ホワイトカラー
(2010年、アメリカ White Collar) シーズン2

http://mystery.co.jp/program/white_collar/




 

Sep. 7, 2010
第9話 次の標的 Point Blank

脚本/Jeff Eastin 監督/Kevin Bray
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ケイトが飛行機に搭乗し最後に電話したのがFBI捜査官のファウ
ラーだと知る。オルゴールのパーツが揃い、ニールが持っていた
鍵をオルゴールにはめるが・・・

オルゴールに鍵と針を付けたが、出てきた答えはオルゴールの
音色だけだった。ニールはピーターに対してモジーならばこの
謎を解けるハズだという。ピーターもアイツはレインマンだから
なと告げ、これですべての謎が解き明かされるのだという。

オルゴールを持ってモジーの元を尋ねる。
モジーの目の前でオルゴールの鍵をはめると、中からは別の金属板
が出てきて、それでオルゴールの針を入れると音楽が流れる。
その音楽を録音機で録音する。モジーに対して何を意味するのか
分かるかと問うと、モジーは音は数字や波長を意味する場合が
あるという。「最後の晩餐」は音符、「ルーンスケープ」には
フルートのソロ、「未知との遭遇」では地理座標が暗号化され
ていたのだという。オルゴールを手に入れたのであれば、
ニールはこれを使ってファウラーをおびき出そうと言うが、
ピーターは駄目だと告げ、これからまた通常任務に戻るのだと
語る。

モジーはニールに対して、このオルゴールは43年ケーニヒスベル
ク城から消えたものだと告げ、それ以来オルゴールと鍵は別々
にされていたが、アレックスが盗んだときにはオルゴールには
鍵が刺さっていた状態だったので、既に俺に返す前にはアレックス
は鍵もオルゴールも同時に持っていたのだという。もしかすると
オルゴールの謎を解読できたから返したのか、それとも自分たち
に解読させる為に返したのかとアレックスの行動の真意を探ろう
と語り合う。しかしいずれにせよ、アレックスはオルゴールを
持つ身だと思われて殺し屋に狙われ、イタリアに逃げてしまった
というモジー。ニールはアレックスの居場所は見当が付いている
のだと語る。

ダイアナとピーターはオルゴールとファウラーの件で話し合って
いた。ニールの今後の扱いについてどうするのか。
ピーターによるとニールはオルゴール自体には興味がないこと
を告げ、オルゴールはまたダイアナの部屋の金庫に隠しておく
様告げる。ダイアナはファウラーの口座に動きがある事を告げ、
残高を何度か照会している形跡が有るという。残高は僅かに200ドル。
おそらく潜入していることで金に困っているのだろうという。
ファウラーは強盗に妻を殺害されたが妻の殺害には不審な点が有る
為に保険金の申請が通らず支払いが未だにされていないのだという。
ピーターはその申請が通ったように見せかけ、金を引き出す
為に必ず動きがあるはずだと語る。

最近銀製品が裏市場で動きがある事が分かる。
アレックスが盗んで売り出した銀製品・スペインの難破船から
引き上げられたものでアルミランタの宝物だという。再び市場に
出てきたのは、アレックスが盗んだ宝を売り、その売った相手から
また盗んで売り出しているのだろうという。

ニールとモジーはバイヤーのヘイルに逢うと、市場に売りに出され
ている銀製品を見せてもらう。匿名で売りに出されたもので、
アルミランタの盃だった。今月これで銀製品は3つ目が市場に
出ている事を告げ、ニューヨーク市警は捜査に乗り出したのだと
いう。盗みのパターンがばれたらアレックスは逮捕されるだろう事
を告げ、必ずアレックスに罠をしかけるハズだという。我々が
先にアレックスに接触して、その件を話してオルゴールの件を
問い詰めようという。しかしモジーは探し出すにはFBIの捜査力
を使わないと難しいのではないかというと、FBIを騙せば良いのだ
と語る。
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盗まれて次々と窃盗者の間で転々としていたオルゴールが
ついにFBIのピーターたちの元に辿りつき、ニールと共に
何故そのオルゴールが狙われるのかを解明していく。
暗号を解くのが得意なモジーに協力を仰いでいくが・・
そんな中、ケイトが飛行機内で爆破事件の被害に遭った際に
最後にケイトが電話していた相手が元FBi捜査官の
ファウラーだと知って、ピーターはニールを信用してこの
事を告げるが・・・

