ホワイトカラー 
(2009年、アメリカWHITE COLLAR)

http://mystery.co.jp/program/white_collar/





第8話 殺人部屋の捜索 Hard Sell

脚本/Jim Campolongo、Joe Henderson 監督/John T. Kretchmer 
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ファウラーが指輪の男かと思っていたが、指輪をしたピーター
はその日、ケイトと面会に訪れる。

ニールはモジーとチェスをしながら、
ファウラーの情報による
とピーターがケイトと一緒にいる
ことを掴んでいるとの情報を
受け、本当にピーターが指輪の男なのか?と困惑する。モジーは
その真意を確かめるには、ピーターの家にその指輪があるのか
どうか調べるべきではないかという。

FBIのオフィスに行くニール。ピーターは
株式詐欺を捜査して
いる
ランドリー捜査官と話をしていた。ピーターは潜入捜査に
はニールが適役だと推薦するが、元詐欺師でも有るニールを
本当に信用して良いのか困惑する。ピーターはニールには
追跡装置も付いているので行き先は全て把握できている事を
訴える。プレッシャーの中でセールストークが出来るのは
ニール以上に適役は居ないと告げる。
捜査会議の場で、ランドリーは現状を報告する。
悪徳ブローカーによって深刻な被害が出ており、平均して一人
辺り3万ドルを失っているという。オフィスも4度変えていて
なかなか尻尾を掴ませないという。現在女性捜査官の
マディソン
を潜り込ませているが、黒幕についてはまだ分からないのだと
いう。そこでニールに是非ブローカーとして潜入して欲しいと
告げる。面接には
ブラッドが対応してくるので上手くやるよう
指示する。現在悪徳ブローカーたちが標的にしているのは、
ライマー製薬である事を告げる。

ピーターはニールにペン型の盗聴器兼GPS追跡装置を手渡すと
足に着いている発信装置を外す。失敗したらまた塀の中だぞと
脅しを掛けるピーター。

ニックはリーマンブラザーズに勤めていたという設定の元、
ブラッドの元に行く。ブラッドは電話で売買の契約が取れたら
すぐに女性の担当者に話を回せと言う。担当者は潜入捜査官の
マディソンや
リンダが行っていた。
ブラッドは取りあえずニールに電話での契約交渉を担当させて
みる。無線連絡を受け、電話はピーターの元にかかるようにな
っていた。そこでニールは絶妙な話術によってピーターが演じる
投資家に対してライマー製薬の株式5000株を売らせることに成
功する。それを見たブラッドは採用を決める。

この日、ニールは8件の大型売買を成立させ、ブラッドからは
"クレイジー8"の称号を得る。ブラッドは影の大物に紹介する
として、
エイブリー・フィリップスの元にニールを連れて行く。
エイブリーは共同経営者の
ダニエル・リードと言い争いをして
いる様子だった。
話を終えて来たエイブリーに対してブラッドはニールを紹介
する。するとニールは先ほど口論していたのを見て、内輪揉め
に巻き込まれたくないと憎まれ口を叩く。強気な発言にニール
はエイブリーに気に入られるのだった。

仕事を終えたニールはピーターに報告。明日の作戦会議のため
に今からピーターの家に行くというニール。
ニールが今日仕事の中でブラッドたちと会話したときの録音
データをピーターに渡す。ニックはトイレを借りたいとして
二階のトイレに向かうと、その途中で飾られていたピーターの
写真に、ケイトと一緒に写っていた男の指輪と同じ物をピーター
がはめている写真を見つけて愕然とする。

一方会議では、エイブリーはダニエル・リードとは合法的に
仲介をしている事を知る。しかしパートナーとはいえ全く信頼
関係が無いことを知り、更にはリードを追い出そうとしている
事を掴んでいく。独立のために資金が必要で、その為に詐欺行為
をしているのだろうと推察していく。

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株式詐欺を担当することになったニールだが、ニールはピータ
ーに対して不審に思う事が存在し始める。ケイトを連れ去る
歳に写真に写った指輪の男性は実はピーターではないかという
事。ピーターの家の中で指輪を見てしまったニールは、詐欺事
件に於いて協力すべきかどうか悩んでしまう。

ブローカーになる際の面接試験として、電話口でピーターと
ニールがやりとりするシーンは一見の価値有りという感じで
まさに息がピッタリである事を象徴していた。
しかしその後の株関係に於けるやりとりはイマイチ、内容と
して消化し切れて折らず、説得力があったのかどうかは
よく分からない。

こんな大変な案件を抱えつつ、ピーターとケイトの事が頭を
過ぎり、仕事に集中できないニールがやや可哀想だった。
ピーターとニールの間に立つエリザベスがまた仲裁役として
上手く二人から信頼を得ているだけあって、バランサーと
しての役割を担っている。彼女の助言がなければニールが
ピーターに対して不信を抱き続けているのも無理はないのかも
知れない。

潜入捜査官を助ける為にその場の思いつきでニールをスパイ
役に仕立て上げる所など、信頼関係がなければやっていられな
い所だし、このシーンを前後して、二人の関係は相当微妙な
立場に有ったものだから、よく協力し合えたなと思う。

しかしケイトが望んでいるオルゴールには一体何が隠されて
いるのだろうか。

ニール・キャフリー (Matt Bomer) 天才詐欺師
ピーター・バーク (Tim DeKay) FBI知能犯専門チームの捜査官
モジー (Willie Garson) ニールの友人、犯罪者社会との深いコネ
ダイアナ・バリガン (Marsha Thomason) FBIピーターの部下
エリザベス・バーク (Tiffani Thiessen) ピーターの妻
クリントン・ジョーンズ (Sharif Atkins) FBI ホワイト・カラー・ユニット

ケイト・モロー (Alexandra Daddario) ニールの彼女
ローレン・クルーズ (Natalie Morales) 女性捜査官
リース・ヒューズ (James Rebhorn) FBI上司


エイブリー・フィリップス (Jonathan Tucker) 悪徳ブローカー
ダニエル・リード (Stephen Gevedon) エイブリーと共同経営
ブラッド (Justin Grace) 悪徳ブローカー
アーサー・ランドリー (Kelly AuCoin) FBI捜査官
マディソン・コックラー (Sabina Gadecki) 潜入捜査
--- (Michael Kelly) Young Stockbroker
リンダ (Kate Kuen) 株式アシスタント
--- (Brian James Pepe) FBI Agent
--- (Steven Weisz) FBI Agent


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