私はラブ・リーガル
Drop Dead Diva

曲/Jason Mraz featuring Colbie Caillat “Lucky”
曲/Fergie “Big Girls Don't Cry”

http://www.dlife.jp/lineup/drama/dropdeaddiva_s1/





第2話 見た目は重要? The'F'Word

脚本/Josh Berman、Carla Kettner 監督/Ron Underwood
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デビーは自動車事故に遭い亡くなるが、ジェーンの体に入って
生き返る。自分が生き返った事は親友のステイシーにはその
事実を伝え、ルームメイトとして一緒に住むことになる。
デビーはジェーンの体型になれず、こんな大きな面積の下着
は初めてだという。ステイシーはデビーの体型に戻すためにも
ダイエット、エクササイズ、脱毛、ネイルをして自分磨きを
しようと語る。
しかしそんな中、アシスタントのテリーから電話が鳴り、
二時間遅刻しているので急いで来るよう言われる。ステイシー
はその二人の会話を聞いていて、
ボスは貴方なのだからそんな
事を言わせてはダメ
だと告げる。
弁護士事務所に行くジェーン。フレッドからは、撃たれてから
一週間も経つが毎日遅刻しているのは不味いと忠告される。
しかしジェーンはあんたは
どうせヘルパーみたいな存在でしょ
と吐き捨てられる。

テリーによると、依頼人のルーシー・タイナーが既に待って
いるという。ルーシーの審理は明日から始まる事を聞かされる
が、ルーシーは記憶が曖昧である事を理由にテリーから色々
と話を聞く。依頼人のルーシーは
"サン・バー"のウェイトレス
として働いていたが、
太ったことを理由に解雇されたという
ものだった。
ジェーンはルーシーに遭うと、明日は貴方が自信を持って審理
に望めば必ず良い方向に向かうと告げる。しかしジェーンは
ルーシーの全身を上から下まで見渡すと、ルーシーは敏感に
貴方は今
全身チェックをしたでしょと指摘される。細身の女性
がやるような行為をあなたのような人からされるなんて思い
もしなかったといわれる。

ジェーンはパーカーの元に行くと、私が太っているからこの
案件を任せたのか?と問う。するとパーカーからは、サービス
業労組が弁護士を捜しており、この案件に処理すれば顧客を
獲得出来るチャンスが有るのだという。そしてジェーン自ら
が手を上げてこの案件を担当すると言ったのだと聞かされる。
それを聞いたジェーンは、改めてルーシーに遭うと、私自ら
がこの案件を希望したことを伝え、明日は必ずコテンパンに
してやると告げる。
証言録取を見直したというジェーンは絶対に行けることを
パーカーに伝えると、組合に好印象を残せば出世の道が開ける
事を聞かされる。

一方グレイソンキムは、
離婚訴訟について協議していた。
妻・ミンディと、夫・チャドの財産分与について互いの弁護士
を帯同して会話する。夫は10年に及ぶ夫婦生活を送ってきたの
に何故裏切ったのかとミンディに問う。ミンディは次々と
財産分与で欲しいモノのリストを上げるとチャドは全てミンディ
に渡すという。チャドは一つだけ欲しい物が有ると告げ、
三年前に僕がミンディに
腎臓の片方を手術で与えたが、それを
返して欲しい
と語る。

そんな中ステイシーが事務所にやってくる。
テリーが対応に出るとステイシーは一度も彼女に会ったことが
無いのに貴方がテリーでしょ?と語る。テリーは私がアジア人
だから分かったのか?と尋ねるが、ジェーンから聞いた所による
と、濃いコンシーラーを使っている事と、上げ底の胸をしている
事で分かったのだという。
ジェーンが高カロリーランチをしようとしている所にステイシー
がやってきると、ダイエットの為にササミとセロリを食べる
べきだとして、それを渡す。ミーティングの合間にはスクワッド
などの運動をしてダイエットする様告げる。

ルーシーは法廷へ。
ジェーンはルーシーに色々と質問する。貴方はスコッチとバー
ボンの違いが分かるのか?と問う。良いバーテンダーというのは
その違いが分かるものだという。ルーシーは完璧にその違いを
答えて、バーテンダーとしては優秀であることをアピールする。
ジェーンはルーシーに、貴方ほど優秀な人ならば"サン・バー"
に拘らなくても働き口が有るのではないか?と尋ねると、
高卒だし、シングルマザー故に今の環境がベストである事を
説明する。
一方被告側の弁護士から、ルーシーの一年半前の写真を
見せられ、今よりも20kg以上痩せていた時の写真だという。
労働規約には外見の変化によって解雇理由に相当することが
書かれている事を指摘し、その事実を知っているでしょ?と
聞かされるのだった。

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■美人・美形が集まるバー

店員たちも美形で、そこに集まってくる人たちもスリムで
それなりのステータスが有りそうな人たちばかり。
美人に対してはバーテンダーから粋な計らいによって時に
無料でドリンクがサービスされる。

