30 Jul. 2012
第9話 戻ってきたライバル On the Fence
脚本/Mark Goffman 監督/Paul Holahan
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ピーターの家に金庫の中から目録を見つけたニールだったが、 ピーターがニールに対して絶大な信頼を寄せていることを知っ
てモジーには、目録は見つからなかったと報告する。 ニールは自宅に戻ると、倉庫の監視映像を見ながら目録と
ナチスの略奪品を照合する。「ヴァンダイク少年の肖像」 ドガの「仮面を付けた者たちの入場」が有った。
モジーは翌朝やってくると、タブロイド誌にヒトラーの宝の
件が掲載されている事を知る。
「幽霊船、ヒトラーのクローンと財宝」という見出しで大々的 に掲載されていた。ニールはモジーに対して誰もガセネタだと
して取り扱わないだろうとするが、先日のFBIの芸術班の女性 はニールに簡単に情報を漏らしていた事を指摘する。
そして盗品売買のヘイルも、以前にドガを売ろうとした際に 事情を話しているので知っている事だという。サラだって
きっと分かってニールの元から去ったのだろうと告げ、モジー はさっさと売り払って逃げようと語る。しかしニールはそれを
止めると、例え売って逃げてもピーターは何処までも追いかけ
てくる筈だと語る。
ニールはサラに逢うと、アパートに残して行ったものを届ける フリをして、色々と詮索しようとする。別れようと考えたのは
偽造パスポートを見たのが原因なのか。するとサラはニールの
パソコンに有る監視カメラの映像から財宝を見てしまったのだ
という。貴方は私がFBIに喋るかどうかを確かめにきただけで しょと告げる。もしも一緒に逃げようと誘ったら来たかと問う
とホントは君を誘いたかったのだと語る。
そんな中ピーターが二人の元にやってくる。
マシュ・ケラーの情報が入ったというピーター。 ニールの元相棒で警備の厳重な刑務所に移送される際に逃走した
のだという。今週になって情報が入った事を告げ、彼はエジプト での内乱の混乱に乗じてエジプトの国宝を盗んで行ったところが
防犯カメラ映像に映っていた。3500年前のヤルメル王の墓から 見つかったファラオの魔除けだという。それが現在マンハッタン
に持ち込まれたという情報があるというもの。ピーターは何故 わざわざマンハッタンまでリスクを承知で来たのかと問う。
ニールは単なる厚かましいヤツだからだとするが、ピーターは タブロイド誌の情報から、ニールが相当額の芸術品を持っている
と思っているのではないかと告げ、狙いは財宝とニールだと語る。 ニールはそれならばそれを利用しておびき出そうと語る。
ケラーと魔除けを繋ぐ人物と言えば、古代文明の専門家・ラクエル
ラロークというエジプト学者だという。しかしそれは表面的な顔 で、彼女は故買屋をしているとのこと。彼女はX線を通さない
鋳物に美術品を詰めて密輸しているのだとし、鋳物から取り出す為 に美術品の修復家を探しているのだという。傷つけずに鋳物の
中から取り出す為には相当な腕の修復家が必要だという。
ニールはモジーに遭うとラロークのことを知っているか尋ねるが
名前は知っているがよくは知らないという。二人はヘイルに逢う と、ヘイルは例のドガはまだ売ってくれないのかという。
ヘイルはドガを売ってくれればラロークと連絡を付けても良いと 約束するのだった。
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