ホワイトカラー
(2010年、アメリカ White Collar) シーズン2

http://mystery.co.jp/program/white_collar/




 

Aug. 17, 2010
第6話 非道なビジネス In the Red

脚本/Matthew Negrete 監督/David Straiton
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ニールは宝石泥棒を捕まえる為にFBI捜査官が監視する中、
犯人が指示する場所で現金入りのアタッシュケースを持って
待っていた。ピーターによると10万ドル相当の宝石を盗んだ
のですぐに手放したい筈だとつげる。ジョーンズはピーターは
内部犯行だと踏んでいるようだが違うに20ドルだと告げる中、
ニールの元には車で近づくキャサリン・マクミラーの姿が
有った。犯人は宝石店の副店長であることを知り、ジョーンズ
は渋々ピーターに20ドルを支払うことになる。
キャサリンは通常どう取引するものなのかと問うと、ニール
は現金を手にしているので車に入れて欲しいと語る。
ニールはキャサリンに対して売るのはやめた方が良いのではな
いかとするが、10万ドルだと約束したでしょとキャサリンは
語る。仕方なくニールは現金を手渡すと、現金を「数えろ」
告げる。それがFBIが突入してくる合図だった。
キャサリンの車を取り囲む中、後部座席に子供・オリー(5歳)
が搭乗していることが分かる。

モジーはニールに今までお礼を言ったことは有ったか?と問う
と、突然いつも世話になってありがとうと語る。ニールは
一体どういうことかと問うと、モジーは結局ボイスレコーダー
のコピーはゲットできず、あの保険調査員のサラの家に起きっ
ぱなしになっているだろうと告げる。サラは家の鍵を暗証番号
方式に変えた事を告げると、モジーはサーモスコープを使って
番号をつかんだ事を告げる。ニールが喜んでくれると思って
テープを取ってきた事を語ると、モジーはニールにお礼を言わ
せようとする。
ここにはケイトの最後の言葉が吹き込まれており、事件の
真相が入っているかもしれないと告げる。しかしニールは
すぐには聞こうとせず戸棚にしまい込んでしまう。後で一緒に
聞こうとモジーは告げるが・・・

キャサリンの事情聴取が行われる。
キャサリンと一緒にいた子・オリーは児童局で保護されている
という。彼女は出来心で盗んだ事を告げ、普通の母親だと
ニールは語る。しかし誰にでも裏の顔はあるというニールに
対して、法律は誰にでも平等だとピーターは告げる。
キャサリンはピーターと話したがっていると報告を受ける。

キャサリンによると8ヶ月前に国際養子縁組専門の弁護士
ドノバンを通してオリーをチェチェンから引き取ったのだと
いう。手続きした一ヶ月後に親がやはり引き取りたいことを
言ってきたので追い払うためには5万ドルが必要だと言われて
支払ったのだという。さらに今回一週間以内に10万ドルが
必要だと言われたとのこと。
自分はすべては合法的に行われたものだとし、オリーはビザも
取得し社会保障番号もあるのだという。
それを聞いたピーターたちはこれは明らかに強請だろうと
してドノバンに会おうと告げる。

ドノバンに会うと10万ドルの要求に関して早速問い詰める。
ドノバンはあくまで生みの親が要求したもので、チェチェンの
担当者に聞いてみれば良いという。私の仕事は家族を巡り合わ
せることで時に失敗はあるのだと語る。
ピーターがドノバンの事務所から出て行くと入れ替わるように
してクラーク・マスコドフが入ってくる。"人食いクラーク"と
呼ばれている人物で組織のカズ・アブラモフの幹部クラスの
人物だという。チェチェンマフィアで養子縁組にはマフィア
が絡んでいるのかもしれないという。

そんな中サラが警察官を引き連れてFBIのオフィスへとやって
くると、ニールに会いに来たのだという。彼は家に押し入って
大切な書類を盗んでいったのだとし、嘘発見器にかけたいのだ
と語る。サラによると家にあった連邦空港局からの郵便が
盗まれたとの事だった。ピーターはそれを聞いてケイトの件と
関係があると感じるのだった。
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ニールはバイヤーに成り済まして宝石泥棒を捕まえようとして
接触。泥棒したのは盗まれた店の副店長だという事が分かり
事情を聞いていくと、養子斡旋を使った詐欺事件に巻き込まれて
いる事を知る。子供を欲しがる切実な親たちを食い物にしてい
る事を知って、協力して悪事を働くものを捕まえようとする。

よく分からないのは、養子斡旋詐欺にマフィアが絡んでいる
のではないか?と疑いの目を持っていたので、てっきり
アブラモフも関与しているだけかと思ったら、単にこの人物
は違法賭博で金を稼ぐマフィアだったということなのか。

チェチェンの子供がそんな詐欺に有っているとしたことで
何故アブラモフがFBIに協力するようになったのかまるで
分からないのだけど、アブラモフ自体がチェチェンの出身
なのか?

子供を使った犯罪にはアメリカの犯罪者も厳しい視線を送る
というものが有るという事を示す一例ではあるのだけど、
子供には実害があるのかどうかよく分からないし、支払いは
出来ないとしたことで、市民権を奪われて帰国されられた
とする例は今までにあったのだろうか?

ニールのケイト絡みの件で再びサラが登場した。
サラが何故ニールを犯人だと決めつけたのだろうか。
突然優しくされた後に盗まれたからという、見切り発進で
捜査するというまさに不条理極まりない。
一度でも逮捕されれば犯罪者に人権はないというところ
なのか。突然の令状で勝手に家をかき回されるところなど、
他の刑事ドラマではあり得ないような気がする。

ただ今回のエピソード。
養子縁組の母と子の件でも、ニールの件でも、同情の余地
があるということで、随分温情的配慮が為された。
結局当日ケイトが爆破直前に電話で会話していたのは誰なん
だろうね。FBIならば調べればすぐに通話相手は分かりそう
な気がする。影でダイアナとかピーターがケイトの件で
随分シーズン2の初めの頃に動いていた気がするのだが・・・

そしてエリザベスは今回もまた電話だけでの登場か。
一体何をしているんだかね。

ニール・キャフリー (Matt Bomer) 天才詐欺師
ピーター・バーク (Tim DeKay) FBI知能犯専門チームの捜査官
モジー (Willie Garson) ニールの友人、犯罪者社会との深いコネ
ダイアナ・バリガン (Marsha Thomason) FBIピーターの部下
エリザベス・バーク (Tiffani Thiessen) ピーターの妻
クリントン・ジョーンズ (Sharif Atkins) FBI ホワイト・カラー・ユニット

サラ・エリス (Hilarie Burton) 保険調査員

キャサリン・マクミラン (Kate Jennings Grant) 銀行員
カズ・アブラモフ (Michael Filipowich) マフィア
ドノバン (John Larroquette) 国際養子縁組専門弁護士
クラーク・マスコドフ (Michael Aronov) "人食いクラーク"
バーニー・バリヤツスキイ (Dennis Staroselsky) カジノバーニューヨークルーム門番
--- (Aleksander Mici) Bouncer
--- (Victoria Barabas) Clerk
--- (Clark Jackson) Detective
サミラム (Brent Bradley) 養子
--- (Derrick Damions) Drug Lord
--- (Mike Catapano) Search Warrant Detective
--- (Sara Ash Davis) Dealer
本人出演 (Maria Di Angelis)
--- (Madison McKinley) Attendant
--- (Chelsea O'Toole) Craps Dealer
--- (Sherita Rankins) FBI Agent
--- (Alex Ziwak) Russian Mobster

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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