私はラブ・リーガル Drop Dead Diva 曲／Jason Mraz featuring Colbie Caillat　“Lucky” 曲／Fergie　“Big Girls Don't Cry” http://www.dlife.jp/lineup/drama/dropdeaddiva_s1/

第1話 地上に落ちた天使 Pilot

脚本／Josh Berman 監督／James Hayman
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ハリウッドに住むデビーは体型を気にし、一流モデルを目指す
女性。ファッションには人一番気にしつつ、毎日のように朝か
ら鏡とにらめっこ。今日は人気クイズ番組「プライス・イズ・ライト」
のアシスタントの仕事のオーディションが有り、ビッグチャン
スでも有った。
恋人のグレイソンもまた今日は役員面接が待っていた。

その頃、弁護士事務所"ハリソン&パーカー法律事務所"で働く
ジェーンは、朝からアップルパイを食べていた。アシスタント
のテリーとキムが出社。キムはエルメスのバッグを持つ弁護士
界でのオシャレ番長で、体型の太いジェーンに対して、昨日と
同じような服を着ている事を指摘し、今日はニューサム氏と
面会するのにと呟く。彼女がつけているブローチを見て50歳
以上の人のモノだという。
テリーはジェーンに対して、ジェーンは依頼人受けは良いが
キムの様にもう少し要領よくした方が良いとするが、ジェーン
は私ならば大丈夫だという。

デビーはオーディションの為、おまじないであるアイロニック
ブルーのマニキュアをつけると車に乗って出かける。
出かける際に親友のステイシーから電話が鳴り、車を運転しな
がら会話する。ステイシーはスコットに振られた事をデビーに
愚痴る。彼から私の事を薄っぺらい女性だと言われたとの事。
一人では家賃が払えないので困っているという。デビーはそろ
そろまたモデルの仕事をしたらどうかとするが、そんな中
デビーは目の前に走行するオレンジを積んだトラックにぶつか
り死亡する。

一方法律事務所にも事務所の上司・パーカーが依頼人の妻と
寝たとして銃を持ってやってくる。ジェーンは止めようと
すると思わず足をくじいて倒れそうになる。それに驚いた
犯人はジェーンに向けて発砲する。

デビーは天国の門に居た。
受付でフレッドという名の受付の男に逢う。
デビーは自分が死んだ事を悟るも、今すぐに地上に戻してくれ
とフレッドに語る。しかしフレッドは今から人生の査定を
するとして、デビーが生前行ってきた行動の評価を見ると、
彼女は良い事も悪い事も一つとしてしていないゼロの女だと
知る。ゼロの人間を初めて見たというフレットはデビーに
薄っぺらい女だと告げる。すると怒ったデビーはリターンキー
要許可と書かれたパソコンのキーボードを勝手におしてしまう。
すると意識は突然救急病院のERのジェーンの元に飛んでいき、
彼女の中に入り込む。
蘇生措置を行っていたジェーンはケロっとした感じで目が覚め
単なるかすり傷として処理されていく。

病室で寝ているジェーン(デビー)の元に行くフレッド。
君の魂は空いたばかりの体の中に入ったのだと聞かされる。
自分の容姿が太っている事に信じられないデビーは、夢だとし
て再び眠ろうとするも現実だった。デビーはジェーンのIQも
手に入れ、記憶もデビーのまま。しかし容姿はジェーンであり
不思議な状況だった。モドル方法を教えてくれと迫るも、
永遠にジェーンのままだと言われる。そしてルールは一つ、
この事は人間界の人には誰にも言わない事。もしも話せば地獄
に落とされるという。何故心はデビーなのか?と問うと、記憶は
魂に残るのだという。

