6 Aug. 2012
第10話 48時間の決断 Countdown
脚本/Mark Goffman 監督/Jeff Eastin、Channing Powell
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ニールは脱獄したマシュー・ケラーに狙われる。 モジーとニールが所蔵するナチスドイツの盗難美術品を狙って
いる事を知って、モジーは殺し屋たちに賞金首として600万ドル を出す。しかしその金は所蔵品の一つを売って捻出したもので
FBIが把握していた美術品の目録の一つである事を知り、それが 裏市場であれ一度出回れば足が付いてしまうと語る。モジーは目録の件で
ニールから嘘をつかれていた事を知ってショックを受ける。
ニールはモジーに逢う。
どうしてもモジーと話したかったとして面会する。 目録を見つけた時にはすぐに逃げることを考えていたとするが、
ここでの生活のことを考えて考え直した事を語る。夢は変わる ものだとし、ここで逃げたらニューヨークには一生戻れなく
なるのだと語る。モジーは最後にして最大のヤマだぞとするが ドガを売ってケラーに懸賞金をかけるなんて危険だと語る。
ドガは故買屋のラスティに任せたのだという。ラスティが 誰に売ったのかを調べようと語る。
クレイマー特別捜査官がFBI知能犯専門チームのオフィスへと やってくる。ニールと顔を併せる彼は、「尊敬される生き方は
自分を装うこと」だとソクラテスをもじった発言をする。 ニールに対してルネサンス時代の肖像メダルに詳しいのか?
と問うと、8年前スミソニアン博物館からフィオレンティーノ が盗まれたが未だに見つかっていないとして、ニールがやった
であろうことを示唆する発言をする。ピーターがやってくると クレイマーのことをニールに正式に紹介する。彼はワシントン
のクレーマー捜査官で、芸術犯罪班チームのチーフだという。 先日ニールがインターポールだと語って接触したマシューズ
捜査官の上司だった。しかもFBIアカデミー時代のピーターの
恩師である事を知る。
会議室にいくとクレイマーから話が有る。 ずっと行方不明だった名画がついに市場に出たのだという。
ドガの「仮面を付けた者たちの入場」だという。 1984年にバレリーナをモデルにして描かれた絵で、1941年に
ドイツ軍によって今のサンクトペテルブルクの美術館から盗まれた 美術品だという。それ以来行方不明になっていたが、これが
見つかれば素晴らしいことだという。そんな話を聞いている 中ピーターはずっとニールの表情を見つめていた。
ニールはモジーに遭うと、FBIは既にドガが市場に出ている 事を知っていると告げ、ワシントンから助っ人を連れてきている
事を語る。幸いマシューズが来ていないのでばれていないが 何とかなっているという。モジーは馬鹿でかい砂時計を手にして
いたが、48時間で砂が全て落ちることを告げ、俺は逃げる準備を するのでニールにそれまでに決断を迫る。
ピーターは自宅にクレイマーを招待してエリザベスも含めて 酒を飲む。ニールがこれまでストイックな捜査官だったが
ニールと出会って変わっていること。ゴッサムシティでFBIと 泥棒が組んでいるようなものだとして、不思議な関係だと語る。
クレイマーはピーターに対して今回の絵画はニールが売ったと 思っているのだろうと問う。ピーターはあなたの客観的な視線で
今回の件を診て欲しかったという。情報屋とは仲良くはなって
も決して長続きするような関係ではないと告げ、再犯率から
考えれば、いずれ友達を逮捕することになり辛い目に遭うと 忠告される。あくまで相手を容疑者として扱うべきだという。
翌日オフィスでピーターとクレイマーは、ニールに対して もしも君が70年前のドガを持っていたとしたらどうやって売る
かと問う。俺ならば故買屋に頼むだろうとし、普通に売っても 贋作だと警戒されるが、信用出来る故買屋ならば売れるだろう
という。クレイマーはこの辺で故買屋と言えば、ガス・リーランド とラスティが居るが、君ならばどちらを利用するかと問われる。
ラスティは地元に顔が広いからラスティを利用するだろうと 語る。クレイマーによると既にラスティのことは監視している
事を告げる。
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