人たちに忠告すべき事を告げるが、
この事実を目にして見過ごしたまま街から離れられないという。
自分が総督のことを殺害するというアンドレアは、銃を密かに
総督に向けるが、ミルトンがそれを止める。アンドレアはどう
してアイツの事を止めるのかとして、彼は貴方のことを気にも
止めていない事を語る。しかしミルトンはフィリップが総督になる
前から彼の事を知っているのだとして、例えここで総督を殺害
しても君が殺害されて、マルチネスが後を継いで、刑務所を
襲撃するだけだと語る。総督を殺害しても友達は救えないことを
告げると、アンドレアは自分は街を抜け出してこの事実を刑務所
の仲間に伝えに行くと語る。
--------------------------------------------------------

■刑務所組
■ウッドベリーの街

今回はウッドベリーの街が戦争に備えている様子が描かれ、
総督がやろうとしていることに対して、アンドレアとミルトン
が何とか止めようとする流れが有った。

そして不確定要素として存在している、刑務所から追い出された
タイリーズら4人組(サシャ、ベン、アレン)の間でもどういう決断
をみせていくのかが注目される。

誰もがこの町の魅力というものを感じているし、手を合わせれば
より強固な街・要塞を築けるのに、人間の愚かさというのは
際限がないね。

このご時世なのでどの人物を信じていくのかによって、人生は
大きく左右されてしまう。
一見すると総督のしていることに間違いはないのだろうし、
僅かな犠牲をもってしても自分たちを守りたいとする心理が
働く事は仕方が無いとは思う。その辺の度合い・人間としての
理性や尊厳、信念には差があると思うので、足並みが揃わないの
も有る意味仕方が無い。
この辺の決断の違いに関して、タイリースとアレンの間の葛藤
として面白く描かれていたと思う。

なんと言っても今回は決戦前のアンドレアとミルトンの活躍だ
った。
アンドレアが走って刑務所までいくとか、どんだけ優れたアスリ
ートなんだって感じもするし、後ろから追いかけてくるのが
総督一人で、総督ってリスク管理が高いのか低いのか適当なのか
イマイチよく分からない人だ。
アンドレアはそれ程大切ならばもう少し監視の目を向けるべき
だし、タイリースなんかに対しても信用していないのであれば
信用させる為の人物を投入して洗脳しておくべき。

タイリースたちは"PIT"(ウォーカーが保管されている穴)に連れて
いく事は、有る意味相当なリスクも有るかと思うし、当初は
ここで総督組に対して不都合な人物の4人をかつての兵士の様に
全滅させてしまうのかと思ってドキドキものだったけど、
ここに連れてきたのは踏み絵の如く忠誠心を試す行動でも有った
のだろうか?そして人材が不足しているような感じで、大事な役割
をタイリースたちに任せるというのも違和感は有る。

アンドレアは走って刑務所に迎えが追いかけてきた総督によって
見つかり追いかけっこ。
廃屋に逃げ込んで、上手いこと総督にウォーカーをあてがった
けど、残念ながら殺すことは出来なかった。この人、サラリーマン
だったのにどんだけ強いんですか!?って感じだけど、内容が
「バイオハザード」ばりのウォーカー数になっているし、密集地帯
でウォーカーに囲まれているところは「少林寺木人拳」を彷彿
とさせた。

刑務所が見えたところで連れ返されるという皮肉。
リックは一瞬目にした感じだったけど、幻覚の件があるので
単純に気のせい扱いされたのか。

ウォーカーの保有していた落とし穴が燃やされた。
やっぱりミルトンがしたものだろうけど、総督はミルトンを
殺してしまうのだろうか?この人には今後とも刑務所組に合流
して欲しいキャラクターだ。

タイリースたちもどうなるのか気になるけど、見た目ほど武術
には長けて居なさそうで、銃器の扱いに関しては壊滅的なもの
が有ったね。

・The Walking Dead Main Title
・Voxhaul BroadcastのYou Are The Wilderness

リック・グリムズ (Andrew Lincoln) 保安官
ローリー・グリムズ (Sarah Wayne Callies) リックの妻
アンドレア (Laurie Holden) リックに銃を突きつける金髪女性
グレン (Steven Yeun) 市街地組、アジア系
カール・グリムズ (Chandler Riggs) リックの息子
ダリル・ディクソン (Norman Reedus) メルルの弟
キャロル・ペレティア (Melissa Suzanne McBride) 妻

マギー・グリーン (Lauren Cohan) ハーシェルの次女
ベス・グリーン (Emily Kinney) 娘
ハーシェル・グリーン (Scott Wilson) 獣医師
ミショーン (Danai Gurira) 剣を持つ女性

メルル・ディクソン (Michael Rooker) ダリルの兄
フィリップ (David Morrissey) The Governor / 総督
ミルトン・マーメット (Dallas Roberts) 研修者、メガネ
カエサル・マルティネス (Jose Pablo Cantillo) 武闘派
ヘイリー (Alexa Nikolas) 少女、弓矢
カレン (Melissa Ponzio) 住民
--- (Travis Love) Bowman
--- (Andrew Gostel) Woodbury Resident
--- (Dango Nguyen) Guard

タイリース (Chad L. Coleman) 刑務所へ、リーダー格
サシャ (Sonequa Martin-Green) タイリースの妹
ベン (Tyler Chase) 刑務所へ
ドナ (Cherie Dvorak) 刑務所へ、しかしゾンビに噛まれる
アレン (Daniel Thomas May) 刑務所へ

--- Walker ---
(Frederick Carpenter) Warehouse Walker
(Lauren Henneberg)
(Demetrice Jackson)

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

inserted by FC2 system