ジェーンは体になれず何度も転びそうになる中、デビーの家
に戻る。早速自分の服に着替えようとするも、当然入らない。
グレイソンが帰宅して涙する姿を見ると、ジェーンは思わず
隠れて、窓から逃げ出す。
仕方なくジェーンの職場である法律事務所にいくと、フレッド
がこの事務所のバイトとして働く事を知る。彼によると
自分は君の守護天使に降格してしまったのだという。監視役と
して見守るとのことだが・・・
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■正反対の人生を送るジェーンとデビー

ジェーンはファッションには無関心。デビーは逆に神経質な
程に自分磨きに精を出している。
二人が同時に無くなり、ジェーンの人格を消してしまうという
のはちょっぴり可愛そうだけど、ジェーンの能力を使いつつも
デビーの独特の感性を使って展開を切り開いていく様子。

■蛇の生殺し状態

人は容姿だけで相手を選んでいるのか否か。
心はデビーであるが外見はジェーン。
デビーには婚約しようとしていたグレイソンという男性が居て
そのグレイソンはジェーンの口利きでこの事務所に偶然入って
来ていたという不思議な繋がり。
自分がデビーだと名乗りたい気持ちを抑えつつ、再びグレイソ
ンを惚れさせることが出来るのか?

■名前がイチイチ分かりづらい

日本人から見ると、テリー演じているMargaret Choこそキム
という役名がふさわしく、キム演じているKate Leveringこそ
テリーという名前にふさわしい。
何というまどろっこしさ。
しかしアメリカのドラマでアジア人パートナーという役柄だと、
近年ではインド系が定番化されつつあるけど、韓国系が
アシスタントというパターンは、「グレイズ・アナトミー」
でも見られるように定番化されている感じだね。完全に日本
は文化としては取り込まれているものの、俳優としての活躍は
あんまり少ない気がする。

マーガレット・チョさん。漢字名で書くと趙牡丹。
結構凄い名前をつけたモノだ。

■キーワードは薄っぺらい女、消極的な女

薄っぺらい女が人の役に立つことをして点数稼ぎして、神様に
天国にいけるようお願いしていくドラマになるのか。

ジェーンは生前は消極的で、指南書などを読んで人生を歩んで
いた様だ。愛読書は成功への10か条という本。ただ随分成功
しているとは思うんだけどね。

逆に意外なのはデビー。
ジェーンの様な生活をある程度満喫しているのかと思ったけど
ジェーンがある程度の金と地位を持つ人物であることを知って
食事などを満喫。今まで体形を気にしていたので、食べられな
かったという所なのだろうか。

■二つの案件

今回ジェーンが扱ったのは、マーカス・ニューサムのアップラ
イド製薬を訴えるモノと、ヴィッキー・ウェルナーが夫との
離婚訴訟に於いて、婚前契約を破棄して、離婚に於ける財産分
与で半分をもらおうとして訴えるもの。

マーカスの件でもヴィッキーの件でも共通するのは自分自身
をそのまま出す事の大切さを訴えたこと。

■なんのこっちゃ

ジェーン改造計画という事で、デビーはテリーに対して、
用意すべきモノをリストアップ。ポルシェに乗っているジェーン
だけどCDはイマイチ。デビーの好きな曲はクリスティーナ・ア
ギレラとファギーとの事。

でリップグロスを用意しろとの事だけど、キスキスのグランテ
マジックとか、ルミナイザー、プランパー、マスカラ、ビュー
ラーを用意してとの事だけど、男性にとっては何のアイテムだ
って感じ。

■葬式の言葉を引用したデビー

人の死に直面すると、人間は五段階の感情推移があるという。

拒絶、怒り、藻掻き、絶望、そして受け入れる。
原告の心は怒りのままとの事で、企業が第三者機関を通さず
社内だけの検査データだけで問題を精査していることを指摘。
ゾルピデムの睡眠導入剤は果たして、幻覚や記憶障害を
起こすモノなのか。
インフルエンザのタミフルは一時期問題になった事が有るね。

■ライバルのキム

デビーがファッションに詳しい事を上手く利用して、彼女の
問題点を指摘する所なんて上手い方法論だなと思った。