私はラブ・リーガル Drop Dead Diva シーズン2 曲／Jason Mraz featuring Colbie Caillat　“Lucky” 曲／Fergie　“Big Girls Don't Cry” http://www.dlife.jp/lineup/drama/dropdeaddiva_s1/

Jul. 25, 2010
第7話 ママの秘密 A Mother's Secret

脚本／Josh Berman 監督／Arlene Sanford
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ジェーンは事務所でスタッフの為に気配りの朝食を運ぶ中で、
フレッドから君のママが事務所に来ている事を聞かされる。
ジェーンはエレーンか?と尋ねるが、デビー時代の母・ボビー・
ドブキンスだという。
ジェーンは喜びの余り急いでボビーの元にいくと、ボビーから
は離婚の件では随分お世話になったと感謝される。あの時心が
通い有った気がしたというボビーから、助けて欲しいことが
あるという。知人のサマンサ・コルビーが勤務先から窃盗罪で
告訴されたのだという。ジェーンはデビーの知り合いならば
何故グレイソンではなく私を選んでくれたのかと問うと、この
件はグレイソンには内密にして欲しいとのことだった。

キムが事務所にやってくるとフレッドが近づき、アポ無しの
クライアントが尋ねて来ているという。キムはアポ無しでは
取り次ぐなとし、大抵駆け込みの仕事は金にはならないのだと
いう。オフィスにはマイク・バリーという男性とチンパンジー
のサニーがソファーに座っていた。

フレッドはテリーがやってくると、ジェーンご指名のクライア
ントをキムに回した事を告げると、テリーは良くやった!と
フレッドは賞賛する。

キムはマイクから話を聞くと、サニーは元々研究所で飼われて
いたものだが、大きくなりすぎたので処分するために保健所に
連れて行かれていたのを養子として妻のフェイと迎入したのだ
という。妻とは離婚することになったが、サニーは共同親権で
有り妻はフロリダにサニーを連れて行きたがっているのだという。
そこで法廷で争う事になったとの事だった。

ジェーンとボビーは拘置されているサマンサの元に行く。
力になるというが、サマンサは人間不信に陥っており、私は
公選弁護人を雇ったのだからもう帰ってくれと言われる。
あなたたちは私の知り合いではないと。

ボビーはジェーンとオフィスでサマンサの事を話し合う。
ボビーによると、彼女(サマンサ)は自分の娘なのだという。高校卒業
後すぐに意気投合した男性との間の子であり、デビーのパパと知り合う
前の事とのこと。養子に出したがデビーが亡くなった後に
サマンサの事が気になり養子斡旋所に連絡したら居場所を知ら
せてくれたとのこと。直接逢うわけには行かないので、ツイッ
ターやSNSで彼女の動向を見守っていたのだというと、サイバー
ストーカーみたいとジェーンは微笑む。今になって家族だと
は決して言えないと。

サマンサの件で、検事補から起訴内容が読み上げられる。
フリーモントラボの研究助手である被告人のサマンサが、会社
から研究データ入りのハードディスクを盗んでデータをサーバー
から一掃したというもの。会社にとっては極秘データであり、
新製品"レインボーネイル"の製造法が書かれていて、強い光に
当てるとネイルの色が変色するというものだった。
ドナルドソン判事に対して、被告の保釈無しの勾留を求める。
特に薬物所持の前科があるとすると、腰痛の為に薬物を使用
していただけだと反論する。ネヴィンス公選弁護人はまるで
サマンサを擁護する気も無いでいる中で、ボビーはジェーンに
何とかして欲しいと頼む。するとジェーンは異議があるとして、
不正アクセス禁止法第502条には、対象は無許可アクセスによる
ものであり、彼女の場合は社員で有ってアクセスを許可された
ものだとして、告訴が不当であると訴える。ジェーンは公選弁護人
に変わり私が無料弁護を引き受ける事を告げると、判事は保釈金
10万ドルで保釈することになる。

グレイソンはヴァネッサ・ヘミングス弁護士と食事する約束を
していた。キムは彼がヴァネッサとデートすることを聞いて、
彼女の父・ヘミングス判事とは何度か当たった事があるという。
とてもガンコな人で資産家だという。グレイソンは仕切り直し
のディナーを食べに行くだけだと告げる中、キムはグレイソン
がテレビ番組の「アニマルプラネット」が好きだった事を引き合いに
出し、私のサブに付いてくれと頼む。
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●サマンサ・コルビー vs 企業
・訴状・窃盗
・担当・ジェーン
・判事・ドナルドソン

