90日、愛する時間
(2006年、韓国MBC)

脚本/パク・ヘヨン

http://www.bs-j.co.jp/90days/


第16話 天国からのメッセージ


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ジソクの施設にミヨンが訪れているのを知りチョンランは
彼を自宅に連れ戻しに行く。娘と私が居る家に帰りましょう
というチョンラン。愛していることを告げ、ジソクを車に乗せ
る。その様子を心配しながらミヨンが見つめ、その様子を
テフンが見つめていた。
ジソクを連れてきた事に驚きの表情を見せるジソクの母。
ジソクはあそこが良かったのだというと、チョンランは義母
がミヨンに会っていた事を知っていたのだと悟る。二人の
密会のために私ばかりをのけ者にしてと、チョンランは義母
に強い調子で語る。そして私も彼を愛しているのにとして
涙を流した。息子を愛しているのならば施設に戻すべきだと
いう義母。最後の願いを叶えてあげて欲しいという。
そんな時ジソクは容体が悪化し口から血を吐いて倒れてしまう。
自宅に戻ったミヨンは虫の知らせを感じ、ジソクの元に行き
たいとテフンに告げるのだった。
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いよいよ最終回。
最後は完全に間延びするような展開で、見ていて眠くなった。
正直なところジソクが亡くなっていく様子を見ても全然悲しい
とも思えず、私はなんて非情なやつなんだと思わされた(+_+

最後はミヨンの胸で眠るようにして亡くなりたいという展開は
理解するのだが、最後の最後まで気持ちの整理がつかぬまま
そんな展開に突入した感じがしてなんともゲンナリ。
特にチョンランとテフンにはもっと早くに気持ちの整理を
つけさせて見守るくらいの余裕が欲しかった。

最後の最後まで繰り返し似たような展開でチョンランとテフン
を傷つけたと思う。特に意識不明の時に、チョンランが見守って
居る中でジソクの口から"ミヨン"といわせる展開は相当しつこい。

死亡後の展開がまた長い。
韓国ドラマでは意地でも交通事故を盛り込みますって感じに
ミヨンは車に飛び込んでしまった。確か「秋の童話」の最後も
交通事故パターンだったな。

ジソクはチョンランにビデオを残す。
なぜかそれを見ているチョンランは幽霊として見守っているジソク
の存在に気がついてしまう。
こんな俺だが分かってくれと告げ、9年間の結婚生活に言及するの
だが、そんな9年間を全否定したジソクから分かってくれと言われ
て何を分かるのだろうか? あなた私とヘジンの事愛してた?と尋ね
る訳だけど、愛していないって過去のエピソードの中で言ってたし。
チョンランが愛しているといったことが無かった様なことを言って
いたけど、何度も展開上言ってます。

テフンとミヨンの関係もまた不思議だ。
これだけの事をして戻るというのも厚かましい訳だけど、戻って
くれといっているのだから仕方がないか。このシーンの事も考えて
本来ならば生前に関係と気持ちを整理しておくべきだったんだよね。

結局テフンがミヨンに対して主張する台詞はこれまでにも何度も
ミヨンに語りかけていたもの。「めぞん一刻」の五代君の語る台詞
のような展開になれば格好良かったんだけどね。

ヒョン・ジソク (カン・ジファン) 主人公。
コ・ミヨン (キム・ハヌル) 耳の具合が悪い
キム・テフン (ユン・ヒソク)
パク・チョンラン (チョン・ヘヨン) 銀行の支店長娘

パク・トック (キム・ヒョンボム) ジソクの友人
ピョンチャン () ジソクの友人
サンマン (イ・ジェヨン) ジソクの父
ワンボン () ミヨンの父。国語教師
パク常務 () チョンランの父。銀行経営

ジヒ () ジソクの妹
ワルスク () ミヨンの友人・職場の同僚

評価:★★★☆☆☆☆☆☆☆ (3.0)

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