90日、愛する時間
(2006年、韓国MBC)

脚本/パク・ヘヨン

http://www.bs-j.co.jp/90days/


第12話 ミヨンの覚悟


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ジソクはヘジンによって起こされる。
クリスマスプレゼントには何が欲しいのか尋ねると、ヘジン
は"パパとデートしたい"という。
一方テフンは目が覚めるとミヨンが居ないことに気がつく。
彼は許したものの彼女から家を出て行き職場に泊まったので
ある。出社するとき彼は憤るあまりミヨンの車を傷つけていく。

ヘジン宛てに大きな荷物が届く。
ジソクからヘジンに宛てた荷物。その中にはデートするときに
着る真っ白なドレスが入っていた。それを見て大喜びのヘジン。
チョンランはその中に入っていたメッセージカードに目を通す。

出社したテフンは電話で取引相手とやりとり。その中で
ボランティアとして出資した支援金の後援者から食事の誘いを
受ける。

ヘジンと食事するジソク。彼は8歳の娘を大人扱いする。
ワインにステーキを食べる二人。気の利いた音楽にヘジンも
大喜び。そのレストランに偶然にもテフンが来ていた。
ジソクが食事の途中に痛みが生じて倒れると、テフンは彼に
気がつく。ジソクはヘジンに安心させる言葉をかけ、トイレで
薬を飲みに行こうと歩いていく。薬を飲む彼に水を差しだした
のはテフンだった。状態が落ち着くとジソクはテフンに先日の
無礼を謝罪する。逆にテフンはミヨンに対して一途だと思って
いたが妻子が居ることに驚きを感じる。そして失望感を露わにし
二度と妻には会うなと告げた。
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二人っきりの二日間を過ごした後のジソクとミヨンの様子を
描いた話だった。

それぞれの相手の元に戻ったかと思えば、ジソクは妻子の元に
戻ったものの、ミヨンは素直に戻ることが出来ず別居状態。

ジソクがテフンにレストランで会うシーンはとても興味深い
流れであるが、彼に"ミヨンに何か問題が?"というジソクの
発言があまりにも彼自身の中に責任を感じていないようで
相変わらず主人公に感情移入できない展開だった。

一応チョンランの作戦は成功だろうか。
ジソクは彼女に対して全く視線を傾けないが、娘に対しては
優しい笑顔を傾ける。その行動がまた視聴者である私のカン
に触れるわけで、チョンランをそこまで邪険に扱える彼の
態度に憤りを感じる。

ただこれだけの事をしている現実を踏まえると、テフンは
ミヨンの事をもう少し好きにさせても良いのかなという気が
する。どうせ強く言っても心の問題だけはどうにも出来ない
訳だし、ジソクはもうすぐ死ぬわけだし、一ヶ月くらいは
見て見ぬ振りをしても良いのかなと。それで気持ちの整理が
出来るのならば仕方がないのかなとも思う。

済州島への家族最期の旅行。
何故かミヨンも実家に帰ることになり、何処で鉢合わせになる
のか気になるところである。
最後にジソクの母にガンである事実が伝わってしまう。
まだハッキリしたものが伝わったわけではないが時間の問題
だろう。

ヒョン・ジソク (カン・ジファン) 主人公。
コ・ミヨン (キム・ハヌル) 耳の具合が悪い
キム・テフン (ユン・ヒソク)
パク・チョンラン (チョン・ヘヨン) 銀行の支店長娘

パク・トック (キム・ヒョンボム) ジソクの友人
ピョンチャン () ジソクの友人
サンマン (イ・ジェヨン) ジソクの父
ワンボン () ミヨンの父。国語教師
パク常務 () チョンランの父。銀行経営

ジヒ () ジソクの妹
ワルスク () ミヨンの友人・職場の同僚

評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆ (3.0)

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