私はラブ・リーガル
Drop Dead Diva シーズン2

曲/Jason Mraz featuring Colbie Caillat “Lucky”
曲/Fergie “Big Girls Don't Cry”

http://www.dlife.jp/lineup/drama/dropdeaddiva_s1/




 

Aug. 22, 2010
第11話 悲しみの期限 Good Grief

脚本/Jeanette Collins、Mimi Friedman 監督/Bethany Rooney
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ジェーンはダブルデカフェノンファットキャラメルマキアート
を注文していると、
自分の姿とそっくりの元ジェーンと名乗る
人物が声を掛けてくる
。ジェーンに対して貴方はしたい放題ね
という。ジェーンは元ジェーンに対して小さいわねと告げると
小さいのではなく貴方が10cmのハイヒールを履いているから
であり、働く女性にはローヒールが良いのだという。ジェーン
に対してそれは貴方のボディではないとし、ポルシェに銀行口
座も私のもので、
私の人生を好き勝手に変える権利はないのだ
という。私に敬意を払ってと。

そんな不思議な夢で目覚めたジェーン。
海藻と豆腐入りのオムレツを作っているステイシーに相談する
中で、フレッドも事務所に行こうとしているのを目にする。
ステイシーはフレッドにオムレツを食べないかと声を掛ける
が時間が無いので仕事に行くとして行ってしまう。ステイシー
はアゴに付いていたクリームを突然ぬぐい去るのを目にした
ジェーンは今の行動は一体何なのかと問う。かつてステイシー
が意図的に機械を壊して、イケメンの修理屋を呼んでいた事が
有る事を指摘し、もしかして
フレッドの事を好きなのか?
問う。ステイシーはそれを否定するが・・・

キムとパーカーは事務所のオフィスへ行くまでのエレベーター
で乗り逢わせると、パーカーはキムに週末に
ラグナビーチ
モンタージュホテルに行かないかと誘う。現在ボスから新しい
案件を任されているからどうなのかと皮肉る中、エレベーター
に一人の女性・アイリーンが入ってくる。パーカーが不自然に
携帯をいじり始めたのを見て、キムは二人きりになった際に
あの女性は何なのかと尋ねると、7階の広告会社の子だろう
という。あの人と付き合っていたのでしょと問うと、何故
話そうとしないのか?という。パーカーは別れたからだと告げる。

そんな中、オフィスは騒然としていた。
なんとオフィスのソファーに
ピエロの格好をした人物エバン・
ロビンス
が座っていたのである。受付のディーディーから
目障りなのでオフィスに連れて行って欲しいと言われたのだと
いうテリー。ピエロはジェーンの依頼人だという事を知る。

一方キムとパーカーの元には、テレビ番組の
リアリティショー
"ザ・ワン"
のプロデューサーのAJ・ファウラーがやってくる。
シーズン11まで製作されている人気シリーズの番組プロデュー
サーだとすると、キムは番組のファンで詳しく知っていた。
独身のイケメン男性・トビーに対して30人の夢見る女性から
花嫁を選ぶ番組だという。嘆きの
ウェンディ・サイモン
大本命だったが、最終回に大どんでん返しになりトビーは
アナベスを選んだのだという。キムはその感想を"人の不幸を
シャンプーのスポンサー付きで優雅に眺めている感じ"だと
いう。AJによるとウェンディが精神的苦痛だとして番組を訴え
たのだという。パーカーはAJに番組出演契約は取り交わしている
のだろうとすると、突然だという。それならばあっさり勝てる
案件だと告げる。

一方ジェーンはエバンから話を聞くことに。
不当解雇の相談に来たのだという彼。
法人セールス・コンテク
ストコミュニケーション
が働いており、携帯電話会社だと
いう。解雇理由はピエロの格好をしていることとのこと。
6ヶ月前の勤務評定を持ってくると、自分は過去4年に三回昇進
している事を告げ能力に問題は無い事を告げる。ジェーンは
その格好を辞めたらどうなのか?と告げるがこのままで居たい
のだという。一ヶ月前に二週間の休暇を取っているがその時
に何が起きたのかと尋ねると、妻が交通事故で亡くなったのだ
という。

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ドラマ

●エバン・ロビンス
・訴状・不当解雇
・担当・ジェーンとグレイソン
・判事・リタ・メイソン


妻の死以降、職場にピエロの格好をして来たエバンに対して
会社の人事部には27人からのクレームが来たとして、解雇
されるというもの。
元々は優秀な人だが、服装は誰が見ても不快なもの。
ただピエロ恐怖症というものがこの世の中には存在しており、
それを患う職場の誰か一人が音頭を取って排斥活動をしたの
ではないかとする主張を展開する。全てはステイシーがかつて
高校3年生の時に食堂から白い食べ物を追放しよう運動を
展開した時の事が引き金となった弁護方針を決めた物だけど、
流石に何処をどう見ても企業側の主張が有利。
職場は個人的問題を解決する場ではないとされたことと、
セラピストを捜したのか?と言われて否定した際には、思わず
自分の分が悪い事は明らかだと理解しているのか、ラッパで
攻撃することになった。

誰かがこういう人を支えなければならないのだろうけど、
本人も回復に向けて前向きにならない限りはなかなか難しい
のだろうね。前向きにさせる為には、やはり妻を亡くしている
グレイソンの存在は欠かせないものになった。