シーズン2の最終話かって感じの衝撃的な展開になった。
2010年の9月に公開された今回のエピソード、次の10話の
エピソードは2011年の1月の放送になったことも有って、
気の持たせた方はハンパない感じだったね。

ただまだシーズンとしては中盤なのに、パッチワークの
男の正体(ジュリアン・ラーソン)を明かしても良いのかとい
う感じもするし、相手が特殊部隊の人物だとすると、
みんなFBI捜査官とはいえ、ややリスク性の高いものが
有るような気がする。そんなジュリアンを演じているのは
海外ドラマではお馴染みのPaul Blackthorneだった。
今更説明するのもあれなので、自分のホームページ内
検索で調べて欲しい。なんども取り上げて居ると思うので。

今回のエピソード。
なんと言ってもこれまで築いてきたピーターとニールの
間の信頼関係にかなりヒビの入るものだった事は言うまでも
ない。ピーターは信用してニールに話したにもかかわらず、
ニールは数々の面で、ピーターを利用したり、忠告を無視
した。アレックスと接近する流れも結果としてピーターを
利用してしまった感じだったしね。
ただファウラーを撃たなかったことと、ニールはケイトの
件では暴走するという事は予めピーターにも分かっていた
ことなので、ある程度はそれも仕方ないとピーターの裁量
次第で許す可能性は高いけどね。

アレックスの件を捜査させる為に、ファイルを偽装する
ところは面白かった。次にどの仕事を受けるかと
ピーターはファイルを見て決めようとする際に、エリザベス
にファイルを読ませていたけど、そんな情報を妻に見せて
も良いのかと突っ込みたくなった。
ここでも食事をしながらファイル選びをしているって
事は少なからずモジーたちがファイルを意図的に汚して
いたけど、ここでも汚れる流れの一端は存在するのか。

そして何よりもまたまた出てきましたヘンテコ日本人。
モジーと日本人の会話が何故か"〜でござる"、"〜いきまする"
と話していた。日本人とまともに会話しようとするアメリカ
人は居るんだろうか?
まぁそんな日本人・アキヒロも殺されてしまったし、
最後にモジーさえも撃たれてしまうのだから、大丈夫
なのかな。まぁクレジットを見る限りではシーズン4にも出演
しているので大丈夫っぽいけど。

小ネタでは、
ダイアンがクリスティというルームメイトとレズ関係に
有るとか、お犬様が大活躍。
ジューンの飼っているバグジーにGPSを取り付けたり、
ピーターらが飼うサッチモは、ピーターの嫌いなキッシュ
を食べてくれたみたいだ。
そして何よりも、報告書を見てゴードン刑事の名前が
有ったらしく、みんなが「バットマン」のテーマソングを
知らない内に口ずさむ姿が有った。「バットマン」も海外
ドラマではネタにされることが多いドラマの一つだね。
昨日見た名探偵モンク7話でも引き合いに出されてい
た。


・The HeavyのHow You Like Me Now?

ニール・キャフリー (Matt Bomer) 天才詐欺師
ピーター・バーク (Tim DeKay) FBI知能犯専門チームの捜査官
モジー (Willie Garson) ニールの友人、犯罪者社会との深いコネ
ダイアナ・バリガン (Marsha Thomason) FBIピーターの部下
エリザベス・バーク (Tiffani Thiessen) ピーターの妻
クリントン・ジョーンズ (Sharif Atkins) FBI ホワイト・カラー・ユニット

サラ・エリス (Hilarie Burton) 保険調査員
ジューン (Diahann Carroll) ニールの家の大家

アレックス・ハンター (Gloria Votsis) 銀製品の泥棒
ジュリアン・ラーソン (Paul Blackthorne) 元特殊部隊、黒幕
ヘール (Ira Hawkins) 盗品バイヤー
ギャレット・ファウラー (Noah Emmerich) 元FBI捜査官
--- (Madison McKinley) Attendant
--- (Rob Hneleski) Guard
アキヒロ・タナカ (Tatsuo Ichikawa) 骨董品店
--- (Lou Martini Jr.) NYPD Detective
--- (Christina Springle) FBI Agent

評価:★★★★★★☆☆☆☆ (6.0)

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