90日、愛する時間
(2006年、韓国MBC)

脚本/パク・ヘヨン

http://www.bs-j.co.jp/90days/


第13話 済州島での思い出


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故郷である済州島に家族で訪れるジソクたち。

ミヨンが済州島に居るのをミヨンの母に聞かされテフンも済州島
に向かう。そこで彼女からテフンとジソクの違いを聞かされる。
テフンはあくまで男性であるが、ジソクは心の傷を慰め合う
双子の兄のような存在で有る事を告げる。そして彼の望みは
ただ一つ、私が彼を見守ることなのだというと、理解を求めるが
テフンは納得できなかった。

一方ジソクの母は、ジソクの友人であるビョンチャンの病院を
訪れ彼に面会する。そして彼の病気の真相を問いただすと母は
肩を落としつつも気丈に振る舞う。

ジソクはヘジンと共にジソクが卒業した高校を見て回る。
そこでジソクはヘジンに頼み事をする。彼女が20歳になった
とき、母に謝罪して、ママは最高の美人である事を伝えて欲し
いというものだった。
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済州島の思い出巡りの話だった。
ドラマとしての興味は、どのシーン、どのシチュエーションで
ジソクはミヨンと会うのかという事だと思う。
数々の場面でニアミスを重ねる辺りが興味深いところではある
が、それ以外のところは意外に退屈な展開だった気もする。

途中で一つの事実を聞かされるが、それがイマイチ何のことな
のかよく分からなかった。
ミヨンの父が借金の肩代わりをして家を手放しているという
事実。

ミヨンの父が怒っているのならば理由が分かるのだが、何故
かドラマではジソクの母がことある毎にミヨンに対して
悪態を付く姿ばかりが映像として流れる。結局チョンランと
結婚してもチョンランの父からの援助はなく、ジソクの母は
ミヨンの父を頼りにしたって事なのかな。チョンランに悪態
を付く理由はこの辺に有るのかと思うけど、この母親って
ジソク以外には悪態ばかりつくからね。

済州島に来たことでチョンランにも心境の変化が訪れたのが
興味深い。
もっと早くに訪れるべきだったという彼女。残された時間を
私にくれないかと語りかけるシーンはとても健気に感じる
所だ。そんな女性を目の前にしても、何の微笑みもかけてあげ
ないジソク。まるで愛していない人には勘違いさせない様に
優しい言葉を掛けないようにしているとしか思えないほど
厳しい態度で接しているよな。

そういえばワルスクとトックがキスしていた。
焼き肉を食べていたから焼き肉味のファーストキスでしょうか。

そしてテフンが会社からリストラ対象者として挙げられている
点。まぁテフンにはバックに頭取が付いているから大丈夫みたい
だけど、韓国ドラマならば徹底してテフン辺りを不幸のどん底に
持って行くのも良いんじゃないかなと。

最後にいよいよジソクが倒れた。
ジソクって末期癌で食事もろくにとっていないのに、見た目は
膨よかな顔をしているので違和感有りまくりだと思っていた
けど、今回ようやく白っぽい表情になって病気らしく見えて
きた。
倒れたと同時にミヨンと再会なんて、また凄いシチュエーション
だね。

ヒョン・ジソク (カン・ジファン) 主人公。
コ・ミヨン (キム・ハヌル) 耳の具合が悪い
キム・テフン (ユン・ヒソク)
パク・チョンラン (チョン・ヘヨン) 銀行の支店長娘

パク・トック (キム・ヒョンボム) ジソクの友人
ピョンチャン () ジソクの友人
サンマン (イ・ジェヨン) ジソクの父
ワンボン () ミヨンの父。国語教師
パク常務 () チョンランの父。銀行経営

ジヒ () ジソクの妹
ワルスク () ミヨンの友人・職場の同僚

評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆ (3.0)

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