ピエロとして行動している心理背景には、やはり自分を罰したい
とする気持ちが有るのかな。

●AJ・ファウラー
・訴状・名誉毀損
・担当・キムとパーカー
・判事・アンドリュー・ブロディ


リアリティ番組のショーでの過剰演出によって、出演する
女性がまるで精神不安定な女性のように扱われているとして
テレビ局のプロデューサーを訴え出るもの。
これはキムたちが弁護したテレビ局側が相当有利な案件だった
と思う。テレビ番組とはそもそもどういうものなのかという
事が前提となるべきもので、テレビを見た限りではそんなに
過剰な演出はしていなかった気がする。
結末が出演者の意図にそぐわなくても、番組の構成作家
のシナリオ通りに進ませても、番組制作者を責められるものは
有るのかな。そもそも番組の出演契約書には権利についても
書かれている訳だし、アメリカの法廷ドラマで見る契約書って
最近では抜け道ばかりを探って無効化するので意味無いじゃん
的展開が多いね。

番組大好きなキムとしては、女性の気持ちに寄り添う。
水槽に鮫が居ると知りつつ一緒に泳いだまであり、そして襲わ
れたと文句をいう行為だという。元々はパーカーの主張だけど
気持ちの問題と契約の問題はまた別の問題って感じだったな。

●その他

フレッドとステイシーが相思相愛に。

ステイシーファンとしては、なんでフレッドなんかと・・・と
いう気持ちしか無いのだけど、フレッドファンにしてみれば
なんでステイシーなんかと・・・って感じなのかな。

ステイシーの事をキャリアの為に振ったチャーリー・ダカート
が登場したことで、フレッドは自然にステイシーの事を好きだ
という気持ちを表現出来た。
ステイシーの事を女優として最高だとする理由付けとして、
周りにいる人の心を明るくしてくれるとする辺りは良い流れ
と主張だった。

ジェーン追悼式

デビーを亡くしたものの追悼は行われているのに、ジェーン
はまだ生きていると思われ、誰からも哀悼の意は捧げられて
いない。何よりもジェーンの体を乗っ取ったデビーは、自分の
人生を謳歌していることで、ジェーンとしては完全に乗っ取り
的行為だとしてデビーの意識下で非難を繰り返す。
ステイシープレゼンツで、ジェーン追悼式を行い、ジェーン
に対する感謝を述べる。

フレッドはステイシーとキスをする

以前にキスしたことで暫く居なくなってしまったフレッド。
ステイシーとの関係を進めることで消えてしまうことを
心配するジェーン。フレッドが心の支えになっているとは
どうしても思えないのは気のせいなのか。寧ろステイシーと
ジェーンの関係の方が濃厚だし、冒頭のナレーション通り
秘書のテリーも居るってことで、フレッドの存在価値は益々
感じない作りかも。憎めないといえば憎めないのは確かなんだ
とけどね。

ゲスト出演

テレビ局を訴えたウェンディ・サイモン役を演じたCamille Guaty
プリズン・ブレイクで、囚人の一人スクレの恋人役
を演じたマリクルーズ・デルガド役で出演。ラスベガスでは
シーズン5でパイパー・ニールセンという新人コンシェルジュ
役でレギュラー出演。

ピエロ・エバン役のBarry Watsonはゴシップガール
セリーナの恋人で実業家役のスティーヴン役で出演。
サマンサ Who?のトッド役では、主人公のサマンサが
自動車事故でひき逃げに遭い記憶喪失になるということで
振り回される役を演じていた。今回のドラマはちょっぴり
そんな設定を踏襲している部分が有るのかも。


■使用された曲


ジェーン・ビンガム (Brooke Elliott) 外見は冴えない、やり手弁護士
テリー・リー (Margaret Cho) ジェーンのアシスタント、友達
グレイソン・ケント (Jackson Hurst) デビーの元婚約者
キム・カズウェル (Kate Levering) ジェーンの同僚・ライバル
ステイシー・バレット (April Bowlby) 一流モデルを目指すルーム メイト
フレッド (Ben Feldman) ジェーン(デビー)の守護天使
ジェイ・パーカー (Josh Stamberg) 法律事務所代表
デビー・ドブキンズ (Brooke D'Orsay) 一流モデルを夢見るブロン ド美人

ヴァネッサ・ヘミングス (Jaime Ray Newman) 弁護士

A.J.ファウラー (Matt Letscher) 番組プロデューサー
トビー (Jake Pavelka) 番組出演男性、建築業兼俳優
ウェンディ・サイモン (Camille Guaty) 番組出演女性
エヴァン・ロビンス (Barry Watson) ピエロ、妻を亡くす
リタ・メイソン (Vickie Eng) 判事
ジュリー・カファーティ (Tisha French) 人事部
ポーラ・デューイ (Rhoda Griffis) ウェンディの弁護士
アンドリュー・ブロディ (Clayton Landey) 判事
ラッセル・ウェステンソン (Scott Poythress) 経理部の男性
チャーリー・タガート (Justin Smith) 俳優、元ステイシーの彼
ネイサン・ハート (Robert C. Treveiler) 企業側弁護士
--- (William Palmer Jr.) Court Observer

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