ホワイトカラー 
(2009年、アメリカWHITE COLLAR)

http://mystery.co.jp/program/white_collar/





第13話 外されたGPS Front Man

脚本/Rashad Raisani 監督/Michael Smith
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ニールの元に彼からの伝言を受けたアレックスがやってくる。
ニールは彼女に逢うとオルゴールの件で協力して手に入れよう
と提案する。自分が盗んで用が済んだ後に必ずアレックスに
オルゴールを渡すと告げるが、彼女はニールを信用できずにい
た。話し合いはFBIの追跡装置を外せることを証明してから
だとし、明日の6時にアンクレットを外してここに来たときに
話し合いを進めることを告げる。

ニールはFBIに出勤。
ピーターは遅れてやってきたニールを問いつめ、彼の背広に
付着する髪の毛を密かに採取する。
FBIには誘拐・失踪担当の捜査官・
キンバリー・ライスがおり
ニールに逢いたいとしてやってきているという。

話を聞くと
アトランティィク・パートナーCEOスチュワート
グレス
の娘・リンジーが誘拐されたとし、第一容疑者として
ライアン・ウィルクスが浮上しているという。ニールとウィル
クスがかつて一緒に手を組んで犯罪を犯していたという噂を
聞いたライスが捜査協力を求めに来たのである。またニールは
かつてアトランティィク・パートナー社の社債券を偽造した
事もあった。
ニールはウィルクスとの関係を否定し、彼は銃を使う犯罪者
故に手を組まなかったことを語る。
グレス家の家の鍵穴から、油分が検出されており、恐らく犯罪
者が鍵をかたどる際に使用されたものだろうと推察される。
ニールは、多分スチュワートは木曜日に決まったレストランで
食事していた事を告げ、そこで容疑者とスチュワートの運転手
の間で何らかの接触が有ったのではないかと語る。レストラン
の監視カメラの映像をまずは調べるべきだろうとアドバイス
する。
上司のヒューズは、ニールに対して、今回はライスの捜査チー
ムに入るよう指示する。

ニールがウィルクスと最後にあったのは殺されかけた時だった
故にモジーはこの一件は危険すぎるとするが・・・

ニールはライスと共にスチュワートに逢って話を聞く。
会社から帰宅すると娘・リンジーの部屋が荒らされており、
犯人から電話連絡があったという。ニールは犯人からは何の要求
も無かったのか?と尋ねるが、ライスは勝手に証人とニールが
話すのを止める。ニールの存在はあくまでコンサルタントであ
り、道具に過ぎない事を告げ、許可無く話すなと忠告する。
ピーターと同じようにパートナー扱いしてくれた方が色々と
力になれるとするが、私はピーターとはやり方は違うとライス
は語る。
ニールは恐らく台所のゴム手袋辺りを調べれば、犯人に繋がる
証拠が見つかるはずだと語る。

ピーターはニールがライスと組んでいることで不安に感じて
いた。妻のエリザベスとランチを取る間にもピーターは
話半分で妻と食事していた。妻はそんなにニールの事が気にな
るのであれば、見に行けばいいのではないか?と告げるが、
他の捜査官の現場に行くのはマナー違反だという。そんなの
守ったことがあるのか?という問いかけにピーターは現場に行く
事を決める。

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女児誘拐事件が発生する。
ニールは誘拐犯・ウィルクスの事に精通しているとのことで
その捜査の協力を依頼されるが、実際に現場に行くとニール
は必要以上に事件に関わらせてもらえず、自分が誘拐事件に
於ける身代金代わりだと分かる。

ニールとピーターの関係をよく表したエピソードという感じ。

このドラマ、相対的にドラマとしてのアウトラインは良くで
きて居るんだけど、細かい部分に於いては随分突っ込み処も
多く抜け穴が多いような感じがする。

今回ニールとウィルクスの関係も違和感があり、強迫された
ニールが外部と連絡を取る機会は幾らでも有るような感じが
するし、ライリーという運び屋との接触に関しても、随分と
緩いやりとりが存在する。

ニールは捜査員に扮してライリーからだまし取るような形で
奪ってしまう。ライリー自身は納得した形で立ち去る
けど、彼は単なる運び屋であり、その背景にいる人物からは
相当な恨みを買ってしまいそうな感じがする内容だしね。

個人情報を聞き出す辺りも、ニールの見せ場を作っただけで
正直必要のないエピソードって感じもする。
ウィルクスにしてみれば、ライリーがその内盗まれた経緯を
調べる際に、この旅行代理店にも接触するであろうことを
想定して証拠を意図的に作ったのかも知れないけど、やや安易
な流れで有ることは否定できない。

誘拐されたリンジーが何処に居るのか。
その辺を探っていく辺りの顛末は刑事物にはよくあるネタだけ
ど、ニールとの兼ね合いもあってなかなか面白くできていたし、
ニールが上手く追跡装置を外すための流れを演出する為ばかり
に作られたエピソードなのかなという感じもする。

ただニールが今回誘拐事件を解決に導き感謝されたことで、
泥棒稼業よりも捜査員としての立場の方が充実感が有るのでは
ないかという感じがする。

さてピーターがオルゴールに関して警告を発した格好だけど
ニールはどう処理していくのか。


今回ライス捜査官役を演じたDiane Nealは、「LAW & ORDER」
スピンオフドラマ、「LAW & ORDER:性犯罪特捜班」
検事補ケイシー役を演じている。
「ホワイトカラー」ではこのエピソードだけにしかエントリー
されていないのがちょっぴり残念かな。

ニール・キャフリー (Matt Bomer) 天才詐欺師
ピーター・バーク (Tim DeKay) FBI知能犯専門チームの捜査官
モジー (Willie Garson) ニールの友人、犯罪者社会との深いコネ
ダイアナ・バリガン (Marsha Thomason) FBIピーターの部下
エリザベス・バーク (Tiffani Thiessen) ピーターの妻
クリントン・ジョーンズ (Sharif Atkins) FBI ホワイト・カラー・ユニット

ケイト・モロー (Alexandra Daddario) ニールの彼女
ローレン・クルーズ (Natalie Morales) 女性捜査官
リース・ヒューズ (James Rebhorn) FBI上司
ギャレット・ファウラー (Noah Emmerich) FBI
ジューン (Diahann Carroll) 宿主
アレックス (Gloria Votsis) 盗品バイヤー


キンバリー・ライス (Diane Neal) FBI捜査官
ライアン・ウィルクス (Charles Malik Whitfield) 犯罪組織リーダー
スミス (Addison LeMay) 捜査官
スチュワート・グレス (Mark Elliot Wilson) アトランティック
パートナーCEO
リンジー・グレス (Alexandra Socha) 娘、誘拐される
キャシー (Deborah Twiss) 旅行代理店、アイオワ出身
エドワード・ライリー (Nathaniel Marston) トーマス・ローズ。
運び屋
--- (Kari Nicolle) FBI Agent
--- (Steven Weisz) FBI Agent


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