90日、愛する時間
(2006年、韓国MBC)

脚本/パク・ヘヨン

http://www.bs-j.co.jp/90days/


第11話 愛してる


--------------------------------------------------------
二人は車を走らせる。何処に行く?という問いかけに何処でも
良いというミヨン。途中で病人が運転するよりはとしてドライ
バーの変更を願い出るミヨン。
チョンランは夫が帰宅しないことに頭を抱えていた。
例のアパートに居るかと思いタクシーで向かうが居ない。
マットの下に隠してある鍵を使って中を確かめるが二人の姿
はなかった。テフンも何度も妻に電話するが留守電になって
いた。
二人は海岸へ。昔のことを知られてしまったとミヨンはジソク
に語りかける。夫にも家族に知られたので逃げてきたという。
貴方が死んだら独りになってしまうので生きていて欲しいと
いうが、それは無理だと語る。ジソクは病気になったことに
より逆に希望が持てたという。それくらいのこと許されるだ
ろうと。だから病気の運命も受け入れた事を告げる。

病状が悪化。ジソクは薬を飲もうとするが残りの薬は一錠
だった。鏡に向かい、神頼みするジソク。彼女と居るとき
だけは発作を抑えてくれという。

チョンランはアメリカの母に連絡し、ヘジンを連れてきてくれ
と改めて告げる。そしてチョンランはテフンにも電話を掛ける。
会いたい旨を伝え喫茶店で会う。
テフンはまだ一緒だと決まったわけではないと告げるが、
二人が一夜を共にした事実だけで十分だという。奥さんが離婚
を望んだら別れるのか?そして私は夫と離婚しても良いのか
尋ねるチョンラン。二人の好きにさせるべきなのかどうか。
するとテフンからもチョンランに質問する。夫はじきに亡く
なるのに何故拘るのかと。世間体なのか?という問いかけに
チョンランは、夫であり娘の父親だからと答えた。そして
奥さんを話さない様お願いし、夫は私の胸で死なせたいと
告げた。
--------------------------------------------------------

ジソクとミヨン、互いに愛していることを告げて、もう満足で
あると言わしめるまでを描いた話だった。

展開が「冬のソナタ」と一緒。
何故不倫旅行は海へと向かい、翌朝海辺の民宿のような所で
食事を取るのだろうか。
薬が切れかかっているのに、雪山に向かうという不自然な
シチュエーション。あまりの不自然さに思わずギャグでしょ?
と突っ込みたくなる内容だ。

これと言った展開はないが、ようやくチョンランとテフンが
どうするべきかで話し合うシーンが訪れた。
私ばかり悪者にしないでとチョンランは言っているが、明ら
かに悪いのはジソクという人物なので気にする必要はない。

これまで静観していたテフンが徐々に感情的になり始めると
いう展開で、そんな彼にミヨンの発言はまるで火に油を注い
でいる様な感じである。
僕だって人間であり独りの男性であるというテフンのセリフが
印象的だ。ミヨンはともかくジソクは完全に妻のことを人間
扱いしていない。
テフンの憤る理由はよく分かるので、なんとなく可愛そうな
話だった。

ヒョン・ジソク (カン・ジファン) 主人公。
コ・ミヨン (キム・ハヌル) 耳の具合が悪い
キム・テフン (ユン・ヒソク)
パク・チョンラン (チョン・ヘヨン) 銀行の支店長娘

パク・トック (キム・ヒョンボム) ジソクの友人
ピョンチャン () ジソクの友人
ジソクの父 (イ・ジェヨン)
ワンボン () ミヨンの父。国語教師
パク常務 () チョンランの父。銀行経営

ジヒ () ジソクの妹
ワルスク () ミヨンの友人・職場の同僚

評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆ (3.0)

inserted by FC2 system