デビーの母親・ボビーがジェーンに依頼してくる。
なんとデビーには知られざる娘が居たという事実。
デビーが死んだからといって養子に出した子を探すという
のも相当身勝手過ぎるけど、まぁそれはそれか。

ボビーの娘・サマンサは科学工学系の技術者だけど、かなり
酷い腰痛持ちでも有るようで、開発系の正社員としては雇わ
れず助手扱い。それでも一人で開発したネイルを巡り、
会社が盗んだものなのか、それとも一個人が開発した者を
盗んだのかの葛藤が起きる。
結果的には会社が盗んだというよりも、サマンサの上司・アン
が盗んだもの。
大学時代にトリリング社長が講義に来た際に、その言葉に
感化されて開発し努力してきたもの。

HDDを盗む映像が克明に防犯カメラに写っていた際にはもう
駄目かと思ったけど、上手い事元々の所有権を主張してきた
なという感じ。

しかし開発した事を証明するにはどうしたらいいのか。
ステイシーがまたまた良いアシストをして、トリリングコスメ
社の社長に訴えれば良いとしたり、ヴァンナイズ空港での
チャリティイベントの際に、4人が上手くそれぞれの役割を
果たして、最終的には母・ボビーがネイルを見せて、社長を
裁判の場に呼び出した。

陪審員へのアピールが目的ではなく社長へのアピールだった
という所が上手く出来ていたね。


●マイク・バリー vs フェイ・ヌーランド
・訴状・チンパンジーの親権
・担当・キムとグレイソン
・判事・マロイ判事

チンパンジーのサニーを巡って親権を争うというもの。
離婚した夫婦が別の土地に離れて暮らすことになった為に
もめ事の原因となった。
時々アメリカの裁判ものでは動物を巡って所有権争いが
行われるけど、親権だとする辺りは斬新だったのかな。
チンパンジーが如何に人間に近いものかを証明する為に
遺伝子の98.5%は人間と同じだとしたり、感情があるということ
を証明していったり・・・
きちんとしたコミュニケーションを伝え合う事が出来ると
訴えるも、それが訓練された芸だと言われるとなかなか
判断としては難しいものがある。
法律的にはお金を払い、所有権の権利書を持っていた妻側
に軍配が上がるも、チンパンジーをモノ扱いしていたこと
を悟り、サニー自身の行動の異変をもって、夫側に妻が
自ら引き渡すという所が上手く出来た話だった。

キムにこの案件を当たらせたという辺りが上手かったね。
また一つ、キムの中にも自分の中には無い価値観に目覚めた
瞬間なのかも知れない。

●その他

・パーカーが嫉妬

キムとグレイソンが元付き合っていたということで、二人
が組むことを快く思っていないパーカー。
個人的にはキムにはグレイソンが似合っていると思うので
この組み合わせで結ばれて欲しいのだけど、流石にまた
関係が戻ることはないのかな。キムは結構グレイソンを理解
している様な感じなんだけどね。


・ヴァネッサ弁護士

今回はグレイソンと初デートをする事になったヴァネッサ。
ただ初デートに於いて趣味がまるで合わない事を知る。
金曜日に方や交響楽団でのオーケストラ鑑賞、方やドジャー
スタジアムでラミレスの満塁本塁打に興じる姿。

自爆だとわかりつつもジェーンがグレイソンにアドバイス
する辺りは切ないけど良い人っぷりを描けたのかな。

・成功を支える4本の柱

トリリングが講義の際に主張したもので、サマンサはその
事を座右の銘の様にして生きてきたようだ。その4つとは、

創造性、不屈、閃き、情熱。

そして5つ目の柱が有ると言われた際には、ホントにそんな
言葉が有るのかと思ったけど、正直さだと答えたのは、
サマンサのアドリブだったのか、それとも最初から5本目の
柱を社長は唱えていたのか。その辺のニュアンスはちょっと
良く分からなかったけど、爽快感のある解決だったね。

■使用された曲

・Free & Easyの"Hypnotique"
・Shawn McDonaldの"Closer"