太ってしまったルーシーは店で働くには基準に満ちていないと
して解雇されるが、店が予め設けている労働規約の中にも
その事が言及されている中で、果たして解雇を無効にする
事は可能なのか。

■ジェーンとデビー

デビー時代にもこのバーを訪れていた過去が有るようだ。
そして何よりもここで運命的な出会いが有ったことを示唆
する映像が有った。グレイソンがまだ奨学金の返済をしていた
頃のこと。

友人のマークやベスなども店に来ていたためにジェーンは
思わず話しかけようとしてしまうが、知り合いなのはデビー
であり悲しい事に話しかけることが出来ない。

■太っている事・痩せていること

このドラマの絶妙なところは、太っている人の気持ちに細くて
ファッションに厳しかった人物が触れていくことで、今までの
自分の愚かさみたいなものに気がついていくという所か。
ステイシーにしてもデビーにしても、容姿としての優越感の
裏に潜んでいる劣等感が面白いようにあぶり出されてくる。

今回の件は、デビーとジェーンの関係を象徴する様なエピソード
だったけど、これからもこういう案件が多いのだろうか。

■太っている事は障害なのか

外見が変わったとの主張に対して、エクステをしているシエラ
や鼻を整形したカイルという従業員を引き合いに出して、
上手い事彼らを解雇していないのは何故か?と主張。

しかしそれも反論され効果が無いと見ると、パーカーは弁護方
針として、太っている事は障害と認めさせて、その上で障害者
を不当解雇したと訴えようとする。なんだかむちゃくちゃな
感じにも見えたけど、流石にその主張は、依頼人であるルーシー
自身が嫌がった感じだ。

■ステイシーとジェーン

この二人の間にも堅い友情が有る。
クッキーを食べる時にはストレスの度合いが分かるという
けれど、ステイシーは4つもクッキーを食べていた。
ジェーンとの初めての大喧嘩が全ての発端。
互いにケンカする事で上手い感じに現在抱えている心境を
吐露していく。

■キムとグレイソンの担当案件

離婚訴訟を扱う事になった二人。
しかしこの案件、妻側は腎臓を夫から受け取ったことで新たな
人生を送りたくなったようで、自分から浮気しているのに
半分の財産を寄越せとか、ちょっと酷いようにも思える。

夫は良い人なのに、なんで別れよう何て考えたのだろうね。

■夫が本当に欲しいモノ

腎臓を返せということで、現実的には腎臓を返す事は不可能な
ので、それに相当する10万ドルを払うよう要求する。
もちろん金が目的ではないことは明らか。
しかしグレイソンは馬鹿正直にこちらの気持ちを打ち明けて
しまったけど、事務所としては良かったのだろうか。

■連邦法は体型には寛容

人種や宗教、性別、婦負例、退役軍人の立場、心身の障害
による差別などに関しては細かい法律があるのに、体型に関する
法律は整備されていないようだ。
しかしサンフランシスコ、ワシントン、サンタクルーズなど
では体重による差別の禁ずる法案が可決している現状にある。
最終弁論では上手い事、それらを主張に挿入していく。

■デブの言葉の意味

デブという言葉の意味を助長させているのが、すなわちサンバー
の様な店の社風だという。デブはそれだけで人間的に劣っている
という事を主張されている感じがするということ。

アメリカ人の標準サイズはLサイズなのに、サンバーの雇用基準
はそんなものたちから雇用の機会を奪っているとのこと。

ジェーン・ビンガム (Brooke Elliott) 外見は冴えない、やり手弁 護士
テリー・リー (Margaret Cho) ジェーンのアシスタント、友達
グレイソン・ケント (Jackson Hurst) デビーの元婚約者
キム・カズウェル (Kate Levering) ジェーンの同僚・ライバル
ステイシー・バレット (April Bowlby) 一流モデルを目指すルームメイト
フレッド (Ben Feldman) ジェーン(デビー)の守護天使
ジェイ・パーカー (Josh Stamberg) 法律事務所代表
デビー・ドブキンズ (Brooke D'Orsay) 一流モデルを夢見るブロンド美人

ルーシー・タイナー (Rebecca Field) シングルマザー、バーの不当解雇
ミンディ・ビルメーヤー (Myndy Crist) 妻、浮気した上に離婚
チャド・ビルマイヤー (Reed Diamond) 夫、ミンディを溺愛
カイル・ネビンス (Matthew Atkinson) バー"サン・バー"のバーテ ンダー
シエラ・ウィルコック (Anna Colwell) バー"サン・バー"のウェイ トレス
リタ・メイソン (Vickie Eng) 裁判官
タッカー・サンドラー (Terrence Gibney) アメリカ障害者法第一 人者
--- (Jason Giuliano) Guy
ベス (Elizabeth Keener) マークと一緒に居る女性、デビーの友人
--- (Karan Kendrick) Mindy's Attorney
--- (Michael Houston King) "サン・バー"のOwner
--- (Mitchell Laurance) Defense Attorney
--- (Patrick McDonald) Bartender
--- (Steve Conner) Juror

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