90日、愛する時間
(2006年、韓国MBC)

脚本/パク・ヘヨン

http://www.bs-j.co.jp/90days/


第14話 それぞれの決断


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空港で倒れたジソク。病院に運ばれる彼のことをミヨンが付き
添いで付いていくことになるが、その姿をただ見守るしかない
チョンランとテフン。手術をする彼のことを待合室の前で待つ
ミヨンの元にビョンチャンがやってくる。当然のようにチョン
ランが付き添いであると思った彼は、彼女の姿に驚きを見せる。
そこにチョンランがやってきて、彼女の前に立ち帰ってと告げ
る。旅先までやってくるなんて厚かましいという彼女は、ぶた
れる前に帰りなさいという。しかしミヨンは一歩も引かずに
様子を見てから帰るという。そんな二人のやりとりを隠れて
聞いていたテフンは強引にミヨンを連れて帰った。

手術は無事成功。腫瘍からの軽い出血とのこと。

一方帰宅したミヨンとテフンだが、ベッドで魘されるミヨンの
様子を心配するテフン。熱が有ることに気がついた彼は薬局
まで薬を買いに走り、彼女に飲ませてあげることに。

ジソクはようやく目が覚めると、目の前にはチョンランが居た。
彼女はミヨンが共に済州島に来ていたと勘違いしており、
娘の目の前で彼女に会っていたのかとジソクを責める。そして
こんなの惨めであり恨めしいと告げる。ジソクは事情が分からず
何かあったのかと尋ねるのだが・・・

テフンは職場から自宅で寝ているミヨンに電話する。
そんな彼女に彼を愛しているのか?、彼の元に行くのかと尋ねる
と否定せず頷く。

一方ジソクの母はトックと会い、病気の事実を知っていたのか
尋ねる。心配かけたくなかったとする彼だが、母は私だけが
知らなかったことに寂しさを覚える。そして二人で病室へと
お見舞いに行くことになる。

テフンはジソクの病室へとやってくる。
今にも死にそうな彼を前にしてテフンはこれが僕の敵か?情け
ないという。貴方の余生は僕にとって地獄であり、妻をどう
する気だと尋ねる。解決方法を聞きたいという彼。彼女に
会いたいというジソクに対して、妻を愛するのは僕一人で十分
だと前置きした上で、それでも妻に会うことを許可する。
しかしあんたの妻にだけは知られるなと告げた。

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いやぁやっぱりダメです。
ジソクのあまりのむかつき具合にドラマを冷静に見ていられ
ない様な状態。

ベッドで寝ている彼の元に解決法を求めてテフンが会いに
行くわけだけど、"彼女に会いたい、いけませんか?"と告げる
ジソクに向かって思わず、どうせ許可を求めずとも会う人たち
だし、いけないのは明らかなのに、それを求める彼の厚かま
しさにどうもついていけない。

ただドラマとしては、テフンの気持ちも分かるのだが、この人
の言動も少しずつ可笑しくなり始めて、あんまり共感出来ない
様な状況に追い込んでいるような気もしてくる。

今後は会っても良いと妻に許可するテフン。
クリスマスプレゼントだという。
自殺も考えたが、彼が死んだら戻ってきて欲しいと告げる。
最初からこの選択をすべきだったのかも知れないね。

手術をしたばかりなのに、いつの間にか病室を抜け出し、
トックとビョンチャンの為に最後のプレゼントを買う。
相変わらず時々痛がる様な素振りを見せるけど、やつれた様子
もなく、顔も丸々として元気そうなジソク。

今回驚いたのはジソクの母親の態度か。
アパートを借りてミヨンと一緒に暮らそうとしていた息子が
不憫に思えたのか、ミヨンに頼みに行く彼女。
相変わらず韓国人母親の息子に対する愛し方は過保護を越え
て恐いものがあるな。

何気に出てきたテフンのホスピス支援の話。
関係のないネタが話題として持ち上がることは無いと思って
いたのだが、ジソクの行く施設と繋がりがあったのね。なんと
いうご都合主義的な展開なんでしょとツッコミたくなるが、
施設とは名ばかりの単なる教会に併設されている施設という
感じ。

ミヨンとは踏ん切りを付け、家族や友人とも離れた所で最後
の時間を過ごしたいという。まぁ確かにこの主人公がもうやる
事無いかも。静かにお眠り下さいって事で、残り2話は何を
するんでしょ?とか思ったら、ジソクが施設に居るのをテフン
が見てしまった。世の中狭いですね。

ヒョン・ジソク (カン・ジファン) 主人公。
コ・ミヨン (キム・ハヌル) 耳の具合が悪い
キム・テフン (ユン・ヒソク)
パク・チョンラン (チョン・ヘヨン) 銀行の支店長娘

パク・トック (キム・ヒョンボム) ジソクの友人
ビョンチャン () ジソクの友人
サンマン (イ・ジェヨン) ジソクの父
ワンボン () ミヨンの父。国語教師
パク常務 () チョンランの父。銀行経営

ジヒ () ジソクの妹
ワルスク () ミヨンの友人・職場の同僚

評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆ (3.0)

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